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戦前や第二次世界大戦中は花粉症はなかった?
戦前や第二次世界大戦中は花粉症はなかったのでしょうか?
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花粉症を含めたアレルギー症全般が1980年代まではあまり目立ちませんでした。もちろん、なかったわけではないです。でも、今みたいな国民病というほどに広がってはいませんでした。 私が子供の頃だった80年代は食物アレルギーは卵アレルギーがクラスに何人かいる程度で、他のアレルギーはほとんど聞きませんでした。しかも、「食べないから余計にひどくなるんだ。そういうのは食べて克服するものだ」という意見が多かったのです。 世の中の流れが変わったのはいつのことだったか、そばが給食に出てそばアレルギーの子に担任がそばを食べろと強要してショック死したことがあってからでした。あ、ちなみに当時は「好き嫌いをなくす」のも給食の大事な教育的意義だったので、好き嫌いが多い子に無理やり食べさせるというのはどこの学校でも普通に行われていたことでした。 「アレルギーで、死ぬ」ってことがあるんだと世間の多くの人が驚きました。私もまさか死ぬとまでは思わなかった。せいぜい蕁麻疹が出る程度だろうってね。それからアレルギーへの理解が広まるようになったのです。 だけど、私の時代に比べると今の子供たちのアレルギー症の人数の多さと多種多様さは想像を絶するほどです。「そんなにアレルギーがいっぱいあって、何を食べさせればいいか分からないじゃないか」って思う子が割とザラにいますからね。 専門的にいえば、元々は寄生虫対策のために体に備わっていた免疫システムが、寄生虫がいなくなったことによって働き場を失ってスギ花粉のような物質に対して過剰に反応するのが花粉症ですね。戦前や戦後すぐまでは割と日本人に寄生虫はよく見られたので花粉症はごく一部の限られた人の症状でした。
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- tpg0
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こんにちは。 私は、昭和32年当時の小学1年生から「アレルギー性鼻炎」という診断を受けてます。 この、アレルギー性鼻炎は今でいう花粉症のことで昭和30年代頃は花粉症という言葉がなかったです。 また、当時は回虫や蟯虫などの寄生虫検査が毎年ありましたが、寄生虫がいる人は花粉に対する抗体が出来て花粉症にはならないそうで戦前や戦時中の頃も衛生状態が良くなかったでしょうから、寄生虫が湧いてる人は花粉症にはならなかったようです。 勿論、私は寄生虫を持ったことが1度もないので還暦の年齢を過ぎた今でも花粉症ですが、小学1年生の時にアレルギー性鼻炎という診断でしたから花粉症もアレルギー性鼻炎の1つだと今でも思ってます。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- 4017B
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戦前どころかかなり大昔から症例は報告されてますね。文字に記されてる症例として一番古いのは10世紀にまで遡りますので、少なくとも1000年以上前からある病気ですね。中世のイスラム医師であるアル.ラーズィー(ラーゼス)の文献に記載されてます。もちろんこの当時は花粉とアレルギーの関係など全く分ってないので、花粉が飛散する季節になると特有の症状を発する人々が居るが原因はよく分からない~的な感じでした。 その後も花粉症は "謎の病気" として長い間、原因不明だったんですが…1859年にようやく英国医師のC.H.ブラックリーによって花粉が原因になって症状が引き起こされてる事が突き止められましたが、何故その様な症状が出るのか?人によって全く症状が出ない人が居るのは何故か?など、多くの事は謎のままで。本格的な原因究明には20世紀になり、アレルギーのメカニズムが解って来るまで待たねばなりませんでした。 P.S. 中世ヨーロッパでは、干し草を作る農夫に花粉症に似た症状が出る事が昔から知られていたため、長い間俗説として「干し草病」と呼ばれていました。また牧草地で長い時間を過ごし、大量の草花の花粉を吸い込む放牧仕事に従事する人にも多く症状が見られたので、大昔は「牧童の職業病」と思われていました。 日本で花粉症の認知が戦後になってからだったのは、欧州と違って放牧や畜産の習慣が長い間一般的では無く、戦後のスギ花粉症が知られる様になるまで、あまりこの症状が一般的では無かったせいだと思われます。日本で「花粉症」と言う名称が初めて使われ出すのは1963年頃からですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。
日本では確認されていません。と言いますか現在のように社会問題になるほど発生していなかったということです。 医学的な見地から昭和初期に調査されたことはありましたが、花粉とアレルギー症状に関するする調査だけでした。 そもそも花粉症が広く蔓延するようになったのは1960年代以降のことです。 人体のアレルギー反応であることや、症状の経過、原因物質などはある程度解明されていますが、急激に罹病者が増えた原因が正確に分かっていません。 複合汚染説や食習慣の変化などいろいろ説はだされていますが定説がありません。 中には回虫を保持したことがあれば罹病しない、という説もあります。 世界的にはRose fever(バラ熱)Hay feve(夏風邪)などと呼ばれる症状が16世紀以降に確認されています。 これも報告書などから花粉症であっただろうとされていますが、現在の花粉症と同じものであったのかは正確には分かっていません。
お礼
ご回答ありがとうございます。
私の子供の頃は花粉症はありませんでした。 花粉症は1960年頃より、都市化か始ままる頃、道路が土からアスファルトに変わり花粉が 吸着・分解されにくい地盤になり。一度地面に舞い降りた花粉が風に乗り何度も舞い上がり 再飛散する。 都市化による、従来の日本式家屋から、高気密の住宅の普及によるハウスダストアレルギー によるアレルギー体質。 車の普及による、大気汚染など。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- mpascal
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人間には二種類の免疫システムがあり、戦後日本の環境が綺麗になりすぎ、免疫のバランスが崩れ、片側の免疫(花粉に対応する)が、過剰反応しているからだそうです。 http://xn--fsw26rjsfd4gn02a.com/menekiohanasi.html
お礼
ご回答ありがとうございます。
- chiha2525_
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病気というのはモノノケの類と似たところがあって、今まで”正常”であったものが、いつの間にか名前を与えられて”病気”とされたりします。 1000年前の人と今の人とで、遺伝子的にそれほどの違いがあるとは考えられない(おそらく無い)ので、同様の環境では同様の症状を発症してたのでしょうが、肥満なども発症に関わっているようなので栄養状態のあまりよくなかった昔では発症する人も少なく、少数の人たちが”同じ症状”と認識されるよりは、個々人の問題として片付けられていたのでしょう。(発症のメカニズムについては、まだ良く分かっていない部分もあり、排ガスやPM2.5などとの関連も考えられていたと思います。また食物アレルギーの増加などを見るに”アレルギー体質になりやすい環境”になっている原因もあるのでしょうね。)
お礼
ご回答ありがとうございます。
- seble
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花粉症は、花粉が引き金にはなるものの、原因は大気汚染と言われています。 ですから、杉が多くとも、農村、山林地帯には花粉症の人はあまり多くないようです。都市部、ないしそこに長く住んでいた人がなりやすいようで。 なので、昔は個人的なアレルギーはあったでしょうが、明確に花粉症と言えるものはなかったのではないでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。
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