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改憲か護憲か
主に政治の話になり、狭義の哲学とは離れるかもしれませんが、思想という枠組みでの質問をします。 みなさんは、改憲派でしょうか、それとも護憲派でしょうか。重ねて理由も回答していただけたらと思います。 よろしくお願いします。(お礼は簡潔なものになると思います。今回は、質問者の私見を述べて皆様と議論をしようというのではありません。)
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仰るご趣旨はこの哲学カテに日本の憲法問題を出されるについての方便としてたてられたのだろうと拝察いたします。アンケートと酷似していますが、そこは問いませんw。 とはいえ、ここは哲学カテですから、政治問題には極力ふれない方向で私見を書かせていただきたいと思います。私は護憲派です。つまり日本の平和憲法はいじるべきではないというものです。その哲学的な理由は、人間は進歩せねばならないから、ということからです。 人間が獣性を離れて知的生命に向かっているのがひとつの進歩であるという仮定があります。知的生命は暴力を嫌うというのは定説ではありませんが、知的生命が命を大事にすれば、みだりに命を捨てなくすることは理論的に可能です。できる限り平和を目指して長生きする、他人とともに楽しんで生きるということを目標にするべきです。その方向のひとつが平和憲法です。自分からは手を出さない。他人を信じる。これに尽きます。いずれ悪は悪であり、善は善です。基本的にこちらが制御できるものではありませんが、こちらが相手を善だと規定すれば、悪であった相手も善になることはあります。どちらかわからないものを悪だと規定すれば悪は必ず悪のままです。そうなれば、やはりこちらに害をなすこともあるでしょう。そういう浮薄なことはしないのが善人です。ですから平和憲法は可能性として戦争をおこすことが他の憲法に比べて少なくなるはずです。 くどいようですが、改憲派はみだりに他人を疑い、他人を悪と規定することで治にいて乱を起こす種類の人間だと思います。何をもって積極的平和といっているのかさっぱり分かりませんね。こちらが強くなれば向こうは更に強くなるのが常識です。これではきりがありません。
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- neutral-
- ベストアンサー率23% (3/13)
a_honaさん、ご返事ありがとう。 日本では今年で「戦後70年」ですが、 しょっちゅう戦争をしている国の民は、 「戦後○○年」と数えて喜ぶ習慣がありません。 明治維新以降から昭和まで続いた、 強さを目指す時代はとっくに終わりました。 江戸時代まで確かに地域に存在した 「弱さ」の放つ魅力について、 無知なままではこの先が思いやられます。 最近は生活保護を受ける人が叩かれたり 介護福祉を受ける老人が叩かれたりしていますが 母親が元気になれるのは 子どもという弱者がいるからであり、 子どもが元気になれるのは 老いた両親という弱者がいるからです。 そろそろ「弱さ」を誇ってもいいんぢゃないかしら。 ちなみに、ちゃんとした木造住宅なら 100年以上の耐久性がありますので 外国の真似をしなくてよろしいです。 やや護憲派からの物言いでした。ではでは。
お礼
再回答有難うございます。弱者を叩くのは同じ弱者であることも多いです。そうならないように、強さとは何かの考究も必要ですね。
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
>少し変わったご意見ですね。年に一度ですか。 日本と同じ第二次世界大戦の敗戦国であるドイツは戦後70年で58回の改憲です。 年に一回程度の改憲というのは広い世界では良くあることです。
お礼
へぇ、そうだったんですね。自分の浅学が露呈されたようです。ドイツがそうですか。頻繁に改憲するのも合理性に適っているのかもしれませんね。貴重なご意見ありがとうございます。
- neutral-
- ベストアンサー率23% (3/13)
こんにちは、あ_ほなさん。 わたしはどちらかというと護憲派かな。 理由はわりと単純です。 そもそも憲法は国民が国の暴走を止めるためにあります。 法律は国が国民の暴走を止めるためにありますが、 憲法は矢印の向きが反対です。 憲法:国民→国 法律:国→国民 これが、改憲後は、 憲法:国→国民 法律:国→国民 と、このようになりますのでそれは困るというだけです。 めちゃくちゃ大雑把ですが。
お礼
なるほどなるほど。 わかりやすい示唆ですね。 ありがとうございました。
- 日比野 暉彦(@bragelonne)
- ベストアンサー率16% (203/1213)
《改憲か護憲かで ああぢゃこうぢゃと人びとが言い合っている姿を 情況に応じつつも当面は 見せつづける。〔ただし改正にまでは到らないかたちにとどまる〕》派です。
お礼
そう言う立場もありますか。 ありがとうございます。
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
人間社会が進歩・変革し続けているのですから、年に一度のペースで継続的改善、5年に一度はビッグマイナーチェンジが必要です。 神社仏閣の保護・保全と憲法の現代化・改良では異なった視点が必要です。
お礼
少し変わったご意見ですね。年に一度ですか。 ありがとうございました。
- Key_A
- ベストアンサー率9% (55/603)
外交戦略として今後どうしていくのか、その戦略性が重要です。 自衛隊を軍隊として扱うには改憲以前に情報管理や軍事法廷の成立が必須です。 また、今の日本にその軍事面を含む舵取りができる人材は皆無です。したがって、 その周囲の環境を成立させられるまでは、護憲状態でいるべきです。 先進国と言われる日本が、情報管理においてはザル同然なのです。 こんな状態で改憲するのは度し難い。ここ10年以内に岡崎トミ子が 入閣するなんて法治国家としてはあり得ないのですから。 元々、改憲護憲の議題は、アメリカが日本にコストと手間の捻出を 抑えたいというところから始まっています。準備ができるまでは改憲を 遅らせたいですね。いざ戦場で、日本の小理屈は全く通用しないのですから。
お礼
なるほど現実的な側面からのご意見ですね。 参考になります。
- amenhotep2000
- ベストアンサー率31% (72/227)
a_honaさん おはようございます。 私は、現在、この問題は考え中です。 理想を言うと、私はこの哲学カテで何回も回答してますが、世界で唯一の被爆国である、日本は憲法9条を順守して、世界における平和の発信地になることを望みます。 しかし、先の回答者様の回答にもありますが、尖閣諸島や竹島の領土問題を考えると、アメリカの世界に対する影響力も弱まった現在において自国を守るため自衛隊を強化するのは、致し方ないとも考えます。 質問とは少し脱線しますが、現在、「過去に対し目を閉ざす人は現在に対しても盲目である」という名言をはいた、ドイツのヴァイツゼッカー大統領の演説集の本を読んでいます。 ヴァイツゼッカーを読んでいる、とヴァイツゼッカーは戦後すぐにドイツはナチズムの誤りを反省した談話を出し、だから現在メルケル首相の下でEUにおけるドイツの存在感があると思います。 戦後70年とかで、安部首相も談話を出すそうですが、村山談話が、どうのこうのと未だに、アジアにおける中国や韓国と戦後の決着をつけていない。 戦後の日本にも吉田茂首相や田中角栄首相など、大物の首相はいましたが、ヴァイツゼッカー大統領に比べると小粒と感じます。 現在、大学入試が行われている時期と思いますが、私の受験戦争の時代において歴代の天皇はすべて言えるなどとという暗記魔がいましたが、現在の入試において戦後の歴代の首相をすべて順番に書きなさいという問題を出したら、テレビのクイズ番組のようなカルト問題と思いますよ。 しかし、日中、日韓関係をこじらせたくないため、発言は控えますが、中国はイギリスとのアヘン戦争において植民地のような存在になりましたが、その時の清国の皇帝だった西太后は戦争には見向きもせず、軍事費ではなく、広大な自分の庭園にお金をかけたそうで、私は、なぜ中国は歴史を顧みてイギリスを批判せず、中国共産党の敵であった日本ばかり批判すると思いますし、韓国も朝鮮半島という軍事面で考えるとアジアにおける要所であるという悲しい土地柄、何回も外国から侵略を受け、日本が植民地化してなかったらロシアが確実に植民地としていたと思います。 国内の国民の不満のガス抜きのため、目を海外に向けさせ、国の君主を肯定させるという手は、よくされる手であり、中国や韓国はまさに日本を標的にした政策をしていて、逆に私たちも、よくよく判断しないと、日本政府の策略によって、外国に不満を持たせて、政権維持のためのガス抜きをさせらているかもしれませんよ。 総括すると、私は護憲、改憲を言う前に「歴史認識」をきちんすべきと思い、また、我々より上の世代が起こした戦争という負の遺産を、まったく関わりのない子孫に問題を残さず、未来志向の友好関係の良識ある日本という遺産を子孫に残すべきと思ってます。
お礼
なるほどなるほど。国民感情を操る手段にもなっていますか。 歴史カテの方でも先の大戦について質問をしています。よろしければそちらもどうぞ。 ありがとうございます。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
改憲というか、廃止ですね。 ご存じのように、あの憲法は米国人が六日で 作ったものです。占領下で。 勿論英語です。 それを翻訳したのが、いまの憲法です。 だから、欧米の価値観で作られています。 つまり、権利中心の個人主義です。 欧米はそれでもよいのです。 欧米にはキリスト教という道徳の軸がありますから。 しかし、そんなモノのない日本での、権利中心の個人主義は 自分の利益の為に、権利を濫用することになりかねません。 事実、そういう弊害が目立つようになっています。 モンスターペアレントとか、クレーマーなんてのは その典型です。 戦後半世紀以上も経って、そういう弊害が目に見えるように なったのです。 憲法というのはその国の根幹をなす価値体系です。 日本人の手で、日本の価値観に基づいた体系に 作り直す必要があります。
お礼
根本的に作り変える派ですね。 様々な意見のあることがわかりました。ありがとうございます。
- 雪中庵(@psytex)
- ベストアンサー率21% (1064/5003)
平和憲法が、完全な形で実効性を発揮するのは、 分業化×物流×人材交流の発達によって、世界が 一体の生命として機能し始めた時である。 護憲とは、単に保守的に憲法を守る事ではなく、 自己チューな拝金主義や国粋主義と戦って、 「助け合いとしての社会」を実現する事である。
お礼
ご回答ありがとうございます。 護憲の意義にも触れていただきました。
- kurinal
- ベストアンサー率10% (128/1195)
a_hona様、こんばんは。 新聞をナナメ読み、くらいのことしかしてませんが、民法の改正というのは、まあまあだったのかなと思います。 >「改憲派でしょうか、それとも護憲派でしょうか。重ねて理由も回答していただけたらと思います。」 「改憲ありき」の改憲派ではorz、同時に「護憲ありき」の護憲派というのも、どうなのか。 現行憲法で、人権とか平和主義といったところは、そのままで良い、という新聞の記事も読みました。 (憲法の、そのそもそもの意味からして、「「権力」に好き放題させない」ということが、肝要なのでしょう)
お礼
>「改憲ありき」の改憲派ではorz、同時に「護憲ありき」の護憲派というのも、どうなのか。< これは最もですよね。 そのために理由も込で問うています。 >現行憲法で、人権とか平和主義といったところは、そのままで良い、という新聞の記事も読みました。 これについては異論は私もないです。 ご回答有難うございます。
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お礼
ご回答ありがとうございます。 明確なご意見をお持ちで、参考になりました。