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国民国家は何のために存在しているのですか?
国民国家は何のために存在しているのですか?
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一部の人間の私利私欲の為。 国民の為に仕事しますは嘘で自分の私利私欲が目的。
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- kohichiro
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国民の生存のため、自己の利益を守るのが本来の存在理由でしょう。あくまで国民のためですが、これが逆立ちして国家体制を守るためには国民が犠牲になっても良いという思考がありますがこれは”過剰な国防意識”です。この典型であるあべ一味は憲法を改悪してまで国防強化にこだわります。ま、一種の軍事オタクですね。
お礼
国民国家は「国民の」生存のために存在する、ということですか。 「国民でない者の」生存を等閑視する存在は、その分だけ「公共性」に瑕疵がありそうですね。 回答ありがとうございます。
- 雪中庵(@psytex)
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生物の進化には、個体として強力な種を生む方向性以外にも、 個体間の相互作用を、同機能の個体の競合から分業化による 組織化を生じる方向性もあります。 それは、原始海水中で、酵素分子の相互作用の中で自己合成 性を生じて細胞になり、単細胞生物の生存競争の中で集まって 敵に対する群体から、細胞間の分業による器官の発生によって 多細胞生物としての個体を生み、さらに個体間で分業化=助け 合って社会生命になるまで、一貫した方向性です。 つまり、共通の敵と戦うための群体が封建主義なら、工業化= 分業の発達による組織間の生存競争が、かつて地方同士で争って いたのが国家として戦争するようになった過程です。 人が生きる目的は、物をたくさん所有したり、お金をたくさん 貯める事ではなく、精神的充足感です。 そのためには、お金や出世といった“馬車馬の目の前のニンジン” によって操られ他律的に生かされる(お金をもらうためにイヤイヤ 働く)ようになったのです。 その疑似ジャングルで競い合い、奪い合うよりも、助け合う喜びに 基づいて生きる方が、人生を通算した精神的充足量の最大化に於て、 遥かに大きなものになるのです。 それは国家間でも同じです。 今や、我々の身の回りの衣食住どれも世界中からやって来ており、 個人の生は世界の人々の順調な営為に依存しています。 農業や加工度の低い製造業が生産性の根幹であった時代のように、 武力による土地や資源の確保が国家繁栄の方策であった時代は 終ったのです。 個々人の自由な意識による創造性が、生産性の根幹となった現代、 個人を抑圧する国家主義は、長期的には敗北するのです。
お礼
「個人を抑圧する国家」なんて存在は、恐ろしいですよね。 「個々人の自由な・・・創造性が、生産性の根幹となった現代・・・」とはスペクタキュラーな達観ですね。ワクワクします。 回答ありがとうございます。
- hekiyu
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国民国家が登場するまでは、国家は王侯貴族だけの モノでした。 一般の庶民に、国民、国家、などという意識はあり ませんでした。 それが宗教改革を契機に、国家が国民のモノに なりました。 この国民国家は、国民の総力を結集できるので 強力なのです。 だから、最初に国民国家樹立に成功した欧州が 世界を席巻できたのです。 アジアで最初に成功したのが日本でした。 中国などは大正時代になっても、国民なんて 意識はほとんどありません。 上海人、北京人です。 国民国家は何のために存在しているのですか? ↑ こういう国民国家の強さが世界に知れ渡るにつれ 何処の国も、国民国家を目指すようになります。 つまり国民国家は、国際的生存競争に打ち勝つため、 生き残るために存在しているのです。
お礼
トートロジーになってますが、回答ありがとうございます。
- koosaka
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「国民国家・ネーション・ステート」は19世紀のナポレオン戦争後に登場し、20世紀の第二次大戦後に無くなった、一つの制度です。 ナポレオン戦争以前は「国民」が存在せず、また「国家」と言っても、「王朝国家」、たとえばハプスブルグ家・ホーレンシュタイン家・ロマノフ家・ブルボン家などの国家があったにすぎず、国民を主体とする「国民国家」は存在しませんでした。 そして軍隊と言っても「国民軍」ではなく、王朝国家の「私兵」とか「傭兵」に過ぎませんでした。 ナポレオン軍が強かったのは、それが「国民軍」だったからです。 フランス革命が惹起した時、周辺の「王朝国家」はそれが自国にも波及する危険性を察知して、それを潰そうとしましたが、フランスは「革命を守れ!」というスローガンとともに、民衆が一致団結、「国民軍」を結成、それをナポレオンが史上初めて「徴兵制」を敷き、職業の違いにかかわらず、すべて動員することで、周辺の「王朝国家」の軍隊を打ち破りました。 その結果、周辺の「王朝国家」もナポレオンを真似て、「国民軍」を作る必要を痛感して、「国民の神話」を作為し、それを以って対抗し、逆にナポレオン軍を打ち破りました。 その過程で、単にフランスに限らず、周辺の「王朝国家」は脱皮して、「国民国家」を結成することとなりました。 こうしてヨーロッパはナポレオン戦争を契機として、「国民国家」の時代に突入します。 その後、第一次大戦までの間に、各国の王朝は滅び、国民を主体とする「国民国家」が出来上がります。 その「国民国家」を作るにあたり、国民の「神話」が盛んに作られました。 フランスでは、オルレアンの少女、聖ジャンヌ・ダルクの神話であり、またドイツでは、ジークフリードの神話であり、英国では、アーサー王の神話であり、etc・・・・・ 「国民国家」の時代は同時に「ナショナリズム」の時代で、各国は多民族からなる国家でしたが、それを「国民の神話」を作ることで、一民族・一国家という「幻想」を作為しました。 それが「国民国家」でした。 多様な民族の上に、統一した「国民」がそびえる・・・ 第一次大戦後、アメリカのウィルソン大統領が、民族自決を唱え、一民族・一国家を唱えた時に、その「幻想」が破れて、ヨーロッパは大混乱しました。 アメリカ自体も多民族国家なのに、どうしてウイルソン大統領は民族自決、一民族・一国家などということを唱えたのでしょうか? たぶん、「国民」を「民族」と間違えた、ということでしょう。 ネーションには「国民」とともに、「民族」という意味もありますから・・・・ 時には、「国民国家」を「民族国家」という場合があります。 だから間違えられやすい。 日本も単一民族の「国家」と言われますが、実際は日本は多民族国家です。 小熊英二の「単一民族神話の起源」という本によれば、日本人が単一民族と言われるようになったのは、戦後だと言っています。いわばイデオロギーです。 日本も、明治維新の後、「国民国家」の時代に突入しますが、その「国民」の象徴として持ち出されたのが「天皇」です。 「天皇」はかつての「王朝国家」の君主でしたが、明治維新に際し、実権をもっていた薩長政権は象徴として「天皇」を必要としました。 看板として、名目として、大義名分として、タテマエとして、飾りとして、・・・・・ そして「国民の神話」を作為して「日本は神国である」とか、万葉集・源氏物語を「国民文学」として作為しました。 作られた、作為された「伝統」です。 そういう「神話」を必要としました。 なぜって「国民国家」は戦争をするために必要とされたからです。 「我が国の伝統を守れ!」というスローガンを掲げて、「国民」を一致団結させるために、「国民の神話」が動員されました。 それが万葉集であり、源氏物語でした。 兵隊は万葉集を持参して、それをみんな読みふけりました。 でも、第二次大戦に敗北すると、「国民の神話」はもろくも瓦解しました。 戦争中は「大和魂」なんて言われましたが、今では誰も「大和魂」なんて言う人はいなくなりました。 言ったとしたら、アナクロニズム以外の何ものでもありません。 このように「国民国家」は戦争をするためには、必要でしたが、戦争が無くなると、必要ではなくなりました。 でも、「ナショナリズム」は依然として残っています。 特に、日本など、韓国と中国が、反日デモをしたりすると、「ナショナリズム」が高まります。 互いの職業が違い、ふだんは互いに敵対している市民も、反日デモを見たりすると、一致団結、韓国・中国に対して反日デモに対抗する、反・韓国、反・中国のデモに参加します。 「ナショナリズム」というのは、「国民国家」よりも、根強いのです。 「グローバリズムの時代」と言われて、「ナショナリズム」の時代が終わったかのように言われたりしますが、結構根強いです。
お礼
「戦争をするため」だったのですね。 要するに、戦争がなくなれば、国家は必要がなくなる、ということでしょうか? 回答ありがとうございます。
- catpow
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>>国民国家は何のために存在しているのですか? 国家が存在しない場合、人々は放浪の民であった「ユダヤ民族」のようなポジションになります。 日本人は、ユダヤ人のような強固な宗教も持ってなければ、英語も喋れない人が多いので、日本国が無くなりそうなとき、海外移住するのは、とても難しいでしょう。 学生であれば、仲良しグループからのけ者扱いされて、クラスで孤立するイメージですね。 子育て中のママなら、ママ友グループから、無視される感じでしょうか? 社員であれば、自分だけが上司や同僚から、仕事の情報提供されないとか、失敗の責任を押し付けられるとか。 まともな国家に所属していれば、他国に本人や家族が拉致されたら、国家は、特殊部隊を派遣して、収容されている施設を武力制圧し、拉致した人達を救い出します。 大陸から武器を手にした兵士が本土に押し寄せ、女性たちを強姦したり、財産を強奪されたりするのを、自国の軍隊をつかって阻止して、国民の生命・財産を守ってくれるのが国家の役割です。 そのために、国民は税金を払うのです。 国民の生命・財産を守らない国家は、税金を徴収する権利にたいする義務を果しているとはいえません。 国民を守るために国家は存在します。
お礼
国家には「まともな国家」と、そうでない国家があるということでしょうか? 回答ありがとうございます。
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人間が支配してどうなるかみる為です。
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。