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準備的口頭弁論

準備的口頭弁論 と 弁論準備手続き の違いを教えて下さい。 民訴です。

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  • fujic-1990
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回答No.1

 「準備的口頭弁論」というのは、口頭弁論です。  ただ、争点はどこなのかや、証拠(書証や証人)としてどんなものを出すべきか、などを巡って話合い(争いあい)ます。  その証拠がねつ造されているとか、証人がウソを言っているとかの、実際の紛争を巡って争う「本質的口頭弁論」の前段階の口頭弁論です。  口頭弁論、つまり正式な裁判の一過程ですので、公開です。  私が交通事故について争ったときは、法廷で、相手側弁護士を前に、こちらが「診断書を出します。必要ならレントゲン写真をもらってきます」などと申し出たのに対して、相手方弁護士や裁判官から「じゃあ、まず交通事故審査会(正式名失念)に後遺症の何級なのかの認定をしてもらいましょう」「現在の症状を書いた陳述書を用意してください」などと指示を受け、了承しました。  「社長として会社経営もしているので忙しくて、用意が間に合わないかもしれません」と言ったこともありますが、「はい。まだ準備ですから、次回までにということではありません」などと裁判官に言われたこともありました。  これが準備的口頭弁論段階の話です。  同じ「口頭弁論」ですから、法廷内で、原告・被告と裁判官・書記官の4者がいてやる行為ですし、私の場合、ハッキリと「準備的口頭弁論」と「本質的口頭弁論」に区分けされていたわけではありませんでした。「いまから本質的口頭弁論に移ります」などという宣言もないまま、終結しました。  なので、裁判でできること(決定や命令ほか)はいつでもできたはずです。油断していると取り返しが付かないことになったかもしれません。  それに対して「弁論準備手続き」は口頭弁論の為の準備です。「やることは準備的口頭弁論と "ほぼ※" 同じ」だと思いますが、口頭弁論ではありません。  ※証拠に関する決定や、訴訟外でできることができる。  口頭弁論でないので、非公開です。非公開ですが、申し出によって傍聴できる人もいます。

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