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ベクトルの証明問題(大学受験)
現在、ベクトルを勉強していますが、わからない問題があります。これは、大学受験用参考書に載っている問題です。どなたか、おわかりになる方がいらっしゃれば、教えていただきたいと思います。宜しくお願いいたします。 問題: 平面上に三角形ABCと点Oがある。 三角形ABCの内部にある点Pは、s+t<1,s>0,t>0をみたすs,tを用いて、AP=sAB+tACと表されることを示せ。 s+t<1,s>0,t>0をみたすs,tを用いて、AP=sAB+tACのとき、点Pは三角形ABCの内部にある,というのは、公式として、覚えているのですが、それを示せといわれるとわからず、解答を読みました。でも、どうしてそうなるのか、わかりません。 解答: 三角形ABCがあるとき、BA:QA=1:s,QP:AC=t:1,AC平行QRとなる、PQRをとり、s,tを定めると、 AP=sAB+tACでQR:ACは、BQ:BA=1-s:1 よって、Pが三角形ABCの内部の点であるための条件は0<s<1,0<t<1-s すなわち、0<s<1,t>0,s+t<1(証明終) 私は、「Pが三角形ABCの内部の点であるための条件は、0<s<1,0<t<1-s」というのが、わかりません。それでも、0<s<1は、まだわかるような気がします。でも、0<t<1-sというのは、やはりわかりません。「1-s」は、つまりBQを表すと思うのですが、どうして、tと比べて、0<t<1-sとならないといけないのかがわかりません。 問題の公式が当たり前すぎて、その公式を証明しようとしたことがなかったので、恥ずかしく思います。どなたか、ご存知の方がいらっしゃれば、教えていただきたいと思います。宜しくお願いいたします。
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>BA:QA=1:s,QP:AC=t:1,AC平行QRとなる Qは辺AB上、Rは辺BC上、PはQR上(Qに関してRと同じ側) でいいですか? 辺ACの長さをbと置きますね。 定義からQP=tbです また△BACと△BQRは相似なのでAC:QR=BA:BQ=1:1-sです よって、QR=(1-s)b 図を書けば分かると思いますが、Pが三角形の内部にあるってことは、QP<QRですね。 これと、上に書いた式からtb<(1-s)b よって、t<1-sが導かれます。 0<tの部分は0<s<1と同様です。
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- nabla
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nablaです。 >s+t<1は、どう理由付けすればよいのでしょうか。 s+t<1を変形すると、s<1-tとなります。 いきなりs<1-tの領域を考えるのは大変なのでとりあえずs=1-tという方程式が表す図形を考えてみましょう。するとこれは(1,0)と(0,1)を通る直線だと分かります。 それではs<1-tが一体どの部分をあらわしているのかというと、この直線で分割された領域のうち原点を含む方だと分かります。(実際(0,0)を代入してみると0<1となり条件を満たしています) ところで、goodoさんは1年生か2年生ですか?もし3年生なら「図形と方程式」という単元でこういった感じの領域の話は扱ったはずですよ。
お礼
nabla様、さっそくご回答いただき、ありがとうございました。 なるほど、s<1-tという式だと、その表す範囲が明確ですね。この形に変形するのが思いつきませんでした。 「図形と方程式」という単元だったかどうかは、わかりませんが、確かに習いました。答えを導きだせるような式に変形できるようになることが、重要ですね。 度々のご回答、ありがとうございました。またお聞きすることもあると思いますが、宜しくお願いいたします。
- p-masa
- ベストアンサー率57% (11/19)
AP=sAB+tAC =(s+t){s/(s+t)AB+t/(s+t)AC} (s+t≠0) ここで線分AB上にあり線分ABをt:sに内分する点をQとおくと、 AP=(s+t)AQ ここで、s>0,t>0,s+t<1より 0<s+t<1 よって、Pは線分AQ上の点である。 ゆえに、Pは三角形ABCの内部の点である。 ※1行目から2行目の変換は、入試問題を解く上でも非常に活用範囲の広い変形パターンです。
お礼
p-masa様、ご回答いただき、ありがとうございます。 1行目から2行目の変換は、内分点の公式の逆ですね。私の参考書の解答とは、また、違った解き方でしたが、大変参考になりました。ありがとうございました。 ご回答を読ませていただき、それを理解することはできたのですが、自分で、この解答を思いつけるかというと、まだ解いた問題数が十分でないのでしょう、今の自分の力では、思いつけないな、と反省いたしました。 また、わからない点があれば、質問させていただくと思いますが、宜しくお願いいたします。今回は、ありがとうございました。
- nabla
- ベストアンサー率35% (72/204)
その証明方だと納得させるように説明する自信がないんで、別の方法で証明してみますね。 まず三角形OABを考えてみましょう。 今Oといったのは、このOを原点として座標をとるためで、特に深い意味はありません。 まずOを原点としてOAとOBを基底(要するにデカルト平面*1における(1,0)と(0,1)のベクトルに相当するベクトルです。平面上のあらゆる点は基底の整数倍の足し算(線形結合)であらわされます)とする斜交座標*2を考えます。 すると点Pが OP=sOA+tOBと書けるということは、 この斜交座標において、P(s,t)と書けるということです。 当然、斜交座標とデカルト平面は1対1に対応するので基本的な性質は変わりません。 では、「デカルト平面において原点と点(1,0)、(0,1)に囲まれた三角形内に点Pがはいる条件は?」と考えれば、もちろん答えの条件が出てきます。 *1:デカルト平面とは普段使っている座標のことです。 *2:斜交座標についての詳しい説明は下記URLで。
お礼
nabla様、早速ご回答いただきありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。 このような証明方法もあるのですね。大変参考になりました。ただ、図形を書いて、1>s>0,1>t>0は、すぐにわかったのですが、s+t<1は、どう理由付けすればよいのでしょうか。先ほどから悩んでいるのですが、どう理由付けすればよいかわかりません。明らかすぎるのでしょうか。 もしお時間が許せば、度々申し訳ないのですが、御助言いただけないでしょうか。宜しくお願いいたします。今度は、ご回答いただき、ありがとうございました。
お礼
eatern27様、さっそくお返事をいただきありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。 △BACと△BQRは相似ということは、気づいていましたが、そこから、 「AC:QR=BA:BQ=1:1-s よって、QR=(1-s)b」 へと、考え進めることができませんでした。今、本の解答を、納得することができました。 ご回答いただき、本当にありがとうございました。また、お聞きすることもあると、思いますが、宜しくお願いいたします。ありがとうございました。
補足
>Qは辺AB上、Rは辺BC上、PはQR上(Qに関してRと同じ側) >でいいですか? その通りです。質問させていただくのに、説明が不完全で申し訳ありませんでした。