薬液温度分布の均一化について
この度はお世話になります。
陽極酸化において、処理槽とサブ槽を設け、ポンプ循環(サブ槽から
吸い上げ、処理槽へ噴流し、サブ槽へオーバーフローで還る)しています。
電解発熱や、周囲からの吸熱・放熱、測温抵抗体の感度、追従性、
ヒーターや冷却用熱交換器のオーバーシュートなど様々な条件がある中で、
液温管理を±1度というシビアな条件で行いたいのです。
細かな条件もある中で実際±1度で行えるかということを検証するのは、
ここでは難しいと思います。
ですので、お手数かとは存じますが、どうか液温を均一にするための
手法をいくつかご教授いただければと思います。
よろしくお願い致します。
いまさらながらの補足で申し訳ありませんが、上記の薬液温度分布と±1度という条件につきまして、
A,処理槽内の温度分布を均一にするという課題
B,設定温度に対して、±1度に収めるという課題
C,温度センサーの表示誤差も考慮する
主に上記3点が挙げられると思います。
※例えば、30度±1度に収まるものとすると
A,槽内の温度分布が29.8度のところもあれば30.2度のところもある(±0.2度)
B,ヒーターや冷却機のオーバーシュート、オーバーシュートに関連する温度センサーの応答性と
追従性による槽全体の温度の振れ幅が29.5度~30.5度(±0.5度)である
C,温度センサーの実温度との表示誤差が±0.15度である。
A~Cの誤差を積算すると、0.2+0.5+0.15=0.85で
実際の液温でいうと最大の温度差で、29.15度のポイントもあれば、
30.85度のポイントもあるということになって、±1度という条件に当てはまってくると思います。
理想を言えばの話なのですが・・・。