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母系制社会は存在したか?
タイトルのままですが、 歴史上、母系制社会は実在したのでしょうか? そしてもしも、母系制社会が実在したのなら、それは農耕民族だったのか、狩猟民族だったのか、どちらでしょうか?
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1。タイトルのままですが、歴史上、母系制社会は実在したのでしょうか? 下記では40ばかりの例が挙っています。 http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_matrilineal_or_matrilocal_societies 2。そしてもしも、母系制社会が実在したのなら、それは農耕民族だったのか、狩猟民族だったのか、どちらでしょうか? カレン族(ミャンマーの農耕族)、イロコイ族(アメリカ先住民の狩猟民族)、そのほか、牧畜民族、漁労民族などがあり、単純にX民族は、Y系制社会とは言えないと思います。
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- rekutean
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No.1の補足です。 平安時代くらいまでは、夫と妻が同居するというより、夫が妻の家に通っていました。 子供も妻の家で妻の実家の財産で育てられ、通うだけの夫が関与することは限定的です。 複数の女性の家に通っても、子供はそれぞれの母親と暮らしていました。 摂関政治などもこの流れで、天皇が母方の親族との関係が強かったため可能な政治形態でした。 (平安時代の途中から父方が子供を育てるようになっていって、父方による院政が行われるようになっていったとも。) 日本は父系と母系の両面がある双系性がありました。 もとは母系の要素が強く、中国の影響を受けて制度として父系を取り入れたともいいます。 たとえば氏は父系ですが、確立するまえは複姓と言って「物部弓削守屋」のように父方の物部と母方の弓削を重ねていたそうです。 律令制になってからは父方の氏を継ぐようになっていますが、橘氏の橘諸兄のように母の姓を継いでいるようなこともあります。 また実態としても、古代では女性が財産を持つことができ、それを相続させる場合に母親から子供へというケースもありえました。
お礼
お礼が遅くなって申し訳ありません。 寝殿造りの住居などはハーレムのようなイメージがありましたが、普通の家ではそれぞれの家に妻子が住んでいたわけですね。 >実態としても、古代では女性が財産を持つことができ このあたりのことにとても興味があります。 たくさんの参考になる回答をいただきありがとうございます。
- suicyo
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うろ覚えで済みません。蔵書を何冊か確認したのですが、出典を確認できなかったので、参考程度ということで。 確かエジプトかメソポタミアかインダスか、四大文明に関係すると記憶しますが、王位継承権は母から娘に継承されるが、実際に王になるのは婿すなわち男という不思議な王統があったと記憶します。一見、父から息子へと王位が継承されているように見えても、それは跡取り娘が庶子(腹違い)の弟を婿にしたためだとか‥
お礼
回答ありがとうございます。 不思議な制度ですね。 母系制社会から父系制へ移行する途中、なのでしょうか。 興味深いです。
- kia1and2
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今、現在でも健在なところは、世界中にいくらでもあります。 今でこそ、男も女の人口は同じような数字で当たり前となっていますが、これは幼時の死亡率が減ったからで、医療制度が確立していない地域に行くと、圧倒的に女が多いです。とにかく、男って弱いので、幼児で死ぬのは男ばっかり。そうすると、女性人口が増え、女が女にとって都合のいい社会が出来上がります。 男が少なくなると、その解決策は、35歳くらいの未婚女性は、大人になりそうな年齢の男を、母親の了解のもとに同居。その男を子供から大人にする全教育。5年ほど奉仕させ、免許皆伝となると、男は同年代の女性と一緒に。男は、自分の両親、大人にさせてくれた女性を終身で面倒みる義務つきです。 女性は一日中のんびりと化粧ばっかり、男は働きまわって食べ物・料理。すべての決定権は女性。 一夫多妻で複数の女性で両手に泡とニヤツク現在男もいるかと思いますが、男は日中は重労度の働き蜂、夜は、連日、周りの女性を差別することなしに、平等に性的に満足させ、しかも種付け用家畜扱いで、一生が。 それじゃカワイそうと、人前では亭主関白行為を許すが、家に入れば、なんの決定権もない空いばり。今の日本の一夫一妻のしがないサラリーマン男と何も変わりません。
お礼
回答ありがとうございます。 現在でもあるのですか? 男性が圧倒的に不利な一夫多妻制って、ビックリです。 そういう社会って、産業はなんなのでしょう。 農耕社会ではないのでしょうか? 農耕社会ならば、女性も労働するのではないか、と思うのですが。 もしご存知でしたら、教えてください。
- rekutean
- ベストアンサー率12% (1/8)
日本も平安時代ごろまでは母系制の面が強かったですね。
お礼
回答ありがとうございます。 貴族社会は一夫多妻制みたいなイメージがありますが、その一方で母系制的な面もあったのですか。
お礼
資料ページのご紹介、ありがとうございます。 解読がなかなかできませんが、興味深いです。 一概には言えないのですね。 そんなに単純なものではないことが分かりました。 回答ありがとうございます。