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擬態は先か後か
擬態する昆虫とかいますが、その昆虫は、その似た植物や昆虫より、先に出現したのですか?それとも後に出現したのですか? 通常は擬態する昆虫は後から出てきたと考えられているような気がするのですが、どうなんでしょうか?
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そうですが… A"の前にいたB'は擬態のメリットを受けられない、ならばそれは擬態ではない、と思うのですが。 そもそも昆虫は擬態しようとして擬態しているのではなく、他のものと似ているために偶然食べられにくく、増える、それを人間が勝手に「擬態」と呼んでいるだけですから、本物(A")が出てくる前にいる昆虫を擬態と呼ぶことに意味はないと思います。
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- SortaNerd
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同時か後だと思います。少なくとも先という事は普通に考えてありえません。 まず、AとBという種がいたとします。両方とも毒などはありません。食べられ放題です。 その後、Aから突然変異した毒虫A'が出現します。A'のなかでAとは違う模様をもった種A"は、捕食者から警戒されて生き延びます。 ここで、それ以前からBのなかにA"に似た模様のB'がいたとします。A"が出てくるまではなんということはありません。普通に食われます。 A"が出現すると同時に、A"と間違われて生き残るB'が増え、BにかわってB'が子孫繁栄することになります。 または、A"出現の後からB'が出た場合。この場合もB'は生き残るでしょう。 ただ、警戒色の真似は「多少似ていない方が効果的」という調査結果があって、それを考えるとよく分からなくなります…。
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回答ありがとうございます。 >同時か後だと思います。少なくとも先という事は普通に考えてありえません。 私も以前はそう思っていました。 しかし、SortaNerdさんの説明によるとA”の前にB’がいたということを言っているような気がします。ただ、A”が出るまでは、B’は普通に食べられていたというだけで。 B’が擬態としてのメリットを得るのはA”が出現してからですが、それ以前にB’がいてもいいのではないでしょうか?
- PecoPlus
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こんばんは。 ダーウィンの進化論に沿って言えば、擬態昆虫が後と言うことになると思います。 ダーウィンの進化論では、例えば、こんな感じで擬態昆虫が生まれます。 ↓ イモムシがいたとします。 そのイモムシは、天敵である鳥に補食されていました。 鳥は空から、そのよく見える目でイモムシを発見し、食べてしまいます。 この時、まだ、イモムシの形は普通です。 しかし、イモムシは、有性生殖であるため、わずかに個体差があります。 つまり、わずかながら、目立つイモムシと目立ちにくいイモムシがいるということです。 当然、目立つイモムシから鳥に食べられていき、目立ちにくいイモムシが生き残っていきます。 そして、その目立ちにくいイモムシが目立ちにくい子孫を残します。 その子供たちにも、個体差があり、その中でも、さらに目立ちにくい個体が生き残り、子孫を残します。 これを繰り返すうちに、このイモムシはどんどん目立ちにくくなっていきます。 その究極の形が、葉っぱそっくり、枝そっくりの擬態です。 これらのことを考えると、やはり、擬態昆虫の方が、後と言えるのではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 擬態昆虫の方が後ですか。 確かに葉や枝が、葉や枝に似た擬態昆虫を真似るメリットはないですよね。
- arutyunn
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そうですねぇ~似た植物が出てくるまでに、 その植物に似ている昆虫も似ていない昆虫も ごちゃ混ぜでいたという可能性がありますよね。 ダーウィンの進化論によると 先の可能性が高いと思います。 あとから出てきたものも擬態したものだけ 出てきたのではなく似ていないものから突然変異で 出てきて、たまたま擬態だったと考えるのが 普通なような気がします*
お礼
回答ありがとうございます。 ダーウィンの進化論では、先に擬態が出たと考える方が自然なのですか。後から擬態が出たと考えられていたと思っていました。 もし、目的論的に考えれば後から擬態が出たと考えた方が自然ですよね。あの葉に似た形になろうと考えて葉に似た昆虫が出現するとか。
お礼
アドバイスありがとうございます。 擬態は、その擬態昆虫の特徴だけを見てわかるものではないですよね。他の昆虫や植物と似ているから擬態というのであって、ということですよね。 もし、タイムマシンで過去に行き、これから擬態になるであろうという昆虫を見ても、そのとき似ている昆虫や植物がなければ、それは擬態昆虫とはいえないのですよね。 また、タイムマシンで未来に行き、擬態されていた昆虫や植物がいなくなってしまって、それにもかかわらず、運良く生き残っている、かつて擬態昆虫であったその昆虫は、すでに擬態昆虫とはいえないのですね。