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なぜ古典で体の弱い女性に美を感じるのか

出典を忘れてしまったのですが、古典の話の中に、体が弱い女性に美しさを感じている場面がありました。なぜなんでしょうか? この価値観が全くわからないというわけではありません。 私も、体の弱い女性を見て美しいとまでは思わないのですが、似たような感情を抱きます。 ですが、うまくこの感情を言葉に表すことができません。 手助けをしていただけると嬉しいです。 お願いします。

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  • Sakura2568
  • ベストアンサー率42% (2137/5054)
回答No.2

か弱い=助けが必要 その役目を自分が担うことができる すると感謝や尊敬や信頼の目が自分に向けられる。 だから、か弱さにはある種の魅力があるのでしょう。 頑丈な、勇猛な、元気のありあまる人たちの中にいたら 何の役にも立たないかもしれない自分。 しかしか弱い人相手なら自分にこそできる事が明確になり か弱い人からしたら自分は羨ましく、頼もしく、 価値あるものと評価されるでしょう。 そこが他に取り柄のない自分にとって大変心地よいものだという 感覚だと思います。 いくらか弱くても側に医師で過去ラグビー選手で超イケメンでラブラブの恋人がいたらその女性に魅力を感じるでしょうか? 同じくか弱いけど出会いがなく、あなたを見た途端に頬を染める女性がいたら? 自尊心をくすぐるのは後者ではないですか? 庇護欲とプライドを満たしてくれるのが小さくか弱いモノであるのは昔も今も同じだと思います。男も女もあまり変わらないと思いますよ。男は女性にそう感じるでしょうけど女は子供やペットにそれを求めます。対象が違うだけで根本は同じだと思います。

noname#238135
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 自尊心や自分の役目がはっきりと感じられるか弱さに魅力がある。その通りだと思いました。 自分が満たされたいという心理も関係していたのですね。 勉強になりました。 貴重なご意見ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.4

勉強的に言えば「もののあはれ」と「をかし」が古典文学の二大テーマということになっていますが、体が弱いのは「あはれ」のほうでしょう。 以下は自説に過ぎませんが 世界や人生が人間の思うようにならない、どのように栄華を誇っていても、人間という存在が大きな時間の流れの中では自然の一部に過ぎないと自覚させられたとき人は感動するように思います。恋愛なども自分ではどうにもならないものに衝き動かされる自分の中のもの・一個の存在に過ぎない自分、に対する気付きに感動させられるのではないでしょうか。 たとえば平家物語の冒頭は 〈祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風 の前の塵に同じ。〉 方丈記 〈行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。〉 「もののあはれ」 https://kotobank.jp/word/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%AF%E3%82%8C-874213 いずれも人間の宿命的な(肉体的な)「滅び」に美を見いだしている面があります。

noname#238135
質問者

お礼

回答ありがとうございます。お礼が遅れてしまいすみません。 「滅び」というようなはかないことに美を見出しているというのは古典作品を読んでいて思い当たる節がありますね。 勉強になりました。ありがとうございます。

  • ithi
  • ベストアンサー率20% (1972/9602)
回答No.3

f_02 さん、こんにちは。 古典の中では手弱女と益荒男。が理想のカップルだったようです。 手弱女 https://dictionary.goo.ne.jp/jn/135089/meaning/m0u/ 益荒男 https://dictionary.goo.ne.jp/jn/208191/meaning/m0u/

noname#238135
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 手弱女という言葉は聞いたことがあります。 その組み合わせが理想のカップルだとは知りませんでした。 勉強になりました、ありがとうございます。

  • copemaru
  • ベストアンサー率29% (895/2998)
回答No.1

儚いものに美しさを感じるからでしょう。 例えば桜。色鮮やかでもない淡い薄紅色の花びらが、一週間足らずで散っていく様に美を感じるのは日本人の性質なのでしょう。

noname#238135
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 日本で育ち、日本の文化の中にいるうちに自然と培われてきたということでしょうか。 感性となると理屈で説明するのは難しそうですが、納得できます。 違う視点からの意見、とても参考になりました。 ありがとうございました。

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