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「かれこれ半かの。」の意味

釘抜藤吉捕物覚書・三つの足跡を読んでいますが、 ・・・釘抜藤吉は、乾児の勘弁勘次を供につれて本多肥後殿の武者塀に沿い、これから八丁堀まではほんの一股ぎと今しも箱崎橋の袂へさしかかったところ。 「のう、勘、かれこれ半かの。」 「あいさ、そんなもんでがしょう。」・・・ 「かれこれ半か」というのはどういう意味でしょうか? 「道のりの半分を歩いた」と解釈しますか? 小説原文:http://www.aozora.gr.jp/cards/000290/files/48052_31609.html

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回答No.2

明の六つ半  日の出30分前の空が明るみ始めるくらいが明け六つ、そこから約1時間後です。 江戸は不定時法ですので現在の5時半ごろだと思います。 http://www4.plala.or.jp/bakumatsu/iroha/mame-jikan.htm 本文を読むと、その先に 「御門を出たのは暗いうちだったが、霽はれて間もない夜中の雨の名残りを受けて、新大橋の空からようやく東が白みかけたものの、・・」 とあり、暗がりのうちにお屋敷を出たがだいぶ明るくなったので、 誰か起きてくるかのしれない、ということでつぶやいたのではないかと思います。 「大分降りやした――気違え雨――四つ半から八つ時まで――どっと落ちて・・」 こっちは夜10時から夜中の2時を指します。 http://www.viva-edo.com/toki.html

pannopan
質問者

お礼

文脈まで考慮して、詳しく解説していただき、ありがとうございました。江戸は今時と違って、不定時法でしたね。

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  • SPS700
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回答No.1

 江戸の時間は、下記のように一日が「とき」(約二時間)に分かれ、その半分が「半」(約一時間)です。ですから、それをさしていて「そろそろ(Xとき)半かの」=X刻+1時間と言う意味ではないでしょうか。  http://www.viva-edo.com/toki.html

pannopan
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございました。いただいたサイトを読み、とても勉強になりました。やっぱり時代背景は大切ですね。

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