- ベストアンサー
擬態は先か後か
擬態する昆虫とかいいますが、その昆虫、その似た植物や昆虫より、先に出現したのですか?それとも後に出現したのですか? 通常は擬態する昆虫は後から出て来た考えられていまるような気がするのですが、どうなんでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
葉っぱそっくりに擬態する虫がどのように現れるかは、以下のように考えられています。 まずもとになる葉っぱが先に存在します。 次にたまたま葉っぱに少しだけ似てる虫が進化によって偶然現れます。 その虫の中でも個体差で葉っぱによく似ている個体とあまり似ていない個体が産まれます。そのうち、葉っぱによく似ている個体は生き延びて、あまり似てない個体は天敵に食べられて淘汰されます。 すると葉っぱによく似ている個体同士が子供を作るためにその子孫はますます葉っぱそっくりになっていきます。その子孫の中でも葉っぱによく似ている個体は生き延びて、あまり似てない個体は殺されてしまう、というのを何世代も繰り返した結果、その虫の種族はみんな葉っぱそっくりになる、というメカニズムであると考えられています。 つまり擬態する虫は擬態対象より後から現れたと言えます。
その他の回答 (4)
- kaitara1
- ベストアンサー率12% (1159/9192)
擬態の対象が出現した後に真似する生物が現れるのは真似だからですが、まねができる能力は対象が現れてから準備されることはないという意味で擬態能力は対象以前からあったということではないかと思います。英国で大気汚染が進んできたら、それまで白かった蛾が次第に黒くなってきたという例が有名ですね。
後からです。 と言うより似てるからこそ生き残り子孫を残せたのでしょう。 この時点で淘汰が働きより似てる物が選別されていくのです。 最初から似ていた訳ではないでしょう。 少しでも似てる物の方が生存率が高くなりより選別されてより似た物が生き残って行くってことです。
- sailor
- ベストアンサー率46% (1954/4186)
擬態などは行動によるものはともかく形態によるものでは、生物そのものの意志によって為される訳ではありませんよね。ある昆虫がある植物などに擬態しているというのは、その擬態が効果を上げて他の生物から捕食される確率が低くなり、その結果として擬態をする方法を会得した、または形状や色彩が擬態である種の生存率が高くなり優勢種となったと考えるのが合理的ではないでしょうか? そう考えると自ずから擬態をする昆虫の方が後という事になりますよね。もし周りの環境が異なれば現在では擬態という防御方法も、まったく意味をなさなくなり他の生物からの捕食の対象として絶滅している可能性もあるわけですから。
- copemaru
- ベストアンサー率29% (895/2998)
物まね芸人は、本家の後から現れます。擬態も同じ事でしょう。 例えば蘭の花に擬態することで有名なハナカマキリは花があるからミツバチやチョウ等を補食することができ、鳥等の補食者から身を隠すことができるのです。 もし逆だったら目立ってしまって、すぐに補食されてしまうでしょう。