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止めねじの平先部分の端面形状について
- 止めねじの平先部分の端面形状について問題が発生しています。図面上では平先を指定しているにも関わらず、凹んだ形状の物が納入されています。
- 軸を側面から止めねじの先端で止めるため、凹んだ端面では両側でしか接触せず、圧が弱く緩みが発生しています。
- 平先に関してはJIS規格やねじ用語の中でも明確な公差が記載されておらず、どれだけ平らならいいのか困っています。
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JIS B 1177-1977六角穴付き止めねじによると 「止めねじのの形状・寸法は、表2による。」とあり 表2の中の「平先」の形状・寸法は「付表1による。」と明記さてます。 よって、JIS B 1003を取り出すこともなくJIS B1177-1977で形状・寸法は 決まると思います。 そして、平先の図は平らで描かれているので形状は平らです。 その平らな部分の形状は同規格内の「7.5 表面欠陥検査」で 「表面欠陥の検査は、特に指定がない限り、JIS B1041又はJIS B1043に よって行い、これらが規定する許容限界に適合しなければならない。」 とあります。 そしてJIS B1041の「3.4 しわ」の図の中に「ボルト端面のしわ」は 「許容される」と明記してます。 今回の場合の平先の端面の凹みが、JIS B1041にある「鍛造時にねじ部品の 表面に生じる金属の重なり」に該当するのかどうか(JIS的解釈としても) がJISでの論点となりそうです。 ただ、私個人の解釈ではあくまで「3.4のしわ」は、「ボルト」の端面は通常 位置決め用としての機能を持たせてない部品であり、また製造上でも そのような配慮は特にしなくても良いと思いますが、 六角穴付止めねじの平先は、この平先端面にて位置決めさせることを 機能として持たせている部品であり、そのために平先形状としていると 思いますので、「3.4のしわ」は適用外と思います。 あと、公差は一般公差の解釈となると思います。
「凹ではいけない」規格は知りませんが うちで購入している平先の先端は平らですし、当然設計としても平らなものを要求しています。 JISでは注釈で「くぼんでもよい」とか「わずかにくぼんでもよい」と言うのがありますが、常識的に考えて注釈がないのは「くぼんではいけない」し凸でもだめで「平ら」と解釈するのが普通だと思います。 さほど重要ではない部分を細かく規格化してしまうと加工困難になり業界からクレームがつくのでJISでは明記しないと聞いたことがあります。 「ねじ」以外でも細かい部分は「納入業者との取決めによる」みたいな書き方が多く見られます。JISのもとはISOなのでISO規格にひょっとすると表記があるかもしれません、しかし、あったとしても図面にその規格のねじと明記していなければ、この業者はJISを盾に譲らないでしょうね。 サンプルをもらって確認し、メーカー指定して購入するのが良いのでは? 止めねじですから、それほどコスト差も無いでしょう
お礼
お忙しいところ夜遅くにありがとうございました。 確かに規格でがんじがらめにしては作りづらいですよね。 ご指摘のメーカー指定をするに似通った、メーカー規格(メーカーの検査基準)を参照にするような注記を入れる方向で行きたいと考えております。
お礼
お忙しいところありがとうございました。 仰られる通りにボルトと止めねじでは用途が違うのでしわの規定は無理ですね。 業者に使用用途にあった端面状態の加工を期待するしかなさそうです。