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陵戸、神人?

7世紀以降、陵戸、神人と称される方が差別対象になったのか理解できません。 多くの文献では、律令制、仏教普及、ヒンディ教の考えの流入など記載されているのですが、 埋葬者に近い存在であったり、汚れを浄化する特殊能力者であった人々の立場逆転しているようです。全く根拠無き個人的想像では、7世紀までの支配者と、以降の支配者が入れ替わったのでないかと思います。 研究資料または客観的な判断お願いします。

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回答No.1

差別対象なのかどうかわかりませんが、支配階層、被支配階層(納税や軍役などを負荷される人々・良民)の他に、奴隷状態の人々(特別の目的を達するために使っている人々・「陵戸〔りょうこ〕、官戸〔かんこ〕、家人〔けにん〕、公奴婢〔くぬひ〕、官奴婢〔かんぬひ〕、私奴婢〔しぬひ〕)がいて、その奴隷状態の人々は被支配層(良民)でもないから、賤民という区分になるのではないでしょうか。 http://www.sol.dti.ne.jp/~hiromi/kansei/e_taihoyoro.html#GoshikiSen http://kotobank.jp/word/%E9%99%B5%E6%88%B8%EF%BD%A5%E5%AE%88%E6%88%B8 http://kotobank.jp/word/%E7%A5%9E%E8%B3%A4 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E4%BA%BA 個人的能力で仕事をわけているのではなくて、用事をさせるために使っている人々(一種の奴隷)という意味なのでしょう。   なお、仏教の影響かもしれませし、それ以前からの感覚かもしれませんが、死とか死体とかたとてもいやなことと思われていたようです。 宮廷では死が近い付いたら宮廷から追われていました。源氏物語でも桐壺更衣は死期が近いと思われれば追い出されます。 僧侶は葬儀には関わらないものでした。 死や死体に関わることは避けるべきことというのが常識でした。 しかし死体処理や墓守は必要ですから、そうした専門従事者をこしらえて生涯の専門職、子もその仕事をすることにしたのでしょう。  神事は重要ですが、その神事の準備や片付け、社の維持などに関わる日常業務は賤民にさせたのでしょう。 良民にこの仕事をさせたのではうまくいかないのであれば、専門奴隷をこしらえてその子にも同じことをさせるのがよいと考えられたのだと思います。