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『明治維新』の日付についてお尋ねします。
『明治維新』の最大の事件は『王政復古の大号令』だと思います。 ここでは、この『王政復古』についてお尋ねします。 ウィキペディアなどの多くのサイトでは、 1868年1月3日(慶応3年12月9日)となっています。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E6%94%BF%E5%BE%A9%E5%8F%A4_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)#政変の勃発 ところが、 英文では、ウィキペディアを含め、1868年1月4日のものが散見されます。 https://en.wikipedia.org/wiki/Emperor_Meiji#Unrest_and_accession On January 4, 1868, the Emperor ceremoniously read out a document before the court proclaiming the "restoration" of Imperial rule, and the following month, documents were sent to foreign powers: しかも、あたかも事後、形式的に再度宣言を発したようなコメントになっています。 実際、日本では、実質的な行事と形式的な行事が1日ほどずれることはよくあります。 ただ、明治維新は歴史的重大事件ですので、正解はひとつだと思います。 (質問)明治維新の王政復古の大号令は下記のどれに該当しますか。 (1)1月3日が正当であり、1月4日は、間違い。 (2)1月3日に内部で宣言を発し、1月4日正式に外国などを対象に宣言を行った。 (3)その他。 関連の情報は何でも結構です。歴史は素人です。よろしくお願いします。
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- tyr134
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「王政復古の大号令」に関する有力な史料である『法令全書』には慶応三年十二月九日(西暦1868年1月3日)と書いてありますので,1868年1月3日が通説だと思います。 ただ,この『法令全書』は明治政府が作成した点を考慮する必要はあるかと思います。 一応,この原本をスキャンしたスライドが国立国会図書館デジタルライブラリーに公開されています。 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/787948/001 まぁ,素人には何が書いてあるか読めないんですけど…… そこで,下記のサイトがよく経緯が纏まってるように思います。 http://www.tt.rim.or.jp/~ishato/tiri/huken/haihan0.htm 慶応3年10月14日 (太陽暦:1867年11月9日)に徳川慶喜が天皇に大政奉還を願い出て,慶応3年12月9日 (太陽暦:1868年1月3日)に大号令が出されたようです。 これにより,徳川政権は終わり明治政権が始まることとなったようです。 因みに,江戸から東京に名称が変わったのは慶応4(明治元)年7月17日 (太陽暦:1868年8月23日)との事です。 まぁ,一つの有力な史料から読み解ける歴史としてはこれが通説ではないかと思っています。 それよりももっと重要な史料が見つかれば,歴史が色々と書き換わるかもしれませんが,それが歴史の常というものです。 歴史に正解はありませんよ。 あくまでも,有力な史料と史料を突き合わせて「こうっだったんだろう」「いやこうだったんじゃないか」と考証する作業を経て作られる物語です。(storyはhistoryが語源ですし) そして,その物語から何を学び未来に繋げるか。 「歴史とは過去と現代との対話である」は有名な歴史家で政治家でもあったE.H.カーの言葉です。 私は歴史を読むとき,この言葉をいつも頭の隅に置いて考えています。 彼の著書『歴史とは何か』 (岩波新書) 新書 – 1962/3/20. E.H. カー (著), E.H. Carr (原著), 清水 幾太郎 (翻訳) はとても示唆に富む内容です。 一読してみてください。
- Biolinguist
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1月4日とする根拠は Keene, Donald (2002), Emperor of Japan: Meiji and His World, 1852–1912, Columbia University Press. のようですね。 しかし他の項目では3日になっています。 例えばアーネスト・サトウの記述に基づく https://en.wikipedia.org/wiki/Meiji_Restoration#End_of_the_Shogunate では、3日としています。 単なる誤記ではないでしょうか。