- ベストアンサー
アインシュタインの名言についての質問
- アインシュタインの名言には、質問し続けることの重要性や好奇心の大切さが語られています。
- また、永遠、生命、真実といった絶え間ない探求が必要であることも示されています。
- 一日一日少しずつでも真実に迫ろうとすることが重要であり、神聖な好奇心を失ってはいけません。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
追加の御質問についてです。 古いドイツ語ではbeiをbey、heiratenをheyratenと書いていました。今確認はできないのですが、たぶん20世紀初頭の正書法改定時に廃止されたのではないかと推測します。日本の旧かな旧字体で書かれた作品が現代かな新字体に直されて出版されるのと同じで、ドイツの本を古典文学も現代の正書法に直されて出版されているのであまり見る機会がないと思いますが、19世紀までのものなら今とはだいぶ綴り方が違います。tもthで書いてあるところがたくさんあります。thunとかThal、Muthのような形です。 GoogleBooksについての御質問3.1.の意味がよくわかりませんでした。フレーズ検索ができないという意味ですか? それとも、画面上で文章をなぞってコピーできないという意味ですか? たぶん後者のことではないかと思いますが、フレーズ検索なら左右を“ ”でくくればできます。回答No.1に出した「Vollständige christliche Sittenlehre für den gesammten christlichen Haus- oder Familienstand」という書籍で"Durch einen unehlichen , und noch mehr"というフレーズを検索すると下のように出ます。 https://books.google.co.jp/books?id=ZNlFAAAAcAAJ&pg=PA84&lpg=PA84&dq=mitschwieger&source=bl&ots=DN73K4FvYu&sig=tiOZL4VbWYtTmiMslmyDwcx6qV0&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwj6qeexuNTNAhUFNJQKHYPhB6UQ6AEIOjAG#v=snippet&q=%22Durch%20einen%20unehlichen%20%2C%20und%20noch%20mehr%22&f=false 文字がコピーできないのは、GoogleBooksは著作権フリーのものだけではなく、新しい書籍の一部も公開しているので、著作権の関係だと思います。著作権フリーのものでしたら、右上の❉のようなマークの右側をクリックしてダウンロードすればコピーできます。フラクトゥールで印刷されたものは、PDFでダウンロードした場合はフラクトゥールのままですが、カーソルを当ててドラッグ、コピーしてワードに張り付けると普通のアルファベットになりますし、テキスト形式でダウンロードすると最初から現代のアルファベット表示になります。ただ、フラクトゥールの認識精度はまだ完全ではないので、どうしても読み違いはあります。先ほどと同じ書籍からその方法で一部をコピーして取り出すと、こんな感じです。 Wenn Kajus und Bertha die zwey Ehe leute sind, so heißt im Bezüge auf dem Ehe, manne Kajus der Vater des Weibes Bertha der Schwaher, der Schwiegervater (8ocer); die Mutter der Bertha die Schwieger, die Schwiegermutter ( Socrus ). Und eben so wer« den der Vater und Mutter des Manns Kajus im Bezüge auf das Weib Bertha genannt. Die Eltern des Manns und die Eltern des WeibS heißen Mitschwieger ( Oonloceri , dou- フラクトゥールの文字認識ソフトのことはよく知りませんが、検索するとOCRの無料認識ソフトはあるようです。使ったことがないので、スキャナーを使わなければいけないのか、ネットで入手した画像をそのまま解析できるのかなど、詳しいことはわかりません。今自分で試してみる時間がないので何とも言えませんが、下のPDFの解説ですと、インストールから使用できるようにするまで結構面倒なようです。 https://www.lwl.org/waa-download/pdf/Installation%20OCR%20Software.pdf いずれまた調べてみますが、フラクトゥールの読みだしはまだ完璧にはいかないと思います。フラクトゥールそのものはそれほど読むのが難しいものではなく、数時間~数日読み続ければすぐに慣れます。私はインターネット・アーカイブで古いドイツ語の書物をよく見ますが、フラクトゥールはそのまま読んでいます。フラクトゥールで印刷された書籍も何冊か持っています。 情報言語学研究室もBLOG 鬼火も、ホームページではなくブログですね。私はGoogleの検索で直接それぞれのページに行きついたので、全体がどういうものかはよくわかりません。検索はできます。左側に検索欄があるので、そこにキーワードを入れればよいのですが、注意しなければならないことがあります。情報言語学研究室の場合は、「このブログを検索」にチェックを入れてから「ブログ検索」をクリックしてください。そうしないと、そのブログだけでなく、ネット上の全てのブログに検索がかかってしまいます。BLOG 鬼火の場合は、「キーワードを入力」の欄の上で、「ブログ全体を検索」から「このブログ内で検索」に変更してください。青空文庫は検索欄をそのまま使えばよいのですが、独自の検索エンジンがないのでGoogleの検索に跳びます(ただし、検索範囲は青空文庫に収められている作品のみに絞られます)。
その他の回答 (3)
- Tastenkasten_
- ベストアンサー率98% (339/345)
しばらくお返事がなかったので心配しておりましたが、最近のスレッドでお忙しいらしい様子がわかったので安心していました。 OKWaveはリニューアルのやり過ぎですね。質問者が回答者にお礼をせずに放置する例があまりにも多いので、質問の締切期日を2週間に縮めてほしいという要望が以前から出ています。早く締め切るようにという催促も新しいシステムでしょうか。 先にアインシュタインの方ですが、英語が原文とは気が付きませんでした。こういう場合、簡単に見つける方法があります。ドイツ語文をgoogleの翻訳で大雑把に訳し、その文をgoogleの検索にかけてしまうのです。文は少し多目の方がいいですね。 「It is important that you never stop asking. Curiosity has its own reason for being.」で検索 https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei=dbqVVritJIO-0gSGzYD4DQ#hl=ja&q=It+is+important+that+you+never+stop+asking.+Curiosity+has+its+own+reason+for+being. The important thing is not to stop questioning; curiosity has its own reason for existing. One cannot help but be in awe when contemplating the mysteries of eternity, of life, of the marvelous structure of reality. It is enough if one tries merely to comprehend a little of the mystery every day. The important thing is not to stop questioning; never lose a holy curiosity. https://en.wikiquote.org/wiki/Curiosity Wikiだけでは確実ではないので、上の文をさらに書籍検索にかけて確かめます。同じ文が引用されている書物がたくさんあるので大丈夫です。 https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei=dbqVVritJIO-0gSGzYD4DQ#q=The+important+thing+is+not+to+stop+questioning%3B+curiosity+has+its+own+reason+for+existing.+One+cannot+help+but+be+in+awe+when+contemplating+the+mysteries+of+eternity,+of+life,+of+the+marvelous+structure+of+reality.+It+is+enough+if+one+tries+merely+to+comprehend&hl=ja&tbm=bks もし英語がオリジナルなら、複数のドイツ語訳があるはずと思って確かめたところ、あることはありましたがよい訳ではありませんでした。 https://books.google.co.jp/books?id=WDw39kahCiUC&pg=PT186&dq=wichtig+ist+dass+man+nicht+aufh%C3%B6rt+zu+fragen+albert+einstein&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiHs-7XjffNAhWEEpQKHSSbC784FBDoAQhTMAg#v=onepage&q=wichtig%20ist%20dass%20man%20nicht%20aufh%C3%B6rt%20zu%20fragen%20albert%20einstein&f=false 上の独訳では、英語のoneをなぜかsieと訳しているので、主語が「人」ではなく「好奇心」になってしまいます。 御質問の文に引用されているドイツ語訳が広まっていますが、これも英語の原文とは異なります。特に3番目の文の違いが大きく、これは意訳と言ってよいでしょう。ドイツ語の方は、回答No.1に書きましたように、Geheimnisse vonがかかるのはLebenまでです。これは文法的に必ずそうなります。しかし英語の原文では、contemplating the mysteries of eternity, of life, of the marvelous structure of realityと一続きになっています。そして、mysteriesとあるので、「秘密」より「神秘」の方がいいですね。Contemplatingをbestaunenと訳しているのもかなり大胆です。「熟視する、熟考する」を「驚嘆する」に書き換えていますから。独訳と英文、それぞれ別に訳すとだいぶ違います。 Man kann nicht anders als die Geheimnisse von Ewigkeit, Leben oder die wunderbare Struktur der Wirklichkeit ehrfurchtsvoll zu bestaunen. 人は永遠や生命の神秘、そして現実界の素晴らしい構造に畏怖しつつ驚嘆することしかできないのです。 One cannot help but be in awe when contemplating the mysteries of eternity, of life, of the marvelous structure of reality. 永遠、生命、そして現実界の素晴らしい構造の神秘を見つめるとき、人は畏敬の念を抱かずにはいられません。 そして英語の原文では、最後にThe important thing is not to stop questioningという冒頭の文を繰り返しています。その対応で、文全体が円のように閉じています。この効果が独訳にないのは残念です。 ~~~~~~~~~~ 私も翻訳だけでなく、ドイツでの音楽講習会の通訳をしたことがあります。一番大変だと思ったのは、ある程度の量を話してからきりのいいところで中断して通訳を入れるので、そこまで聞いた話を全部覚えていなければならなかったことです。キーワードだけをメモしながら聞いて、それを見ながら思い出して通訳しました。難しい理論の講義だったので、日本から参加した学生はまず知らないだろうという概念が出てきたときは、「この言葉はみな知らないと思うので私から説明を補足します」というような場面もありました。 ~~~~~~~~~~ 追加の御質問については、字数の関係で改めて投稿します。
お礼
No.3 回答 有り難うございます。 言葉の解釈にのみでなく、検索のやり方など、教えていただき大変助かります。 音楽講習会の通訳は大変だと思います。 人の感情/感覚を理論的に表現し、体系化するのが音楽理論でしょうから。 ご心配を掛けましたが、私は年なりに元気です。81歳です。
- Tastenkasten_
- ベストアンサー率98% (339/345)
訳しやすい形については、もし文としてわかりやすくなり、背後に隠れている意味も考慮した上で特に大きな影響がなければ、肯定形と否定形の書き換えは全く問題ないと思います。アインシュタインのこの言葉に関しては、ドイツ語の関連記事を見て歩いていたときに、人は年齢とともに問うということをしなくなる、というようなコメントを見かけました。子供は何でも知りたがります。しかし、ある程度の年数の人生体験を経た大人は、落ち着くところに落ち着いてしまって、永遠や生命の神秘などということをあまり考えてみようとも思わなくなります。そういうことを考えて、やはり「やめてはいけない」というニュアンスがほしいと私個人は考えました。 アインシュタインのこの言葉は、学生に向けられたものであるらしいことは何となくわかったのですが、詳しいことがわかりません。たぶん講義とかではなく、何らかの機会の講演や談話なのでしょう。「質問」という語は、答えてくれる相手を想定しているときに使う語だと思っています。永遠や生命の神秘について答えてくれる人はいないので、自ら「なぜだろう」と考えること、疑問を持つことだと思います。それで、「問う」の方が自然だと思いました。 manをどう訳すかは、原文が格言なのか、講演、演説なのか、小説なのか、日常会話なのかによって訳し分ける必要があると思います。日本語の場合、「人は」という言い方は話し言葉ではそれほど使わないので、「われわれ」「私たち」の方がよい場合もあります。日本語では必ずしも主語を書かなくてもよいので、逆に省略してしまった方がmanを主語にしたドイツ文の雰囲気に近くなることもあります。最後の文では、manを訳す必要はないと考えて省略しました。日本語の場合、これほど短い文の中で「人は」「私たちは」という主語が間をおかずに繰り返されるのは、ちょっとうるさいなあという判断もあります。 追加回答した方の件についてです。 Mitschwiegerとラテン語のconsoceriの対応は、18世紀のキリスト教道徳学の書物で確認できます。スペイン語のconsuegroは、印欧語の語源*su̯eḱrosの形をよく残していますね。conがドイツ語のmitに対応するわけです。 Vollständige christliche Sittenlehre für den gesammten christlichen Haus- oder Familienstandより 「Die Eltern des Mannes und die Eltern des Weibe heißen Mitschwieger (consoceri, consocri).」 https://books.google.co.jp/books?id=ZNlFAAAAcAAJ&pg=PA84&lpg=PA84&dq=mitschwieger&source=bl&ots=DN73K4FvYu&sig=tiOZL4VbWYtTmiMslmyDwcx6qV0&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwj6qeexuNTNAhUFNJQKHYPhB6UQ6AEIOjAG#v=onepage&q=mitschwieger&f=false ほかには、古い羅独辞典や独仏、ドイツ語‐ボヘミア語辞書などでも確認できますが、どうもMitschwieger、Mitschwäherと同時にGegenschwieger、Gegenschwäherという語もあったようで、両方出ています。 https://books.google.co.jp/books?id=hdBmAAAAcAAJ&pg=PA329&lpg=PA329&dq=consoceri+schwieger&source=bl&ots=-HrYRmGtA4&sig=nAoUbKi8JbGdt4ATWEtYffGQlqk&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwjY_9K39tTNAhXEtpQKHZlBAdMQ6AEIHjAA#v=onepage&q=consoceri%20schwieger&f=false https://books.google.co.jp/books?id=I-NlAAAAcAAJ&pg=PA600&lpg=PA600&dq=mitschwieger&source=bl&ots=1LE4QUljcT&sig=K4mHqsXcGiAdDlhu5iPshY7QRSU&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwj6qeexuNTNAhUFNJQKHYPhB6UQ6AEILzAD#v=onepage&q=mitschwieger&f=false 古代ローマの詩人、マルティアリスの『エピグラム』に、相舅について記してある箇所があります。現代ドイツ語訳では、consoceriはラテン語のままになっています。 Die beiden Familien bleiben so lange miteinander freundschaftlich verbunden, wie die Ehe der Kinder halt; bräche si auseinander, dann wären Munatuis Gallus und der Schwiegervater seiner Tochter keine consoceri mehr. https://books.google.co.jp/books?id=JLzmBQAAQBAJ&pg=PA1363&lpg=PA1363&dq=martialis+epigramme+consoceri&source=bl&ots=QveqnHARlk&sig=__Ki5XxDhc83aaeM6ElYVc_5msM&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwjFoqrX8tTNAhWBN5QKHYubBsAQ6AEISjAG#v=onepage&q=martialis%20epigramme%20consoceri&f=false 詳しく調べていないのですが、どうもMitschwiegerよりもGegenschwiegerの方が多く使われるようになったような気配があります。ドイツ語のWikipediaにも、Gegenschwieger、Gegenschwäherなどの語は出ていますが、Mitschwiegerが出ていません。 https://de.wikipedia.org/wiki/Gegenschw%C3%A4her https://de.wikipedia.org/wiki/Verwandtschaftsbeziehung#Schwieger- https://de.wikipedia.org/wiki/Schw%C3%A4gerschaft#Bezeichnungen_und_Grade ただ、どちらも完全な死語というわけではないようで、地方によって使い分けがあるようです。 gutefrage.netより (1) Bei uns benutzt man dafür das Wort "Gegenschwieger" oder "Gegenschwäger" je nach Sprachkreis. (2) Bei uns heißt das dann: "Mitschwieger" http://www.gutefrage.net/frage/schwaegerschaft-zwischen-mir-und-meiner-freundin 日本語の相舅についても調べていたのですが、件のスレッドをもう一度見たところ、詳しい回答がすでにあったようですね。語源は「相親家」で、「相舅」は当て字のようです。「しゅうと」の語源は「シヒト」、家族のことを「知る人」の意味だそうなので、これとは語源的には関係がないということになります。用例や出典は江戸時代のものだけだったようですが、室町時代の古辞書に載っているほか、さらに古い例として『承久記』があるそうです。 http://club.ap.teacup.com/hagi/1012.html ・・・「承久記」慈光寺本を見ると、広綱と伊賀光季は「相舅(あひやけ)」(光季の息子判官次郎寿王が広綱の娘を妻としていた)であって親しく、まさにこの五月十四日の昼には光季誅伐の情報を耳にした広綱が伊賀に伝えようと彼を自邸に招いて酒宴を開いたとする。 http://onibi.cocolog-nifty.com/alain_leroy_/2013/11/index.html 江戸時代以降の例としては、明治時代、樋口一葉の『別れ霜』に用例があります(第二回の個所)。 ・・・かねては松澤が隆盛をたのみてあやにかけたる許嫁のえにし親なり子なり同舅同士《あひやけどうし》なり不足の品あらば持ち給へ・・・ http://www.aozora.gr.jp/cards/000064/files/55665_54779.html
お礼
アイヤケについて; Tastenkasten さんの機動力にビックリいたしました。一つ一つ評論する力がありませんから、感想ないしは関連質問を思いついた順に述べます。私の投稿から時間が経ち、okwave 当局から、早く閉じるように云われているのです。 0.唐突ですが、追加の小さな質問です。どいつごでは昔、beide を beyde、heiraten を heyraten と書いていましたか。いただいた昔の文献の中に見つけたのですが。 1.GoogleBooks については最近 GutenbergProject より使いやすいと感じておりました。 2.少なくとも、今回ダウンロードされた物については、単語の検索も出来るのでありがたいことです。 3.ご存じでしたら教えて下さい。 3.1.単語検索が出来るのに、文章を書き出すのは文字認識という作業が必要なのは何故でしょう。(単独文字としてのコピーが出来ない。) 3.2.ドイツ文字/フラクトゥールの文字認識するソフトがありますか。別件ですが、アインシュタインの出生証明書を読むのも大変でした。(多分ドイツ語サイトを探せば見つかると思うのですが。) 4.日本の文献サイトも教えて下さいました。 4.1.情報言語学研究室 http://club.ap.teacup.com/hagi/ とはどのようなサイトでしょうか。使い方が分かりません。検索窓も試用しましたが、うまく機能しませんでした。 4.2.BLOG 鬼火 http://onibi.cocolog-nifty.com/ も使い方が分かりません。 4.3.青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/ については、これから使い方を研究します。 と云うことで、遅れた上に、考察不足の文章を並べて失礼いたします。
補足
Tastenkasten_さん お世話になりながら、お礼が遅れ申し訳ございません。 1.アインシュタインの言葉は、彼が亡くなった年 1955年に雑誌 Life に出ていた英語が元のようです。ドイツ語はある意味逆輸入の翻訳とのこと。従って、一語一語に拘っての翻訳は、英語原文を研究した方がよいのかも知れません。私はまだ英文を見ておりません。探していて時間が経ってしまいました。 2.Tastenkasten さんの翻訳への姿勢には敬意を表します。私は、企業間の翻訳、通訳を行った経験があります。少し立場が異なり、通訳が司会者の役を受け持つ。又両者の知識水準を合わせる誘導する。(例えば、もっと易しく話せ。そんなことは分かっているから省略せよ。)などを心掛けました。 文学者の翻訳はまた少し違いますね。森鴎外は、自分の訳文は原作者の文章より上だと云ったようですし、夏目漱石は、I love you, を月は青いからと訳したようです。彼らは原文を全く編曲してしまうのですね。モーツァルトをジャズとして演奏するのでしょうか。 いずれにせよ、大切なことは原文を先ず正確に理解することであること当然です。 3.ドイツ語の man、英語の one、フランス語の on 、の扱いは、考えると面白いですね。まだまだ勉強不足です。 以上、質問のアインシュタイン部分についてのお礼です。 アイヤケ部分に関するコメントは「お礼」の欄に書きます。慌てて沢山書くと間違えますので。
- Tastenkasten_
- ベストアンサー率98% (339/345)
こんにちは。 訳語と訳文に少し問題があると思います。文法的な意味の取り違えも少しあります。 Wichtig ist, dass man nicht aufhört zu fragen. 仕事で翻訳をすることもあるので、少しうるさい話になってしまうかもしれませんが、まず語順はある程度考慮する必要があると思います。Es ist wichtig, dass…ではなくWichtig istと始まっているので、wichtigが強調されます。「大切なのは」と文を始めた方がよいと思います。 nicht aufhörtを否定形ではなく肯定形で意訳されたのは、否定形では訳しにくかったからでしょうか。「やめないこと」というニュアンスはなんとか入れたいですね。「大切なのは問うのをやめてしまわないことだ」「大切なのは不断の問いを続けることだ」など、工夫の余地はありそうです。 「質問」という訳語は、私ならこの場合は避けます。 Neugier hat ihren eigenen Seinsgrund. 「それ自身に存在意義がある」というのは誤訳になると思います。その意味でしたら、Neugier hat ihren Seinsgrund in sich selbst.となるでしょう。Jeder Mensch hat einen eigenen Grund, warum er lebt.(人は誰でも、なぜ生きるかという自分なりの動機を持っている)というような文章を考えるとわかりやすいと思いますが、eigenenは「それに特有の」という意味です。「好奇心にはそれなりの存在理由があるのです」といったところでしょうか。 Man kann nicht anders als die Geheimnisse von Ewigkeit, Leben oder die wunderbare Struktur der Wirklichkeit ehrfurchtsvoll zu bestaunen. 「秘密」を「素晴らしい構造」のあとに置かれていますが、Geheimnisse vonがかかるのはLebenまでです。oderのあとにdieという主格の定冠詞があり、文法的にvonにはつながりませんので、これは誤訳になってしまいます。vonの意味をそこまでつなげるとしたら、oder wunderbarer Strukturとしなければいけません。 もう一つ重要なのは、Wirklichkeitの訳です。Wahrheitなら「真実」、Wirklichkeitなら「現実、事実」です。日常会話では、wirklich、wahr、ともに「本当の」というやや似た意味になるので誤解しやすいです。たとえば、Wirklich? とか、Ist es wahr? とか、Wirklich wahr?(本当に本当?)などの言い方ですね。Ein wirklicher Freund(本当の友人、真の友人)などと言う言い方もあります。しかしWirklichkeitは、基本的には現実に存在するものや起きている現象そのものを客観的に指す言葉で、真実であるかどうかとは直接は関係しません。この場合の「現実、事実」とは、お察しのように物理学が解き明かそうとする物質や現象などの対象物を意味しています。ただ、「現実の構造」「事実の構造」では日本語としてはっきりしませんので、やはり何らかの工夫が必要と思います。とりあえず「現実界の構造」とか、「現在するものの構造」などが思いつきますが、どうでしょうか。 ehrfurchtsvollにはFurchtという語が含まれています。「崇拝」としてしまうと偶像や宗教を連想するので、私なら「畏怖」とします。文脈等を考慮して、「人は永遠や生命の神秘、そして現実界の素晴らしい構造に畏怖しつつ驚嘆することしかできないのです」としてみました。manを常に「人」と訳してよいかどうかという問題もあります。学生に向けて話された言葉のようなので、「私たちは」でもよいかもしれません。 残りの文には問題ありませんが、私が自分で訳すとしたら、「この神秘を、日々わずかでも理解しようとするだけで充分です。この神聖なる好奇心を決して失うべきではありません」とします。 重箱の隅をつつくような回答で申し訳ありません。 **************************** ところで、少し前の御質問で、回答を書きかけたまま投稿しなかったものがあります。Schwager等の語についてです。印欧語の語源については回答が出ていたので、一部のみ抜粋して追加回答させていただきます。 印欧祖語は文字を持たず直接伝わってはいないので、派生語の比較によって再構築されてきました。19世紀前半に、Franz BoppやJacob Grimmによって派生語の共通点の詳細な研究があったのち、1861年にAugust Schleicherが印欧祖語の再構築を試みました。その際Schleicherは、理論的に再建された語の前に、それを示す記号としてアステリスクを付し、それが踏襲されています。ゲルマン祖語、ケルト祖語の再構築でも同じ意味で使われています。 ḱのような記号も、推測されている印欧祖語の音素体系を示すもので、Karl Brugmannという学者による記号です。ケントゥム語群とサテム語群の比較により再建されたもので、ḱならば、無声閉鎖音kが口蓋化したもの、英語のcubeの始まりのkjのような音で、kʷならば円唇化した音、イタリア語のcinqueのquの部分、kwのような音とされています。 https://de.wikipedia.org/wiki/Indogermanische_Ursprache#Phonologie_und_Phonetik まずSchwiegerですが、印欧祖語では*sweḱruh-(= Mutter des Ehemannes、wは半母音でu̯とも表記されるので、*su̯eḱruh-とも書かれます)で、これが古高ドイツ語のswigarと中高ドイツ語のswigerを経てSchwiegerとなりました。 Schwäherの方は、印欧祖語の*su̯eḱros(=Vater des Ehemannes)を語源とし、古高ドイツ語のswehurと中高ドイツ語のsweherを経てSchwäherとなりました。 Schwagerの語源、印欧祖語の*su̯eḱro-の原義は「zum Schwiegervater gehörig(義父に属する)」、ゲルマン祖語では*swégraもしくは*swégraz、古高ドイツ語でswāgur、中高ドイツ語でswāgerとなります。 さらに、Schwesterという語も同じ部類の語らしく、語源は印欧祖語の*su̯esor-です。 これらの印欧祖語の語頭のsu̯e (swe)は、サンスクリットのsvaと同じで、ドイツ語のeigen、英語のownに当たり、誰々自身の、というような意味になるようですので、一語で「舅」、「姑」を表したり、「義理の」という意味が含まれたりしているわけではないようです。つまり、Schwiegerの場合なら、夫から妻を見て、「彼女自身の母」というのが原義ではないかと思います。 Friedrich Kluge: Etymologisches Wörterbuch der deutschen Sprache Schwesterの項参照 https://archive.org/stream/etymologisches00klug#page/358/mode/2up サンスクリットのsva http://spokensanskrit.de/index.php?tinput=sva&direction=SE&script=HK&link=yes Julius Pokorny: Indogermanisches etymologisches Wörterbuch *su̯eḱrū-の項参照 https://archive.org/stream/indogermanisches03pokouoft#page/1042/mode/2up もともとはSchwieger一語で義母を表していましたが、16世紀ごろにSchwiegermutterという複合語が出てきました。この場合、Schwiegerが「義理の」という意味に変わってからSchwiegermutterという複合語ができあがったというわけではないようで、「Unsere Schwieger und Mutter(私たちのSchwiegerにして母でもある)」というような並列的な表現の置き換えの語として成ったようです。義父の方も、SchwäherからSchwähervaterという移行があったようですが、これがSchwiegervaterにとって代わられました。姻戚関係においては、義母というのが重要な役割をしたそうなので、そういう事情が絡んでいるかもしれません。これに倣って、Schwiegereltern、Schwiegertochter、Schwiegersohnなどの語も登場します。なお、グリム兄弟のドイツ語辞典によると、義母を表すSchwiegerという語は、当初「夫に対する妻の母」の方を主に意味していて、「妻に対する夫の母」にはあまり使われなかったとあります。 ************************ このあとにまだ何か書くつもりだったようですが、忘れてしまいました。
お礼
先ずは、お答えのうち附録の方から追加質問いたします。QNo.9183509 Schwager の話です。質問を出した、そのまた発端を申し上げます。超短く話をまとめます。 . 発端;親族間には、親、子供、孫、従姉妹、婿、舅、などと、いろいろな単語があります。では「自分の息子の嫁の親」を何と呼びますか。という会話があったのです。韓国語には、「사돈 = サドン = 査頓」 という言葉があり、日本にも江戸時代には「相舅 = あいやけ」という言葉がありました。この言葉は大阪方言には残っています。17世紀の『日葡辞書』経由で、Aiyaqe = Consogros とポルトガル語を発見。ラテン語経由で、ドイツ語 Mitschwieger にたどりつきました。この間ヘボンさんの辞書、Langenscheidts の羅独字典なども使用した大追求劇でした。前回の質問はその時に利用した語源辞典に書かれていた記号に解説をお願いしたのです。 質問:Mitschwieger というドイツ人も知らない言葉について関連事項をご存じですか。 === 本題に戻ります。 1.語順について指摘されたことは当然と思います。以後、自分でも注意して見直して行きたいと思います。 2.訳しやすい形。今回は特に訳しやすい形を探したのではありませんが、昔からの興味の対象です。論理学で【逆は必ずしも真ならず】と習います。これに対し【対偶は必ず真】です。例を挙げれば、【これは犬です。それ故これは動物です】という文章が訳し難くかった場合、【これは動物ではありません。それ故これは犬ではありません】と訳せば、少なくとも事実としては伝わります。今どうしても、適切な例が思い浮かびませんが、私はこの程度の便法をよく用います。 3.【質問】と【問い】【問いかけ】の差をご指摘いただいて、そのニュアンスの差に気付きました。学校で学生がするのは質問です。一般生活で、不思議に思うことを表現するのは問いかけです。アインシュタインは何をイメージしていたのでしょう。かく言う私は学生の頃から、質問魔と呼ばれておりました。今もご迷惑を掛けております。 4.eigenen = それ特有の;すとんと理解いたしました。 5.Geheimnisse von が掛かる対象。この解説が今回一番の収穫でした。自分でも変だと思いながら、無理に日本語を書いていたのです。Vielen herzlichen Dank. 6.Wirklichkeit と Wahrheit の差。しっかり認識いたしました。 7.ehrfurchtvoll 崇拝か、畏怖か。漫然と辞書を眺め、勝手に訳語を決めてはいけませんね。反省しております。【Furcht という語が含まれています】とは、見事は説得力でした。 8.man の訳。私のフランス語はさっぱりですが。フランス語の on は、私たちと解釈されるときが多いように感じております。 本日の感想はここまでです。助けていただき、大変助かりました。 ==== 追加のご意見どんどんお願いいたします。
補足
有り難うございます。これ以上ない解説をいただきました。 >>重箱の隅をつつくような回答で申し訳ありません。 とんでもありません。重箱の真ん中も隅もつついていただくことを期待しております。 === これから外出いたしますので、明日以降に、しっかり読ませていただきます。 === 語源のお話しも、有り難いことです。 私はラテン語もよく分かっておりませんが、ゲルマン祖語にいたっては、 皆目知識がありません。ゲルマン祖語に関する日本語の本はあるのでしょうか。 ドイツ語や英語の資料を読みこなせるとも思えませんし。
お礼
有り難うございました。 なかなか、完全解決とはならず、かえって、質問が広がります。 一方に於いて、広がった問題自身が新しい知識でもあります。 一先ず終了といたします。 今後ともよろしく
補足
ドイツ語の古い表記法;そんなこともあるなと知っただけで、今後気楽に読めるので、大助かりです。 質問は、【画面上で文章をなぞってコピーできないという意味ですか?】という意味でした。 【、右上の❉のようなマークの右側をクリックしてダウンロードすればコピーできます。】この方法はうまく行きました。GgoogleBooks の取り扱い説明書を自分なりに作ろうと考えているのです。有り難うございました。 【フラクトゥールの文字認識ソフトのことはよく知りませんが、検索するとOCRの無料認識ソフトはあるようです。】ヒマを見て、あまり暑くない日にやって見ます。 【情報言語学研究室もBLOG 鬼火も、ホームページではなくブログですね。】それで、責任者の名前も、団体の連絡先も書いてない理由が分かりました。分かればそれなりに、使えます。 以前に【Schwagerの語源、印欧祖語、ゲルマン祖語、古高ドイツ語、中高ドイツ語】のことを書いて下さいました。ラテン語、ギリシャ語、サンスクリット語を含めて、ヨーロッパ/アメリカのネットでは非常に沢山の資料が見つかること、承知しておりますが、いかんせん実力と根気が伴わずほとんど手を出しておりません。ご助力を得て、少しずつ知識を増やせれば幸いでございます。 実は卒業した学校の数理科学セミナーにOBとして参加しています。呼んで下さる先生に感謝しつつ、老化防止を心掛けているのです。若い人たちは、研究発表をしますが、私は、数分間の関連事項小咄をする程度です。あるときには、有用知識を披露いたします。例えば、GoogleBools の使い方などです。 Gutefrage.net には時々世話になります。あまり使いやすいサイトではありません。しかし、イタリアなどには役に立つサイトが見つからないので、ドイツは日本に似ているなと感じます。