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12音を不平等に使う作曲技法
12音を平等に使うのがシェーンベルクの12音技法ですよね? そうではなく、例えばドを基音とした場合、一番美しく響くのが1オクターブ上のド、二番目に美しく響くのがソ、次が(多分)ミ、、、、として一番最後に来るのがファ♯、といった作曲技法があったはずなのですが、これに関して詳しい方いらっしゃいませんか?
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それって‘技法’とわざわざ呼ぶような特別なものではなく、単にディアトニックスケール(普通の長・短音階)の事じゃありませんか? これがまさしくおっしゃる様な「基音や属音、下属音といった、その音階上のそれぞれの音に扱いの違いがある音階」で、この事が所謂「(狭義での)調感」に繋がっています。(ただし「調感」というのは何も長・短音階だけに存在するものでもない、という事は言っておきます。) で、12音技法については「ディアトニックから比べると、12音それぞれの価値が平等」という意味でそう形容されているのではないかと。 それについて自分は決して詳しい訳でもないので、「ディアトニック」「ダイアトニック」等でググってみてはいかがでしょうか。 (ただし、12音技法と対極の音階が長・短音階・・って事では決してない事は要注意ですが。 音階は一般に使われているものだけでも、12音技法、長・短音階以外にも山程あります。勿論オクターブ12分割以外(それ以上とかそれ以下)に分割された音階を使った音楽も、古今東西には存在するようです。 長・短音階はそれらの中のほんの一手段でしかない事が以下を見てもよく解るかと思います。以下の音階を試してみると面白いです。 参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%9A%8E ・・・なんとか大まかに12音で表せる音階のみですが。)
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