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陵戸の人が何故被差別とされたのか?
陵戸の人が何故被差別とされたのか? 5色の賤に含まれるからとか、死に関わるからといわれますが、元来非常に神聖であろう陵を守る仕事ならば、相当に神聖な人々の筈です。5色でなく4色にすれば済む筈です、どうせ誰も知らない訳ですから。又陵は死と関係なく寧ろ永遠の命の場の筈です。 よって、一般に言われる事が全く理解出来ないのです。
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441moeさん、こんにちは。 どうやら、徒刑という刑に処せられた罪人を当てていたようですね。もともと日本では昔から死は穢れということでしたので、忌み嫌われていましたから、当初は刑罰として天皇・皇族の墳墓の管理を行っていたようですが、養老律令ができた段階で正式に賤民になったようです。ただ、賤民の中では待遇はよかったようです。 詳細は下記のURLを参照ください。 陵戸 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B5%E6%88%B8
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>陵戸の人が何故被差別とされたのか? 大化改新の際に良賤制と呼ばれる制度が定められ、後に整備された大宝律令などの国家制度の中にその一つとして稜戸と呼ばれる階層が定められ、罪人がそれに当てられた、という史実が存在していることが確認されている、ということだけの話です。 良賤制は当時先進国であった中国の制度を模して定められたとされています。 賤という階層に区分されていた結果、良という階級に所属する人達から自分達とは違う階層に属する人として区別されて蔑視されていたという事実があったということです。 平安時代に朝廷に仕える公家階層の人達が、武力闘争を生業としていた侍を蔑視していたという事実が存在していたというのと同じです。 参考 良賤法 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/良賤法 陵戸 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/陵戸 五色の賤 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/五色の賤 蛇足 ご質問が生じた論拠として 「元来非常に神聖であろう陵」 「陵は死と関係なく寧ろ永遠の命の場の筈です。」 と二点挙げられておられますが。このお考えの元となったのはどのような事柄や文献からでしょうか。 命なるものが永遠に留まりなおかつ留まる特定の場所がある。という思想が当時存在していたとお考えでしょうか。 古事記に記載されている伊弉諾、伊邪那美のお話とはどのような関係があるとお考えでしょうか。 参考 イザナギ - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/イザナギ イザナギとイザナミのお話(黄泉国・古事記) - nifty homepage2.nifty.com/matsue-jo/matue_itou/izanagi_izanami_epi... 質問者さんとは異なる思想や価値観に基づいて制定された制度であれなんであれ、結果としてそのような制度が生まれて継承された歴史的な事実があることに何か問題があるとお考えでしょうか。 解釈の問題とは全く別な問題ですので誤解なきように願います。 上記の各サイトにもありますように、この制度や区分も時々に変化していたという史実が今日まで伝わっています。 歴史は現代のご自身の価値観を基準にして見ますと誤解や混乱が生じますので御注意願います。 歴史を見るときには時間軸の横から見ろ!というのはこのことを指しています。 律令時代は民主主義ではなかったからケシカランといわれてもどうにもなりません。 現代の価値観や制度の正当性を歴史的な経緯に求めるのは、中国や韓国などの儒教思想に基いた考え方です。 中国では天命、革命などという思想に基いて、王朝が替わる度に自己の王朝の正当性を証明する唯一絶対な論拠ととして歴史書なるものが作られました。 王朝が替わる度に歴史が書き換えられていたとお考えになられても差し支えはありません。 日本で称する儒教と中国や韓国で取り扱われている儒教とは異なりますので御注意願います。 中国では宗教の一つとして位置づけられています。 現代の差別思想の正当化に歴史的な根拠を求めること自体が無意味で、それに対して歴史的な根拠に基づいて反論することも無意味であり、いずれも不毛の議論となりますので御注意願います。
- chiha2525_
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元来、日本では、死はケガレであり、黄泉の国に近いところです。 神聖とかなんとかは後から入ってきたものです。 そういえば、キリスト教的には、教会は神聖な場所であり幽霊や化け物・魔物などは近寄りがたい場所なのですが、お寺や神社というのは、逆にそのようなものの巣窟だったりしますね。面白いものです。
補足
お産も産穢として忌み嫌われますが何故でしょう?血を見るから、とか古来非常に死産母体死が多かったと言いますが、納得できないのです。 死穢、産穢共に古来からの言葉なら不可思議です。