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12音技法やセリー技法と文学
12音技法やセリー技法の様な、 小説はあるのでしょうか? あったとしても、ただ支離滅裂な文章であるだけなのでしょうか?
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アンチ・ロマン(Nouveau roman)の作家達でしょうね、ロブグリエやミッシェル・ビュトール等… 或いは其れ以前で、カフカやベケットの三部作の一つ「モロイ」とか… 哲学者ジル・ドゥルーズのカフカ本や「意味の論理学」で扱われた、ルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」には、意味と無意味のリミット領域で、言語は〈セリー〉として表れる、と為れてた様です。 🎹 現代音楽での〈セリー〉や12音技法は、支離滅裂でも出鱈目でもないですね。只、トーナリティー=調性の支配に飽き飽きした時代に、新たに模索された訳です。 若い世代には普通に受け入れられた時代性もある。ヒップホップやambientは、調性など無視した面も有りましたから。 ですから文学の其れも、相応の達成は有ったでしょう。でも普通には読み難い哉。ベケットの作品や文体は、嵌ると面白かったですけどね。戯曲の「ゴドーを待ちながら」は、吉本の漫才コンビが名演を残しており、解り難い程でもないし ◉文学に於ける12音技法〉福永武彦の小説について http://sawyer.exblog.jp/2009610/ 私は一冊しか読んだ事なく、良くは知りません、御参考までに。
お礼
ありがとうございます
補足
ありがとうございます。 調べてみると、アンチロマンは戦後に発生したようで、 無調音楽に近い時期という事にテンション上がりました。 こういう潮流は、他分野を参考にして同時期に発生するものなのでしょうか? シェーンベルクに影響を受けてアンチロマンが発生する、等々。