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馬と船
昔、人々の移動手段は馬や船でしたが、どのくらいの距離をどのくらいで進むことが出来たのか想像できずに困っています。 たとえば馬で移動する隊商が100キロ進むにはどれくらいの日数が必要でしょうか?もちろん地形や気象条件によっても変わってくるでしょうが、おおよその目安を知りたいです。 また、船で移動するとしたら、川を100キロ進むのにどれくらいかかるでしょうか(この際流れの速さは無視します)?エンジンなどついていない船です。 どうぞよろしくお願いしますm(__)m
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machirdaさん ヨーロッパと日本では事情が異なると思います。 又一般論ではなくあるグループを具体的に対象とする場合は、そのグループの編成状況も考慮しなければならなくなります。多くの場合、騎馬隊は単独で長い遠征は行わないので、馬の行軍スピードは隊の一番遅いグループのスピードにあわせざるを得なくなります。野営地を設け、そこから騎馬隊だけが攻撃、通商などに出かける場合は、かなりスピードが早くなるでしょう。 歴史の教科書などでは部隊に所属するもろもろの支援部隊は省略されています。食料となる羊や牛を率いて遠征しても、通常無視して、あたかも兵だけが疾風の如く駆けて行ったかの如く描かれます。 ところでお尋ねのケースでは、ある地点からある地点まで要した日数で地図上の距離を割れば平均の一日あたりのスピードが分かるでしょう。資料にそれがない場合は、同時代の似たような旅のケースから推測するしかないと思います。いずれにしても、風待ち(帆船)や天候の回復を待ったり、危険地帯(賊の出没)を避けたり、交易や病気などによるロス・タイムを考慮すれば、馬だからと言って単純に平均スピードは出せないでしょう。馬の利点は人間が歩かなくて良いことと、必要な時に瞬間的にスピードが出あせることであり、全行程を馬のスピードで歩行できるので早いという単純なものではないと思います。
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庶民が馬で移動(旅行)することはなかったと思われるので計算上のことになります。 人の歩く早さ・・・時速4キロ 一日40キロぐらい。 牛・・・人とほぼ同じ 馬・・・時速7キロぐらい。しかし、短距離なら走ることも出来るので平均スピードはもう少し早かったかも。ただし、当時は農耕馬で現在のサラブレッド系とは違うので並足なら人間より少し早い程度だったと思われます。公用で馬を使う人は駅伝制度(16キロごとに替え馬がいた)を利用したので100キロなら6頭乗り継げば軽く一日で到達したでしょう。徒歩なら3日位。 川舟の旅は上り下りや水勢、風のあるなし、船頭の数、などによって条件が変わるので平均値は出せませんよ。 確実なのは下りの場合、歩行スピードよりはるかに早く 休憩時間も少なくてすむので、馬より早かったかも知れません。昔の人の時間感覚は現代人と大きく異なるので 比較してもあまり意味がありません。昔の人は日帰りの距離なら近い、途中で宿泊の必要があれば遠い、この二つの尺度で考えていたはずです。
補足
早速の回答ありがとうございます。 少々補足いたします。 実は中世ヨーロッパにおける「ヴァリャグからギリシャへの道」(バルト海~連水陸路~コンスタンチノープル)と通商、巡回徴貢に興味があって、調べているのです。 ところが当時の資料に具体的に日数が示されているものが見つけられなかったので、時間感覚というよりも物理的に大体どのくらい時間がかかるものなのか知りたいと思い質問させていただきました。 >馬の速度は時速7キロ位…初めて知りました。自転車よりも遅いぐらいというイメージがわきました。
お礼
再度の回答有難うございます。 もちろん馬や船による移動の正確な日数を平均速度から知ることが出来ないというのは百も承知です。何日くらいかかるという計算をするのもナンセンスだと思います。 どういう身分(職業)の者が、どういう目的で、どのようなルートで、どのような気象条件下で、どのくらいの人数で行くか・・・これらの条件がわからなければ(仮にわかったとしても)難しいでしょう。 特に賊が多い地域ですから、そのことも考慮に入れなければいけないのは当然のことです。 この質問をさせていただいたのは、「単に雰囲気を知りたかったから」です。もとよりそこまで詳細に知ることが可能だとは思っておりません。 私は馬に乗ったことも船に乗ったこともないので、いまいちその「雰囲気」というものがつかめません。ただその雰囲気を知るための一つの材料になるかと思ったので質問させていただきました。 >馬の利点は人間が歩かなくて良いことと、必要な時に瞬間的にスピードが出せること この部分は非常に参考になりました。荷物を運ぶことによる体力の消耗を防ぐ、という面でもメリットは多いと思います。