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ランダウの記号とマクローリンの定理を用いた関係式の解法
- 質問文章では、ランダウの記号とマクローリンの定理を使用して与えられた関係式を解く方法について質問されています。
- 要約(1): マクローリンの定理を用いて、関数e^xとsinxの近似式を求めています。
- 要約(2): 分子と分母の式変形を行い、近似式を用いて計算しています。
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x →0 のときに、x のべき乗は、べき乗の大きいものほど 0 に収束するのが速いので、ランダウの記号で「一番べき乗の小さい=収束が遅い項の乗数」を示すだけで、無限に続く「さっさと収束する項」を全部「誤差の範囲とみなせるもの」として扱いたいのです。 『マクローリンの定理を使って e^x = 1 + x + x^2/2 + o(x^2) sinx = x - x^3/6 + o(x^4) cos = 1 - x^2/2 + o(x^3) とし(1)』 は、そういう冒頭に書いた理由で無限に続く級数を扱いやすい個数にまとめて書いておくためで、分子(2) と 分母(3) の足し引きで消える項をうまく相殺して、残る項をできるだけ減らしてから進めたい、という意図なのです。 その配慮が (1) までの項の残し方で、それを代入することで、分子(2) = (e^x-1-sinx)(x-sinx) は、 『分子=(x^2/2 + o(x3))(x^3/6 + o(x^4)) =x^5/12 + o(x^5) ------------(2)』 まで簡単な状態からスタートでき(ただし、o(x3)とあるのは o(x^2) の誤記だと思います)、あとは普通に展開したときの、 (x^2/2)(x^3/6) + o(x^2)(x^3/6) + (x^3/6)*o(x^4) + o(x^2)o(x^4) でも、べき乗数が大きいものはランダウの記号でまとめてしまい、 (x^2/2)(x^3/6) + o(x^2)(x^3/6) + (x^3/6)*o(x^4) + o(x^2)o(x^4) = (x^2/2)(x^3/6) + o(x^5) + o(x^7) + o(x^6) = (x^2/2)(x^3/6) + o(x^5) とまで、項を少なく表記してしまうことにし、分母(3) = x(1-cosx)^2 は、 『分母=x(x^2/2 + o(x^3)) =x^5 /4 + o(x^6) ----------------(3)』 の、=x(x^2/2 + o(x^3))^2 の最後の ^2 が抜けてはいますが、それを補って展開すると、 = x^5 /4 + x * o(x^6) = x^5 /4 + o(x^5) とまで、項を少なく表記してしまえます。あとは、分子(2) を 分母(3) で割ると、うまくオーダーが揃っていて、定数になることがわかりやすくなるのです。
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- trytobe
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分母(3) = x(1-cosx)^2 以降の式が間違ってました。 『分母=x(x^2/2 + o(x^3)) =x^5 /4 + o(x^6) ----------------(3)』 の、= x(x^2/2 + o(x^3))^2 の最後の ^2 が抜けてはいますが、それを補って展開すると、 = x{(x^2/2)^2 + 2(x^2/2)o(x^3) + o(x^3)^2} = x{(x^4/4) + (x^2)o(x^3) + o(x^6)} = x^5 /4 + x o(x^5) + x o(x^6) = x^5 /4 + o(x^6) とまで、項を少なく表記してしまえます。あとは、分子(2) を 分母(3) で割ると、うまくオーダーが揃っていて、定数になることがわかりやすくなるのです。
お礼
ありがとうございます
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とてもわかりやすい回答ありがとうございました