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高張液に浸した時の植物細胞の浸透圧について
- 植物細胞を高張液に浸した時、細胞から水が失われて原形質の体積が減少し、細胞の浸透圧は高くなる
- 浸透を受ける側の溶液に加わる圧力は、浸透圧と呼ばれる
- 細胞を高張液に浸した時、浸透を受けるのは高張液の方なのに細胞の浸透圧が高くなるということは高張液に浸している間も細胞は水を排出と同時に吸収?しているのですか?浸透圧が高くなるということは細胞にも水が浸透している…つまり水が入っているし水が出ていっているということですよね矛盾していませんか?
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浸透圧について勘違いをしているようですのでお答えします。 >>高張液に浸している間も細胞は水を排出と同時に吸収?しているのですか? はい。その通りです。 細胞を高張液に漬けた場合、水分は確かに高張液側に移動しますが、同時に高張液側から細胞側にも水分は移動しています。 ただし、水分の移動量は、細胞から高張液へ移動する量が多いので、結果的に水分の総量は細胞から外へ出ていっているように見える、というわけです。 そのため、細胞の浸透圧は上がり、外液の浸透圧は下がるわけです。 単純な一方への移動ではなく、両者は常に押し合いへしあいしている、と考えれば分かりやすいですかね。 つまり、細胞も高張液も両方ともに独自の浸透圧を持っています。 >>水を出して外液の濃度と等しくなったから水が出なくなる これは間違ってます。 水が出なくなるのではなく、出ていく水の量と入ってくる水の量が等しくなっているのです。 いわゆる平衡状態です。 平衡状態とは、一見変化はないように見えて、実は複数の力(圧力、運動エネルギーなど)がぶつかり合いながらも、お互いに相殺している状態を言います。
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- BookerL
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「浸透を受ける側の溶液に加わる圧力は、浸透圧と呼ばれる」という定義の、溶液の相手は純溶媒~細胞の場合は純水~と考えてください。ですから「細胞の浸透圧」とは、「その細胞を純水に浸けたときに純水が浸透しようとする圧力」ということになります。 高張液につけた後の細胞の浸透圧とは、「その細胞をもし純水に浸けたらどれだけの浸透圧を受けるか」という圧力のことで、当然「高張液につける前の細胞を純水に浸けたらどれだけの浸透圧を受けるか」という値より大きくなります。
お礼
お礼が遅れてすいません。 わかりました。 確かにそれなら細胞の浸透圧は高くなってますね。 ありがとうございます。
お礼
お礼が遅れてすいません。 つまり、水分が常に出入りし、高張液に浸した時は、高張液が受ける浸透圧は当然下がり、細胞が受ける浸透圧は外液との濃度が等しくなるにつれて、上がり、±0の所で「見かけ上」は水の出入りが無くなる。そしてその時は浸透圧は等しい。ということでよろしいでしょうか? お答えいただきありがとうございます。