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光を閉じ込めてまた出す技術
光を閉じ込めてまた出す技術って、あるのでしょうか。ただ、気になっただけですが。 ダンボール箱などの普通の容器じゃあ、光が容器の素材に吸収されてしまうのですよね。 鏡の箱だったら、ふたをしている間、中でいつまでも反射していて、ふたを開けたら、ピカっと出てくる、なんて、できるのでしょうか。
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鏡の反射率、100%ではないですよね? たとえ99.99999とかそれ以上であっても狭い箱だと1秒間に数え切れない回数反射しているわけで、あっという間に減衰してしまうと思います。 鏡を2枚、向かい合わせにすると鏡の中に鏡が写り、その鏡にも中にまた鏡が・・・と、無限に続くわけですが、暗くなっているのが目で見ても分かってしまいますよね。 ところで、レーザーの一部がこれに近いことをやっています。 赤い光を出すヘリウムネオンレーザーですが、管の両側に鏡があり、その間を何度も光が往復しながら光を強めて行きます。鏡、一方の反射をやや弱めにしておいてそこから光が出るようになっています。実際は反対側からもやや弱い光が出ていますが。
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昔からあるのは燐光ですね。波長は少し長波長にずれますが、一度分子に蓄えて再放出させます。 この燐光に限らず原子・分子に一度貯蓄して出す方法は、昔からあるフォトンエコーを初め色んなやり方があります。 単純な閉じ込めということであれば、重力波検出の為の超低損失共振器がミリ秒の単位で閉じ込められます。 あとはこの中間で、相互作用を利用するけど、完全に原子・分子に一度蓄えるわけではないというものですね。(フォトニック結晶の話を始め色々あります) ちなみに普通の鏡はかなり損失があるので、光が沢山往復する過程で急速に減衰してしまいます。 実はこれを利用して、卵の形で内面を鏡にして散乱しないようにし、かつ一箇所のみ穴を開けたものは「黒の箱」といい、理想的な黒いものになります。これを利用して黒体放射を測定しました。
一番最近の成功例は、参考URLに入れた記事だったかと。記事にありますが、Natureの12/11号に記事が載ったそうです。が入手しませんでした。 残念なことに、その記事からの肝心のリンクがたどれなくなっていますが(研究者がネイチャーへ送った投稿記事は、昨年にダウンロードはしてあるんですが、「なにやらブラッグ反射を利用して、どーのこーの」でよくわかりませんでした(泣))。 ただ、飛んできた光の性質を変えずに、短時間ながら一箇所に留まらせるというところが、目新しい成果のようです。 --- この記事に関する、今でも生きている原論文等へのリンクをご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示くださいますと幸いに存じます。
- boson
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反射させて閉じ込めるのではないですが、光のスピードを0にして閉じ込める技術については「日経サイエンス」2001年10月号に詳しい記述があります。 ご参考まで。 http://www.nikkei-bookdirect.com/science/item.php?did=55110 http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0110/light.html
前に誰かが開発したようなことをニュースステーションでやっていたような気がします。 フォトニック結晶というので実現できるようですが、まだ開発段階ではないでしょうか。 http://www.nanonet.go.jp/japanese/mailmag/2004/057a.html
- xjd
- ベストアンサー率63% (1021/1612)
フォトニック結晶を用いて世界最大の光閉じ込め効果をもつ光ナノ共振器の実現に成功 http://www.jst.go.jp/pr/info/info9/ http://www.kuee.kyoto-u.ac.jp/~lab05/jap.html
- kuma-ku
- ベストアンサー率54% (1558/2845)
こんばんは 簡単な例ですが、光ファイバはどうでしょうか? 送出された光が、光ケーブルの中で反射しながら、対向の受光器まで送り届けられる仕組みが、質問されている内容に適当と思いました。