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青チャートIIIの例題216についての解説
- 連続な関数f(x)と正の定数aについて、等式∫[0,a] f(x)dx = ∫[0,a] f(a-x)dxを証明する。
- (1)を用いて、定積分∫[0,a] {e^x / (e^x + e^(a-x)) } dxを求める。
- 解説では、(1)の証明には置換積分を用いていることや、(2)の解法でf(x)+f(a-x)=1を利用していることを説明している。
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定積分の時のdtのtは ∫[0,a] の後からdtまでの内部変数なので、 変数名はアルファベットであれば何でもよいので tをxに変えても(外部変数のxとは違うので)よいのです fのカッコ内の値がいくつでもいいというわけではありません (e^x) / (e^x + e^(a-x)) ={e^x+e^(a-x)-e^(a-x)}/(e^x + e^(a-x)) ={e^x+e^(a-x)}/{e^x + e^(a-x)}-{e^(a-x)}/(e^x + e^(a-x)) =1-{e^(a-x)}/(e^x + e^(a-x)) という変形ができるから f(x)+f(a-x)=1を使うのです そうでなければ使えません (1) t=a-x とすると dt=-dx dx=(-1)dt x=0の時t=a x=aの時t=0 だから ∫[0,a] f(a-x)dx =∫[a,0] f(t)(-1)dt =(-1)∫[a,0] f(t)dt =∫[0,a] f(t)dt =∫[0,a] f(x)dx (2) ∫[0,a] {e^x / (e^x + e^(a-x)) } dx =∫[0,a] {1-e^{a-x}/ (e^x + e^(a-x)) } dx =∫[0,a] dx-∫[0,a] {e^{a-x}/ (e^x + e^(a-x)) } dx =a-∫[0,a] {e^x/ (e^{a-x} + e^x) } dx 2∫[0,a] {e^x / (e^x + e^(a-x)) } dx=a ∫[0,a] {e^x / (e^x + e^(a-x)) } dx=a/2
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- f272
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(1) y=f(x)という曲線とy=f(a-x)という曲線がx=a/2という直線に関して対称だから ∫[0,a] f(x)dx = ∫[0,a] f(a-x)dx が成り立つのです。 (2) f(x)+f(a-x)がたまたま1になったというよりは,f(x)+f(a-x)が1になるような関数f(x)=e^x / (e^x + e^(a-x))を考えたということです。
お礼
非常にわかりやすいご説明ありがとうござます。
お礼
大変なご足労をおかけしすみません!!お陰様でようやくちんぷんかんぷんだったのが意味の理解ができました。 またわからないときに是非ご指導いただければ幸いです。 ありがとうございました。