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高校数学II 対数について
高校数学IIで分からない問題があり、質問させていただきます。 以下の式を簡単にせよ。 (1)log2(3)+log4(6)-1/2log8(54) (2)log2(3/4)+log2(√12)-3/2log2(24) 考え方でも教えて貰えれば助かります。お願いします。
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- atkh404185
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対数について、次のような関係式があります。 (この問題に関する関係式のみ書きます) 1. loga(a)=1 2. loga(xy)=loga(x)+loga(y) 3. loga(x/y)=loga(x)-loga(y) 4. loga(x^p)=ploga(x) 5. loga(b)=logc(b)/logc(a) (底の変換公式) loga(x) で、 a は底、 x は真数 といいます。 これらを使って、 (1) log2(3)+log4(6)-1/2log8(54) は log4(6) は、まず、 5 を使って底を 「 2 」 に変えます。 log4(6)=log2(6)/jog2(4) 次に、分母は 4 を、分子は 2 を使って計算していきます。 =log2(2×3)/log2(2^2) ={log2(2)+log2(3)}/2log2(2) 分母は、 1 を使って ={log2(2)+log2(3)}/(2×1) 分子は、 1 を使って =(1/2)×1+(1/2)log2(3) =(1/2)+(1/2)log2(3) になります。 1/2log8(54) は ⇑ (1/2)×log8(54) と判断して計算します 1/(2log8(54))=1÷(2log8(54)) ではないですね? まず、 5 を使って底を 「 2 」 に変えます。 =(1/2)(log2(54)/log2(8) 次に、分母は 4 を、分子は 2 を使って =(1/2)(log2(2・3^3)/log2(2^3) =(1/2){log2(2)+log2(3^3)}/3log2(2) 分母は 1 を、分子は 1と4 を使って =(1/2){1+3log2(3)}/(3×l) =(1/6)+(1/2)log2(3) になります。 したがって、(1) は log2(3)+log4(6)-1/2log8(54) =log2(3)+(1/2)+(1/2)log2(3)-{(1/6)+(1/2)log2(3)} =log2(3)+(1/2)+(1/2)log2(3)-(1/6)-(1/2)log2(3) =log2(3)+1/3 になります。 (2) ですが、 √x=x^(1/2) ・・・・・・(ア) です。 log2(3/4)+log2(√12)-3/2log2(24) は log2(3/4) は、 3 を使って =log2(3)-log2(4) 次に、 1 を使って =log2(3)-log2(2^2) =log2(3)-2log2(2) =log2(3)-2×1 =log2(3)-2 log2(√12) は、 =log2(2√3) と直して、 2 を使って =log2(2)+log2(√3) 1 と (ア) を使って =1+log2(3^(1/2)) 4 を使って =1+(1/2)log2(3) 3/2log2(24) は、 2 を使って =(3/2)log2(2^3・3) =(3/2){log2(2^3)+log2(3)} 4 と を使って =(3/2){3log2(2)+log2(3)} 1 を使って =(3/2){3×1+log2(3)} =(3/2){3+log2(3)} =(9/2)+(3/2)log2(3) したがって、 (2) は log2(3/4)+log2(√12)-3/2log2(24) =log2(3)-2+{1+(1/2)log2(3)}-{(9/2)+(3/2)log2(3)} =log2(3)-2+1+(1/2)log2(3)-(9/2)-(3/2)log2(3) =-(11/2) になります。 log2(8)=log2(2^3)=3log2(2)=3×1=3 の計算は、式を書くのが大変です。 これは、 log2(8)=3 と、してもいいです。 対数の式は、指数の式から作られています。 a^x=y ⇔ x=loga(y) です。 loga(y) ですが、 《 a 》 を何乗すると 《 y 》 になるか、それは 《 x 》 です。 というように、解釈しています。 (⇦ a^x=y の式から) log2(8) であれば、 2 を何乗すると 8 になるか、それは 3(乗) です。 という具合に。 あと、 loga(1)=0 loga(b)=1/logb(a) などの、大切な式があるので、 これらもしっかりと覚えて計算できる(使える)ようにして下さい。
- bran111
- ベストアンサー率49% (512/1037)
(1)log2(3)+log4(6)-1/2log8(54) 底を共通化するというのが原則です。その一般公式は loga(b)=logc(b)/logc(a) 本問ではc=2 log2(3)+log4(6)-1/2log8(54)=log2(3)+log2(6)/log2(4)-1/2log2(54)/log2(8) =log2(3)+log2(6)/2-1/2log2(2×3^3)/3=log2(3)+(1/2)[log2(2)+log2(3)]-(1/6)[log2(2)+3log2(3)] =(1+1/2-3/6)log2(3)+(1/2-1/6)log2(3)=log2(3)+(1/3)log2(2)=log2(3)+1/3 (2)log2(3/4)+log2(√12)-3/2log2(24) =log2(3)-log2(4)+(1/2)log2(2^2×3)-3/2log2(3×2^3) =log2(3)-log2(4)+(1/2)[2log2(2)+log2(3)]-3/2[log2(3)+3log2(2)] =(1+1/2-3/2)log2(3)+(-2+1-9/2)log2(2)=-11/2log2(2)=-11/2
(1) 対数の計算は底をそろえることが大事です.その際に底の変換公式が使われます.何にそろえてもよいのですが,今の場合は底を2にそろえるとやりやすいでしょう.そろえてしまえば,あとは対数法則に従って1つの対数にまとめるだけです.まとめた後で, 6=2×3, 54=2×3^3 (3^3は3の3乗を表します) などを使って,真数を簡単化して行けばよいでしょう. (2) 元々の式がすべて底2でそろっていますので,底の変換をする必要がありません.いきなり対数法則を使って1つの対数にまとめにかかります.そのあとは 4=2^2, 12=3×2^2, 24=3×2^3 などを使うとよいでしょう. 参考になりましたら.
- itaitatk
- ベストアンサー率38% (751/1976)
対数の底をそろえれば解けます