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幾何公差の基準についての質問
- 幾何公差の基準にねじ山や中心線は選んで良いのでしょうか?ネジ側の平行基準を中心で取るものでしょうか、それともネジ山で取るものでしょうか?この様な場合、どこに基準を設ければよろしいでしょうか?
- 鋼材を鍛造で加工する際に、ネジ部分と□部の上下面との平行度を0.1mm以下にしたい場合、どの基準を選択すればよいでしょうか?中心で取ると測定方法が分からず疑問が生じるが、ネジ山で取ると平行度の測定が可能か不安です。
- 質問者は鋼材を鍛造で加工する際にネジ部分と□部の上下面との平行度を0.1mm以下にしたいですが、どの基準を選べばよいのでしょうか?中心で取ると測定方法が分からず、ネジ山で取ると平行度の測定ができるか心配です。ご教示いただければ幸いです。
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ネジ部に幾何交差を入れる必要性は何なのでしょうか? 精度が必要な場合、ネジとインローを組み合わせるなどします。 ネジはそもそもガタガタなのでそこに精度を求めるのはどうかと思います。 (ガタガタというのはオネジとメネジの隙間があるということです) 構造的な面から一度見直してみてはどうでしょうか?
以下資料、“4.4.8 ねじ部を垂直に組み立てる方法”の図 http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch04/ch04_04.html の様な“ねじ”で、『平行度を0.1mm以下』ですか? さて、一般的に、ねじは、“径方向”と“軸方向”にガタがあります。 因って、平行度0.1mm以下を入れても、使用上意味が無く、精密円筒 ナットをインサートしてねじを間接測定しても、ねじのガタが影響し、 測定がバラツキ、意味がなくなります。 3次元測定機で、ねじ山にフィットした球で測定したら、正確に測定 できるかもしれませんが、実際の使用は雌ねじで行なうため、意味が 結果的になくなります。 実際に必要であれば、ねじの元部分をM8ならφ8h7+M8ナット、M10なら φ10h7+M10ナットで組み合せをして、その部分で芯を合わすか、M8なら φ9h7とφ9H7穴とM8雌ねじの組合せで芯を合わせるかです。 また、最初のアプローチの平行度は、丸物の平行度は結果的に“線”と なり??です。 同軸度で、360°の周囲が0.1mmの振れ、同軸度φ0.1mmとした方が良い と思います。 測定は、電子技術の発達でできない物が少なくなりましたが、使用上 意味のない事を高額測定機でするのは無駄です。
ねじ山の中心線に基準を選んで良いと思います。 実際、三次元測定機でねじ穴のピッチを測定するときは 下記のURLのとおり、ねじプラグを取り付け測定します。 http://www.ito-nckogyo.co.jp/neji.html 従って、この事例を参考にしますと、 今回の製品を測定する場合は ねじ部に対して端面直角を指定しためねじの軸受を作れば、 平行度を測ることができます。
ねじの平行度はなぜ必要なんでしょう。 M20のねじで何かを取り付ける場合は、取り付け面に対してのねじの倒れ 直角度が重要になります。 機構上ねじを使って送り機構などに使用する場合は案内面に対して 平行度が必要な場合もあります その場合もねじゲージなどを使うか、おねじを入れて平行の確認をします。 ねじは下穴の精度が出ていてもタップ加工などで倒れが出ることも有ります。
図面上ではセンターで記入しますが、じっさいでは加工の問題が出てきます。 まず鍛造の四角物をこの公差が加工出来るように加工するのはたいへんなことです。 30角がほしいのであれば30角のとれる丸棒を片方センター出しをしてネジを切り、必要な所だけ30角に加工した方が精度も出ますし、安く出来ます。