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声楽教本について

とりとめのない質問ですが,声楽にかかわる方のご意見をお聞かせいただければ幸せです。 1.コールユーブンゲンは,フランツ・ヴュルナーが編纂した3巻本の第一巻だそうですが,他の2巻は  ほとんど見る機会がありません。  何故でしょうか? 2.器楽では多数の練習曲集がありますが,声楽では,コールユーブンゲン以外あまり聞きません。  わたしの知識不足かとも思いますが,何故コールユーブンゲンはこんなに有名なのでしょうか?  他にコールユーブンゲンくらいに活用されている教習本がありましたら,お教えください。 3.コールユーブンゲンは「視唱力を養う教則本」だとお聞きしました。  わたしは声楽を学ぶ上で,視唱力だけでなく,聴音を高める練習も必要だと思うのですが,  この方面の教習本があれば,教えてください。 4.コールユーブンゲンは合唱練習曲ですが,ソロ用の 教習本で,よく使用されるものがありましたら,  いくつか教えてください。(目的も併せ教えていただけると有難いです) 以上,箇条書きで質問をまとめましたが,ご回答は総括していただいて結構です。 よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tomonaka
  • ベストアンサー率57% (171/297)
回答No.1

1.コールユーブンゲンは1巻をしっかりやれば、ある程度の基礎力が付くので2,3巻は必要ないのではと思います。 基礎力が付けば教則本より歌曲を練習した方が力が付きます。 2.4. コンコーネ(CONCONE)、ヴァッカイ(VACCAI)、パノフカ(PANOFKA)でしょうか。コールユーブンゲンよりは歌曲的でピアノ伴奏が付きます。ヴァッカイは歌詞が付いていてイタリア語の発音の習得などの目的もあります。パノフカは他2冊よりは高度な技術を必要とされる教則本です。 3.聴音は問題集などが色々出ているので、それを使って聴きとる力をつけていけばよいと思います。

noname#7207
質問者

お礼

丁寧なご説明有難うございました。

その他の回答 (3)

回答No.4

実際にきちんと調べたわけではなく聞いた話なので、その程度に思っていただきたいのですが、 日本に西洋音楽が入ってきたとき、ピアノ教本としてバイエルが輸入され、それから長い間、日本のピアノ教本としてバイエルが伝統的に使われているように、コールユーブンゲンもそういった経緯を経て、音大受験用に採用されていた面もあったと聞いたことがあります。 逆に言うと、もし受験等でコールユーブンゲンの視唱が課題となった場合、万が一視唱力を十分に付けなくても、コールユーブンゲンの課題をすべて覚えてしまえば、その課題をこなすことができるともいえるのではないでしょうか。 3の、聴音を高める具体的な方法として、ピアノなどでは知っている曲をいろいろな調に移調したり、即興したりする訓練が有効です。そうすると自分の求めている音が実際になんの音かわかるようになるからです。声楽の場合、固定ドで同じように応用することも可能ではないかと思います。

noname#7207
質問者

補足

「固定ド」のお話が出てきたので,ドキッとしました。(^_^;) このことにも,わたしは今関心を持っているのですが,それはまた別の機会にいたしましょう。 「聴音」については,わたしの質問が不適切であった,という思いを持っています。 ♯3さんへの補足をご覧になってください。 ご回答有難うございました。

回答No.3

わたしは、趣味で声楽の個人レッスンを受けているのですが、4の回答として、コンコーネ50番をやり、次にコンコーネ25番をして、いまサルバトーレマルケージをやっています。これらと同時に歌曲や、アリアなどを練習します。コールユーブンゲンは音大受験準備といった感じで習いました。声楽的というより、音取りの練習みたいな感じです。それに比べコンコーネなどの教材は、歌声としての教則本ではないかと思います。 聴音を高めるなら、楽器をやったほうがよいのではないでしょうか。音が聞けても、歌声で思うように音程をだせるのはまた別ですが。 やはり専門の先生に歌声を聞いていただき、指導してもらうのが一番いいと思います。他人に聞いてもらうと、自分では気が付かないことをたくさん指摘してもらえると思います。 以上的外れかも知れませんが、回答させていただきました。

noname#7207
質問者

補足

ご回答有難うございます。 純粋に声楽の勉強に打ち込んでいらっしゃる気迫が,ひしひしと伝わってきます。 現場からの生中継といった感じで迫力があります。(^_^;) 若干補足させていただきますと(言い訳?),わたしが質問で,「聴力」といったのを,みなさん 狭い意味の「聴力」と,おとりになっていらっしゃいますが,わたしが云いたかったのは,視唱力以外の分野・課題・・・という意味で使いたかったのです。 「音楽」を理解する,一流の演奏が出来るようになるために必要な,すべての技術(音楽は技術だけでは ありませんが)を,習得するための手法を全般的にお聞きしたかったのです。 わたしは,ある程度器楽をやっており,(申し遅れてすみません(-_-;)),最近になって声楽の世界に ちょっと足を踏み入れたのですが,器楽に比べて,声楽は練習曲の種類が大変少ないような気がして, 間口が狭いという気がして,お尋ねした次第です。 「良い先生に指導してもらう」のも大切ですが,「自分で努力する」のも,同じくらい重要だと思って います。 ご意見が食い違うところがあるのは申し訳ありませんが,がんばってください。

  • kitanoms
  • ベストアンサー率30% (140/454)
回答No.2

1について コールユーブンゲンは合唱教本で、2巻は2声および3声の同声合唱練習曲集に、3巻は混声合唱の練習曲と古典の名曲集になっています。日本では本来の合唱練習のためというよりは、視唱練習のために使われているので、1巻だけが独立して出版され普及しているのです。 2以下については、No.1の方と同意見ですが、特に聴音練習は、自分で弾いて自分で聴き取るというのでは練習になりにくいので、教則本にはなりにくいのではないでしょうか。

noname#7207
質問者

お礼

大変丁寧なご説明をいただき,有難うございました。 多くの方から,ご回答をいただきましたが,それなりの内容(専門家,経験者,一般人)になっている のを面白く拝見いたしました。 評価点についてはずいぶん悩みましたが,このようにさせていただくことを何卒ご容赦くださいませ。 有難うございました。

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