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塩類細胞について
魚が浸透圧調整のために塩類を排出・吸収する塩類細胞というやつがえらにありますよね? これは何由来、何が発達して出来た細胞なのでしょうか。 魚が浸透圧調整のためだけにある器官だと思うので何から発達してこんな細胞が出来たのか気になります。 解るかたぜひよろしくお願いします。
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個体発生のレベルで言えば、鰓の発生とともに分化した細胞でしょう。外胚葉由来か内胚葉由来かは判りません。 >魚が浸透圧調整のためだけにある器官だと思うので何から発達してこんな細胞が出来たのか気になります。 塩類の調節は、何も塩類細胞の専売特許ではありませんよ。ただし、塩類細胞がその能力が極端に高いということです。 Na-K ATPaseと呼ばれる酵素が、塩類調節の要となるものですが、この遺伝子は基本的にどの細胞も持っています。これを大量に生産するように分化したものが塩類細胞です。元の細胞群の中から、どれが塩類細胞に分化するかは、鰓組織の中での細胞間での連絡によるものと考えられます。 系統進化的にみると、海産硬骨魚類では海水と体内の浸透圧差を調節するために、腎臓だけでは賄いきれない塩類排出(元は腎臓の役目だった)を補うために、たままた外界に最も接す場である鰓の細胞に、その能力を持たせたのでしょう。
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- suiran2
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neuroさんの回答を一部だけ補足します。 鰓にあります塩類細胞は,正しくは「鰓塩類細胞」です。塩類細胞は,エラにのみ有るわけではありません。 軟骨魚類の直腸腺,サケ・マス等の胚期の卵黄嚢上皮等にも見られます。現在研究が始まったばかりですから,続々といろんな部位から発見されるかも知れません。 neuroさんの「たままた外界に最も接す場である鰓の細胞に、その能力を持たせたのでしょう。」という見解は,ですから正しいものと思います。
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えらのみにあるんじゃないんですね!勘違いしてました! どうもありがとうございました!
お礼
なるほどです。 難しいけど、参考になりました! どうもありがとうございました!