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簿記1級の為替予約、振当て処理がわかりません。

簿記1級の為替予約、振当て処理がわかりません。 独立処理は問題なくわかるのですが 振当て処理の仕組みがわかりません。(仕訳自体は機械的にできますが) 資金取引で事後予約の場合、 1月1日に借入金をして、2月1日に買いの為替予約をしたら 予約をした時点で、期日に返済するための金額や 当取引での為替差損益が確定すると書かれていましたが なぜ、確定するかが全くわかりません。 予約をしたら、それ以降の 決算日や決済日での直物レート、先物レートは 全て予約時の先物レートになるということでしょうか? 独立処理では 買いの為替予約なので、 予約時のレートよりも高くなっていけば益となると思います。 そしてその益が為替差損益として計上されます。 振当て処理は、 予約時点に、この為替差損益が確定、 益なら前受収益で決算日前後で配分する作業を行うと思います。 疑問なのは、 先物レートが上昇して益が出るかは 期日当日までわからないはずです。 その点では、独立処理の仕組みは理解できます。 しかし、振当て処理では 期日までレートがどうなるかわからないにもかかわらず 予約時の先物レートが決まれば 取引中の損益も決まっています。 期日にならないと損益がどうなるかわからないのに 予約日に取引全体の損益が確定するのはなぜなんでしょうか?

みんなの回答

回答No.3

結局、同じ金額のドルを金融機関と交換しているからです。 つまり、借り入れを行った取引と為替予約を行った取引のドルってドルは同額で交換していますよね?違うのはドル円レートです。ですので、例えば1年後に支払う債務のドルについて、現時点でその同額のドルを金融機関と予約レートで交換する約束をします。そうすれば金融機関から振り込まれたドルをそのまま債務の支払いにあてればいいですよね。金融機関からは予約したレートで振り込まれますよ。 つまり1年後に返済する債務のドルが予約したレートで銀行から振り込まれ、当社も同額のドルを銀行に振り込む必要がありますが、その時外部から調達しようと思うと、その時の直物レートで調達しないといけないでの、ちょうど予約レートと直物レート分当社の損失または利得になるわけですが、振当て処理ではそれを資金取引発生時にすべて外貨建ての債務で吸収しています。ですので、決済時に為替差損益が発生しません。 この記事で別の論点を並行してご覧になると理解が深まるかもしれません。 https://www.eurekapu.com/accounting-bookkeeping/hedge-accounting/kawase03

参考URL:
https://www.eurekapu.com/accounting-bookkeeping/hedge-accounting/kawase03
  • f272
  • ベストアンサー率46% (8620/18438)
回答No.2

独立処理はなぜ独立かと言えば,ヘッジ対象の外貨建金銭債権債務と,ヘッジ手段の為替予約を独立して考える。外貨建金銭債権債務は時価換算して考えるし,為替予約も資産価値のあるものだから時価換算する。 振当処理では,ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務とヘッジ手段である為替予約を,発生の認識時点も異なり相場の種類も異なるのに,一体として考えています。だからこそ特例なのです。そして一体化した取引の評価額は為替予約によって固定され,直先差額は為替予約日から決済日までの期間に応じた金利のようなものとして認識しているのだと思います。

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8620/18438)
回答No.1

> 当取引での為替差損益が確定すると書かれていましたがなぜ、確定するかが全くわかりません。 だって為替予約したのだから,その予約したレートで決済するのですよ。それで確定です。 > 予約をしたら、それ以降の決算日や決済日での直物レート、先物レートは全て予約時の先物レートになるということでしょうか? 違う。そんなものがどうなっていようと予約したレートで決済するのです。

gggamatsu
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 長くなりますが、再度お返事いただければ幸いです。 そもそも、独立処理は市場との差額を為替差損益を期日最後まで厳密にみて 振当て処理は、予約レートが、期日のレートと差額があって市場とのズレで損益が出ていても考慮することなくザックリと見る、 のが、それぞれの処理の考え方ということなんでしょうか? 独立処理では、 為替予約したレートが 期日まで予約レートから上昇するか下降するかを 見届けることが出来るので、 市場と予約レートの差額がわかると思います。 対して、 振当て処理は、 予約日に決めたレートで返済額が確定するので 借入れ時から、予約日までの直々差額と 予約日の直物レートと予約レートの差額を 予約日から期日までの期間で割り振るものだと思います。 結果、予約日に期日のレートが決まるから 取引中の為替差損益が求まりますが、 確定してしまったことで、 独立処理のように期日の直物レートを見届けれないので もし、予約レートよりも期日の直物レートが安くなって 借入金の返済額が少なくなるかもしれない場合もあるかと思います。 そうなった場合は、 自分は他人より多くお金が必要になるので 予約していたレート分と市場との差額分の 損失を計上する必要があるように感じていたのですが そういう市場との差額は度外視して捉えるのが振当て処理、 市場との差額を期日の最後まで厳密に見届けるのが独立処理、 と考えるものなんでしょうか?

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