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「お気遣いありがとう」と「ご配慮ありがとう」の違い
日本語を勉強中の中国人です。「お気遣いありがとうございます」と「ご配慮ありがとうございます」の違いは何でしょうかか。どのように使い分けておられますか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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不動産賃貸業を営んでおります。 賃借人がお歳暮などを贈ってくれた時、「いつもお気遣い頂いて、恐縮です」「お気遣い、ありがとうございます」とお礼の電話をしますが、「いつもご配慮頂いて、恐縮です」「ご配慮、ありがとうございます」とは言いません。 また、賃借人から「弊社、5年連続の赤字決算のため、仕入れ先に値下げのお願いをしております。御社におかれても、家賃等について特段の『ご配慮』を賜りますようお願い申し上げます」という、家賃値下げのお願いが来る場合もあります。 この場合、「・・・ 家賃等について特段の『お気遣い』を賜りますよう・・・ 」とは言いません。 つまり、「自発的に、相手の気持ちや事情を思いやる気持ち」が、「気遣い」です。「損か得か」という問題ではありません。「思いやりの気持ち」が問題です。 気遣いを受ける側が、「気遣いしてくれ」と要求できるものではありません。 それに対して、「配慮」は「思いやり」があってもいいのですが、思いやりなんてなくてもOKです。上記、家賃の値下げのように、相手に対して「配慮」を要求することもできます。(余談ですが、高いレベルの配慮を『ご高配』と言います) 「値下げを拒否して退去されて、家賃収入がゼロになるよりは値下げした方がいいかな」という「損得」計算をした結果値下げしたのであっても、それは相手の事情に「配慮」したことになります。 したがって、配慮を求められて家賃を下げた場合のお礼は「ご配慮ありがとうございました」です。 それに対して、値下げを頼まれもしないのに、例えば客数の減少などを見て、「いまの家賃ではかわいそうだな」と思って、自発的に家賃を値下げするのは、「気遣い」です。 したがって、やさしい気持ちで値下げした場合のお礼は、「お気遣いありがとうございました」です。
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- ゆのじ(@u-jk49)
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現象として表れたものが「心遣い」等を示す言葉だけだったら、それは、「お気遣い」になる。一方、言葉ではなく、実際に何らかの恩恵にあずかる事柄を実施、実行された場合、それは「ご配慮」になる。 気遣いは言葉でできるし、配慮は実際の行動を伴うということ。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。
- raiden787
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どちらも同じ意味です。 配慮=気遣い 「お気遣いありがとうございます」は主に日常の場での会話の時に使います。 「ご配慮ありがとうございます」は「お気遣い~」より真面目で堅苦しい言い方です。ビジネスの場や文章ではこちらを使います。 ただし「お気遣い~」も日常の言葉としてはかなり丁寧な言い方です。 仕事の時は基本的には「ご配慮ありがとうございます」を使いましょう。 ただ、「ご配慮ありがとうございます」よりも「ご配慮いただきありがとうございます」「ご配慮くださりありがとうございます」というほうが多いように思います。 「ご配慮いただきありがとうございます」=自分から相手に何かを頼んで、やってもらった時に使う。 「ご配慮くださりありがとうございます」=相手が自発的に何かをしてくれた時に使う。 という違いがあります。 でも「ご配慮ありがとうございます」も不自然ではありません。 質問文について、「~の違いは何でしょうかか。」←「か」が二つになってます。正しくは「~の違いは何でしょうか。」ですね。たぶん打ち間違いだと思いますけど、念のため。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。いろいろとても参考になりました。
- princelilac
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「配慮」と「ありがとう」を結びつけることはありません。 「ご遠慮ください」など、何かをしないでもらいたい場合につかいます。 「お煙草はご遠慮ください。」「車の乗り入れはご遠慮いただいております。」などです。
お礼
ご回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。わかりやすいですね。おかげさまで、、理解できました。