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設備投資の採算性評価時の建設中利息の処理について
設備投資を行う際の採算性評価について、勉強しています。事業開始前の設備の取得、又は建設に伴う借入金の利息については、一般に省略されているケースが多いようです。しかし、投資額が大きい場合には、考慮する必要があると思います。いろんな資料を見てみますと、建設中利息については、「費用・収益対応の原則」から当該年度の費用として計上できないので、資産計上(設備費とみなすということだと理解しています)して、翌年度の事業開始初年度から数年にわたって償却するという方法を取るようです。このことは感覚としては、よく理解できるのですが、この場合、以下の事項が頭の中で整理できません。 1.一般的に、支払利息は、期末の借入残高に対して、翌年度に借入残高×借入金利を支払うものとして、採算性を評価すると思います。したがって、建設中の利息は、事業開始初年度にきちんと支払うことになるので、この分を資産計上してその後に償却するとしますと、二重計上することになるような気がします。このことが矛盾しているように感じます。 2.上記の建設中利息は、B/Sに資産計上されます。すなわち、投資額ということになりますが、建設期間中のキャッシュフローを計算する場合、この建設中利息は投資額の一部としてキャッシュアウトする額として計算すべきなのでしょうか。この建設中利息は帳簿上の数字で、実態としてはキャッシュアウトしないような気がするのですが。 以上、初心者で質問内容が不適切かも知れませんが、どなたか、ご指導をお願いいたします。
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- answer119
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採算性の評価方法はどのような方法をとっているのでしょうか? NPV法やIRR法なら、借入の利息については、割引率の負債コストの中に”レート”のかたちで反映されていますので、キャッシュフローの中に”金額”として反映させる必要はありません。 財務諸表を作成する財務会計と、投資案件の採算性評価などをする管理会計とは考え方や計算手順が異なりますので、そこは分別して考えましょう。
- yosifuji20
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1.資産計上するということは、利息の支払い時に 建設利息(資産)9999/現金 9999 という仕訳を起こします。 従って同じ仕訳を継続する限りは費用としての利息は発生しないので二重にはなりません。 2. 借入金の利払いの条件にもよるのですが、通常は金融機関からの借り入れでは毎年李払いをするのは普通でしょう。そのばあいは1の仕訳で現金が減りますからキャッシュアウトになります。 もし最初の数年間は利払いもない場合は上記の仕訳は 建設利息(資産)9999/未払利息 9999 となり、キャッシュアウトになりません。 利払い日が来た場合は 未払利息 9999/ 現預金 9999 という仕訳になり、このときにキャッシュアウトになります。 利払いの実態に合う仕訳をすれば、その様な矛盾は生じません。