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緑色を「あお」と呼ぶ理由
信号の色や青虫、青物など、実際は緑色なのに「あお」と呼ばれているのは何故なんでしょう。
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大和時代・奈良時代の日本語では、色の定義としては基本的な2色しかなかったようです。赤(朱色・橙色・桃色)と青(白~黒の間の色で具体的には青色・緑色・藍色が中心)の2つでした。赤と青は対比として使われており、朱・橙・桃の各色以外のすべてを、白と黒も含めて「青」で示していた時代もあるようです。 ですから、青虫は赤色系でない虫、青物も赤色系でないものというのが本来の意味であり、その対象が黒でも青でも緑でも茶色でも紫でも構わなかったということですネ。 調べなおしてみた結果です。 kawakawaでした。
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- バッハ ダニエル(@Ogacha)
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日本語では古来、かなり広い範囲をさして「あお」とかいっていたようです。 今でも沖縄県の90歳以上ぐらいの方は、黄色のことを「あお」と呼んでおられるそうです。
お礼
えっ、黄色のことを「あお」と? ちょっとびっくりです。
- TCM
- ベストアンサー率44% (81/181)
古代日本語の色彩語は、赤、黒、白、青の4色で、 赤(明)-黒(暗)、白(顕)-青(漠) というように対をなしていたそうです。括弧の中はそれぞれの意味を表していて、明暗はそのまま、顕は「物事のあきらかなさま」、漠はその逆です。言葉はその民族が持つ認識や記憶を反映しますので、古代日本人は色彩よりも別のことに注目していたのかもしれません。黄が現れたのは平安以降、緑も万葉集ではほとんど使われていないそうです。 さて問題の青ですが、青はもともと灰色がかった白を表したようです。そしてさらに色彩としては、青、緑、藍といった領域までもカバーしていたようです。そこから、緑を青と表現したのでしょう。緑なのに「青田」とか「青々とした」というのは、そういう古代日本から続く色彩語の用法なのですね。今でも、青馬は青い馬ではなく灰色の馬を指しますね。私の祖父は、明るいことを「あかい」と言っていました。 古代日本の記憶が、まだ脈々と息づいているような気がしませんか?
お礼
色の歴史はとっても奥が深かったんですねぇ。 勉強になりました。 ありがとうございました。
- kawakawa
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信号機の青信号は、1930年に決められたときには「緑色信号」というのが法律上の名称でした。しかし、一般に定着している「青信号」に修正された経緯があります。 基本的には三原色である青・赤・黄の三つがヒトにとって最も認識しやすいものだからではないかと考えられます。 kawakawaでした。
お礼
「緑色信号」は言いづらいですよねぇ。 修正されて良かった。(笑)
- Pinga
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色彩を表す日本語として最初に「あか」と「あお」が生まれたそうです。「あか」は強い印象を与える色、「あお」は落ち着いた感じの色を指していたとのこと。詳しい話は定かではないのですが、先日テレビでやってました。「みどり」はそれよりかなり後に生まれたのです。
お礼
最初は「あか」と「あお」だけだったんですか・・・。 回答ありがとうございました。
- yosikun
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ごく簡単に言うと、その昔、日本では現在の「緑」も含めて「青」としてました。その名残で、緑を「あお」という言葉が残っているようです。 色の区分は、文明の発達とともに細分化されてきましたが、昔はそれ程多くの区分がなかったということです。 カラーコーディネーターである妻も同様のことを言っていましたので確かな情報でしょう。 以下のページが参考になります。 http://members.spree.com/margy1/q012.html
お礼
ふむふむ、「文明の発達とともに」ですか。なるほど。 URLも参考にさせて頂きました。 ありがとうございました。 奥様にもよろしくお伝え下さいませ。
- Naka
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◆日本語古来の「あお」は、どちらかと言えば、緑に近い色で、西洋文化圏から入ってきた、いわゆる「blue」とは基本的に違う色です。 「blue」は本来は「蒼」とか「藍」に相当する色だと思います。 間違いがありましたらご指摘ください。
お礼
うーん、私には分かりません(笑) ゴメンナサイ。
お礼
わざわざ調べなおして下さったんですね。 2度もカキコして頂いて、ありがとうございました。