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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:光リソグラフィー技術について)

光リソグラフィー技術についての質問

このQ&Aのポイント
  • 光リソグラフィー技術について質問です。現在のステッパーでは回折限界以下のパターニングが可能ですが、その理由は特別な原理があるのでしょうか?
  • 回折限界以下のパターニングを実現する光リソグラフィー技術について質問です。レンズでの集光だけでは回折限界を超えることができないはずですが、どのような原理によって実現されているのでしょうか?
  • 光リソグラフィー技術についての質問です。現在のステッパーでは回折限界を超えるパターニングが可能となっていますが、この実現方法にはどのような特別な原理が関与しているのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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noname#11476
noname#11476
回答No.1

通常リソグラフィーの解像度Rをあらわす式は、 R = k1 * λ/NA と表記します。ご質問者が示した式と対比してください。 ここで、k1が重要です。k1には色んな定数が含まれています。2/πもその一つになりますが、それだけではありません。そこで面倒だからこのk1をプロセスファクターと呼んでいます。 ではそれは一体なんなのか? まずまともに考えると、k1 = 2/π として計算した結果のRは何を表しますか? そう、第一エアリーディスク半径ですね。 どういうことかというと、一番初めに光強度が0になるまでの半径ということですね。 でも、リソグラフィでそこまで必要かといえば、必要はないのです。 つまりレジスト材の光に対する反応は非線形です。一定光量以下であればあまり反応せず、一定光量以上ではよく反応します。レジスト材の中には特に非線形性を強くした特殊なものもあります(一般にはあまり使われませんが)。 そうすると実質的にk1は小さく出来ます。 また上記理由から、色んな方法で更にk1を小さくする試みがなされています。 ・位相シフト法...エッジ部を干渉効果で強調するようにしたり、打ち消しあいでレイリーの限界を超えるようにします。 ・輪帯照明  ...照明の仕方を変えることで高次の回折光を有効利用してエッジを強調します。 が代表的なものであり、特定のパターンの解像度を向上させます。 要するに希望のパターンに対して色々干渉効果そのほかを利用して、更にはレジスト特性に対して最適になるような光強度分布をつくり、解像度を上げるという仕組みです。 他にもいくつか手法はあり、超高解像度技術と呼ばれています。 位相シフト法の原理自体は古くから知られていました。 あと、DVDなどについていうと、屈折率が1より大きい物質の中ではNAは1を越えますし、回折限界もより小さくなります。お示しのレイリーの式は屈折率が1の時の式です。 DVDは記録層の手前にプラスチック(通常PMMAを使用する)が使われていることを留意してください。 では。

russ
質問者

お礼

さっそくのアドバイスありがとうございます. 回折限界の式の2/πに関してはレーザがガウス分布を持ち,集光点の幅が光強度の最大値に対して1/e2になるところという認識で書かせてもらいました. しかしこれはあくまで定義であって,実際に露光をするときはこれに依存するということはないということのようですね. レジストの非線形性やk1を小さくするための各種試み等,大変勉強になりました.これからもよろしくお願いします.

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