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管用テーパーねじ(JIS B0203)のねじ寸法について
- JIS B0203の管用テーパーねじにおいて、ねじの寸法公差についての記載が見当たりません。
- アメリカの管用テーパーねじ規格ASME B1.20.1では、寸法公差が詳細に規定されています。
- JIS B0203やISO7-1の規格にはねじの寸法公差が明記されておらず、加工時の許容範囲の設定が困難です。専門分野の方の知見をお待ちしています。
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管用テーパーねじは、1/16のテーパーでできていて、計測が困難である。 また、多少、寸法公差が大きくても、構造上問題なくねじ込めます。 また、強度的にもマージンがあり、シール性はテープ使用等でマージン があり、公差的に大まかです。 また、雌ねじの管用ねじを切る場合、 ? 一般加工下穴径 PT1/4;11.0mm 、PT1/2;18.0mm 、PT1;29.5mm ? 試作加工下穴径 PT1/4;10.7mm 、PT1/2;17.6mm 、PT1;29.0mm ? 下穴最小加工深さ PT1/4;21mm 、 PT1/2;25mm 、 PT1;32mm ? 有効ねじ部最小深さ PT1/4;11mm 、 PT1/2;15mm 、 PT1;19mm ? 最小加工山数 PT1/4; 8 山、 PT1/2; 8山 、 PT1; 9山 口元径がテーパー雌ねじで計測不可なので、ねじ部深さと山数で で管理する手法です。 としています。 そして、管用ねじに強度的応力が著しく掛かる場合は、通常のMねじ公差 を用いると注記で内部規定規定していますが、今まで使用した事がありま せん。<ある客先の内部規定です>
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Q1 ねじ加工中にねじ切りチップの磨耗によりねじがやせたりする場合に やはり公差は必要になると思うのですが、いかがですか? A1 管用平行ねじは別として、テーパーねじの特徴は、 ねじ切りチップの磨耗によりねじがやせたりでなく、太ったりする 場合でも32倍(磨耗0.05mmなら、3.2mm軸方向に影響がある)だけで、 ねじ込みに影響はありません。 貴殿の会社は、ねじの入口径を投影機で計測すると云いましたが、 ねじの特徴上、真円にならなく、径で50μmの違いがPT1/4ねじなら ねじ1山(1ピッチ)ズレる事になります。(誤差等々で) さて、色々な事を記述しましたが、管用テーパーねじは、その特性 上、引掛かるねじ山数の管理がわかり易く、簡単であるので、強度 の問題がない場合、公差はあまり重要視してません。 以上が、前回の記述と同じ、小生の見解です。
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アドバイスありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
今JISを読み返してみましたがB0253の付表2のゲージの許容差を ネジの公差と考えるわけにいかないでしょうか。
お礼
アドバイスありがとうございました。 付表2参照いたしました。付表1,2共にゲージを加工する際の寸法ですが、付表4,5で公差が規定されていますね。多分この公差のことをご指摘されていると思いますが、この公差をねじの公差に使用できるかどうかの判断は自分ではわかりかねます。ゲージ製造会社に問い合わせてみます(可能なら)。JISをわざわざ参照していただきありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 比較の対象にしているアメリカ管用テーパーねじ(NPT)もテーパーが1/16で用途も全く同じですが(シール材の使用等)、詳細な公差は規定しているのでJISの同ねじも公差があるべきものと思いました。紹介していただいた雌ねじの加工寸法は弊社の内部規格とほぼ同等です。但し弊社では山数では管理していません。入り口径については弊社では 1/4=13.5 1/2=21.5 1=34 で指定、計測は投影機です。ねじ加工中にねじ切りチップの磨耗によりねじがやせたりする場合にやはり公差は必要になると思うのですが、いかがですか? アドバイスありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。