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「ひとつぶの米」の原典を教えてください
大村はま著「心のパン屋さん」1999年筑摩書房に収録されている、新井白石の逸話とされる「ひとつぶの米」の原典を探しています。
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- bakansky
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回答No.1
おそらくは白石の自伝である 『折たく柴の記』 ではないかと思いましたが、私はいつか読もう読もうと思ってそのままになってしまった書物なので、確かなことは言えません。 しかし、もっと徹底的に調べた方々がおられて、かなり広範囲に調べられたようです。 http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000163680 普通の者にはとてもそこまでは出来ないと思われるほどの調査をして、それでも 出典は確認できなかった とあります。 そうなると、その話は 大村はま による創作だった、すなわち言葉は悪いですが、大村はまによる でっち上げ である可能性が考えられるのではないでしょうか。 大村はまの著作にある話なら、その著作に出典が明記されているはずで、それが無いとなると、創作 であるとみなされても仕方のないところでしょう。それは書いた当人にも分かっていたはずです。 大村はまがそのような話を耳にしたことがあったのだとしても、一般に流布している資料の中に存在しないとなると、信頼に足る資料を参照した可能性も低くなります。何らきちんとした根拠もないのに新井白石の逸話にでっち上げてしまったのだとしたら、新井白石には失礼なことですね。