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売ってない商品は需要が無いのでしょうか?
よく、欲しいのに売っていないという商品があります。 こんなのがあればいいのに、とか、現状の商品は不満、というのが結構あります。 でもそういうのが「なんでないのかな?」と言うと、「需要が無いんだよ」ってすぐ言う人がいますけど、これ本当でしょうか? 実際は需要があるないよりも、以下の二つなんじゃないかって気がするんですが、それはないのでしょうか? 1)出せば7割ぐらいの確率で便利そうだし売れそうだけど、新しい商品を出すリスク(残りの3割)を考えると出せない。っというか無理に出さなくても現行商品で売れて利益もまあ出ているのでそれで済ませている。 どっちにせよ物を作るとなると、「工場」「商社」「銀行」の三つがないと商品にはなりません。 一般の人が何百人思ってた所で、残念ながらそれは机上の空論になってしまいます。 で、そういう販売能力のある企業がそこで踏みとどまってしまうので、便利であってもそういう物が出てこない。実際の需要は無くはないけど作らない。になってるかなと感じます。 2)事実上の標準、や規格、というものが支障になり、もっと良い物でも作る事が難しい。 例えばカーオーディオ、カーナビのサイズというのは1DIN、もしくは2DINが規格となっています。 とはいえ、もっと広い方がいいんじゃないと思う人もきっといるでしょう。 時代は大画面・ 高解像度ですし、ユニバーサルデザインの面からもきっとそうでしょう。 しかしながら、勝手に規格を外したものを作っても車に付けられないし、自動車メーカー側も規格外の大きなサイズのを作ってもそれに合わせた商品がでない事には意味の無い物になるので、結局作らない、のループになってるかなと思います。 まあ、その中でトヨタ(とダイハツ)は200mmワイドというのを作りましたが、これは2DINに上位互換があった事と、トヨタのシェアがトップシェアだった事でカー用品を作るメーカーがついていったという事で、なんとかうまくいった例かなと思います。 また、パソコンの補助記憶装置のインタフェースの現在の標準は、シリアルATAです。 しかしこれより高速な物を作ろうとしても、新しい規格の物をマザーボードに搭載しないことには使えない、ATXに準拠してないものは例え良いものでも使えない、OS側が対応しないと能力が発揮出来ない、などが壁になり結局はシリアルATAを段階的に改良するに留まってるのかな?という気がします。 その中でAppleは、SATAに互換性のないPCIeベースの高速なSSDを自社の製品に搭載していますが、あれはハードとOS、本体と記憶装置などの機器を自社でワンセット生産している事からの強みと、一社だけでもコストを下げられるぐらい量産する市場を持っているからうまくいったに過ぎない、な気がします。 その結果、本当は需要があったり、作れば便利で良かったりするものでも出ない、が発生している様に感じるのです。 度々テレビで新製品が発表されるのを見て、母が「なにこれ今更出たの? 前々から不便に思ってたのに今更?」と言う事を目にします。 例えば先日テレビでやっていた「口が大きく容量の大きい郵便ポスト」の話です。 レターパックや、アマゾンドットコムや楽天ブックスが使う大型メール便などは、原則ポスト投函商品ですが、口が小さいことからポストに入らずに再配達状態に陥るという事が起きていた事に対応した商品だそうです。 ちなみにわが家はこの番組がある前から、かなり調べてなるだけサイズが大きく、なるだけ口の大きいポストを既存の商品の中から頑張って探し、門柱の上に増設して普通の新聞や郵便受けと分ける形にし、更に「入らないものは無理矢理押し込んだりせず、袋に入れて玄関のドアノブに下げるか、チャイムを鳴らして手渡しするなりして下さい」と書いたステッカーを貼っています。 他に僕自身も「あればいいのに売ってない」と頭を捻った商品が結構あります。 結果、電子パーツを売っているお店や、服地を売ってる手芸屋さん、ホームセンターなどには時々足を運びます。 パソコン部品やカー電飾用品系や、ガジェット周辺機器系で、あればいいのに売っていないものをガチャガチャとハンダ付けして取り付けて使う。 着てみたいファッションの服があるが往々にそういうカテゴリは類似品がなかったり高かったりなので、布地単位で買って来てミシンがけして着る。 と、往々にDIYに走ることが続いています。 という訳で、売ってない商品は需要が無いという発想は必ずしも正しくないことも多いと思うのですが、どう思いますか? ○×というものは、もし作られたらさぞかし便利だろうなー、でもなんでないんかなー?と言うと、需要が無いんだよ、って返す人ばっかりで、個別に皆がそれに対してどう思ってるのかとか、そういう商品を出す能力がある業界はどうなっているのかとか、そういう事を言う人は殆どいないので、不思議です。
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- parts
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そうですね。 ここで大事なのは、需要があることと、需要がないということの2点の意味合い。あれば便利なのにというだけなのか、それとも販売網に乗せて利益がいくら出るかまで考慮したものなのかで考えなければ、難しいでしょう。 一般にこれを作ったら需要があるはずだというのは、消費者的な発想であれば誰しも一度は思うことがあります。ただ、売れるのであれば本来は自由経済ですから、一攫千金でそう思う人が企画立案して自営業者として、販売生産を行い試せば、成功するという発想はないのが多くの場合です。 基本的に、銀行はある程度担保があり、事業計画が良ければたぶんお金を貸してくれますし・・・。 では、多くの人は何故、こんな商品があればな~と思いつつ、自分で事業を立ち上げず、周り(大手企業など)に求めるのかというと、潜在的リスク(本人達は理解できていないが、製造や販売営業に関わる道の部分が全て自分に来るということ)があると本人達も知っているからです。 じゃあ、そのリスクとは何かという話になります。 ここには2つ大事なことがあります。1つは消費者の立場としてそのあれば便利な品をいくらなら買うでしょうか?どういうデザインや材質なら買いますか?という点。 いくらあれば便利でも、自分が意図したデザイン性を持っていなかったり、そもそも販売単価が高ければ、きっと質問者様のように自分で作る人は、見向きもしないでしょうし、世間一般の人が必ずしもその価格で欲しいと思うかどうか分かりません。 2つ目は、1つ目に繋がることですが、生産営業などの単価(販管費・原価費)をなるべく抑え利益をださなければ、いくら需要があって売れても赤字になり、会社は続きません。その部分において採算ラインに見合った利益が出るのか、または多くの人が継続的にほしがるかは重要です。 事業として販売や営業などを手がけたことはありますか? そういう部署の経験があると、原価率を計算することが多々あります。 労働者給与だったり、光熱費だったり、福利厚生だったり・・・。それに、どの工場から、どの部材を使うかなどいろいろな要素を加え、さらに営業として扱ってくれる店を開拓したり、店との交渉をしたり、場合によっては顧客の意見を聞くことも必要になります。 108円のライター一つをとっても、一定量以上の需要が続かないと、生産拠点の稼働率が低下し、収益を損なうこともあるのです。 では、質問者様の意見について上記を元に回答します。 1つ目については、「出せば7割ぐらいの確率で便利そうだし売れそう」という点までは書かれていますが、あくまでこれは消費者視点です。売る側の視点で見れば、売れればOK(売上げがあればOK)ではないのです。売るには、必ず開発費、原材料費、製造費、販売管理費などを検証し、その上で売れると思われるラインが一本でもあれば、ようやく試験販売が開始されます。 それで、成功すれば晴れて全国販売となります。失敗した場合は、お蔵入りし、何らかの改善法が見つかったときに、再びリベンジすることもあります。 ちなみに、大手(販売能力、販路が広い企業)より製造も手がける中小の方が、少量のテスト販売などはやりやすいため、一般に需要予測が付きにくいもので、量産による採算性が際どいものは、中小が開拓し、地域限定で製造販売することが多いです。(要は、予測の取り込みが難しいものは、大量生産大量消費を得意とする大手に売り込むと相手にされないということです)尚、中小で売れると、大手から中小に対してライセンスを依頼し全国販売の持ちかけなどが起きることがあります。 即ち、質問者様の発想とは本来は真逆で、小さなところからこつこつ積み上げて、全国に進出するのが、実は良い販売方法となります。この方が、減価償却がしやすいですから・・・。これは、ハンドメイドだと原価と自分の手でしょう。だから、材料費と自分がいくら儲けたいかだけで見ればよいわけです。それに対して大きな販売網をもつ会社は、工場で作るものを一定量常に買い上げる訳ですから、ばくちも同然です。中小企業は、そういう意味では自社のラインとマッチすれば空いたラインを少し動かせば良いわけで、得意先にとりあえず置いてもらうという方法が採れます。比較的その気があれば、やりやすいのです。 2つ目については、規格の重要性をご理解されているようで、しかもApple話は私の回答にマッチするので、良い例です。 たとえばPCIeベースのSSDはAppleが始めた訳ではなく、最初は台湾メーカーやサムスンなどが作ったのですよ。ROM BIOSを乗せた製品もありましたから、ブートが出来る製品も昔からあったのです。一部にはRAMディスクベースのきわものもありましたけど。自作では、PCIeより前、ずいぶん前からありました。それがSSDになりAppleが採用したから、Appleが作ったと思ったのかな? これは、とても大事です。最終ベンダーが採用した瞬間にこの会社が作ったと思うでしょう。しかし、現実はサプライヤーが開発製造したものを、Appleが採用したのです。良いものの一つとして・・・。しかも、これは新しいものではありません。何せ、規格上で言えばPCIディスクデバイスなど、90年代からありましたから・・・。ただ、ATAセットコマンドも使えず単価が高かったものもありましたけど。徐々に改善されていき、今に至るわけです。現在は、フォームファクターがM.2に置き換わり始めていますので、今後はM.2中心になるでしょうけど。 ワイドDINなどは規格を超越したものではなく、単なる延長です。USB2.0や3.0になるのと同じで、これまでの業界標準( de facto standard)を安価にそして、互換性を維持して拡張しただけです。だから、しがらみがあるから出来ないのではなく、しがらみを維持して尚且つ新しいものを追加し利便を高めたに過ぎないのです。要は最初からそのつもりだったのです。これは、コストの問題と互換性の維持を目的としたものです。 下手にフリー規格を作ると、そこに納める機器も自由になるため、DINの容器はもちろん、そこに納める機器の製造単価が劇的にあがりますから・・・。 何が言いたいかというと、質問者様が書いている内容は実は、規格の延長線上の技術にすることで、成功している商品です。しかも、最初からその前提で作っています。 ちなみに、最初から規格度外視だったNXLと呼ばれるマザーボードフォームファクターやBTXは、失敗しました。当初は、PC97ハードウェアデザインに選ばれた、新世紀デザインのNXL。BTXはインテルがPentium4のために開発した次世代フォームファクターです。何故って?BTXやNXLを納めるケースが専用だからです。 ここからが大事です。 誰もがご存じiPhoneのお話です。正直SHARPのザウルスがそれに相当するスマートフォンを出しても良かったのです。しかし、iPhoneが液晶パネルのサプライヤーとしてシャープを選んでも、シャープがザウルスOSでスマートフォンを出すことは出来ませんでした。 そして、iPhoneがスマートフォンのスタンダード技術になりました。それまで、ペンタッチや物理キーボードがあったスマートフォンに革命が起き、今や全て指操作のスクリーンキーボードとスクロールです。これが、いわゆるスマートフォンというデバイスが指で直感的に操作するという規格になったのです。本来は、これを(厳密には規格書はないが)新しい規格といえるでしょう。 これは、SHARPが大々的に発表してもきっと売れませんでした。何故か、人の注目を集めるような売り方、ソフトの準備などが出来ないからです。何かを市場で定着させるには、ゆっくり販路を広げる方法。大きな企業と組む方法などがありますが、最終的には営業力と総合的な商品力になります。何故高いのか、何故安く出来るのか、何故これが他の品より良いか・・・それが現実には嘘でも誠でも相手にはすばらしいと思わせるものは、売れます。しかし、どんなに自分が良いと思っても、それが出来なければ、たとえどんなに安く高級なしなを作っても、世界最先端でも売れないのです。 こんなものがあれば良いのが、もしこれから絶対に成功すると思うなら、Steven Paul Jobs(スティーブ・ジョブズ)のような人間を目指すべきでしょう。要は、自分でそれを生み出す側の人間にならなければなりません。需要があることを証明してこそ、その人が本当に正しいことが示されます。 単に、これなら売れるのにというだけでは、消費者の一人でしかなく、需要が分かっていないと思われるだけです。 尚、需要がないという発想は、そこに訴求するつもりがない人(そもそもあると考えていないか困難だと思う側)の発想です。需要があると思う人は、訴求したい人の発想ですが、喚起に向けて行動しているとは限りません。現実の新たな需要の多くは、この値段なら買う価値があると多数の消費者に思わせることが出来る人や組織が、作り出します。即ち、需要があるないという単純なものではなく、需要にする努力がなければ、新需要は生まれないというジレンマもあるわけです。 よって、需要がないから作らないのは確かですが、需要を喚起する気がないから、作らない。そして、需要はないのと聞く人も、自分がやろうとは思わないから、需要に繋がる連鎖が生まれないのです。
- hue2011
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登場人物の把握をきっちりしないと、質問がぶれますよ。 >物を作るとなると、「工場」「商社」「銀行」の三つがないと商品にはなりません。 ここですでに登場人物のフォーカスがずれています。 モノを作るためには作る人が必要です。 作ると言うのは銀行も商社も要りません。それらは「売る」「活動する」ために登場する可能性があるものです。 むつかし言い方をしないで考えましょうか。 仮に割りばし作るとしましょう。 材木を裁断してある長さのチップにし、それを押さえてほそいチョップにする。 そしてそのチョップに切れ目を入れる、というのが、製品作成の作業です。 これはそういうことをする機械とか工員がいれば動く話ですね。 けど、この話だけでできますか。 ある長さだとか、ほそいチョップだとかいっても寸法が定めてないとできませんね。 要するに「仕様」が必要ですね。 だとすれば、仕様を作るという作業がどこかにないとまずいですね。 仕様の担当者が必要ですね。また、その仕様通りにできているかという品質担当者が必要ですね。 ここまでを工場の担当者だとしましょうか。 それだけでできますか。 材木を持ってこなければいけないですね。 それも流木だとか化石化したものではダメですね。 楓だとか松では割りばしに向きませんね。 ある程度乾燥した加工のできるものでなければだめですね。 この、原料に対する「要求仕様」が必要ですね。 検収ということが要りますね。 原料に対する要求仕様、および検収用の試験チェックシートが必要で、この検収担当者が必要ですね。 月にどのくらい作ってどのくらい出荷するかという計画がないと回せませんね。 これを生産計画=資材調達管理、といいますね。その担当者が必要ですね。 原料を調達するのにあたり、コンスタントにどのくらい仕入れ可能か、どういうサイクルでやるべきかを調査し、運用しなければいけませんね。 購買管理です。当然購買担当者が必要です。 どのくらい出荷するか、というのは、頑張ればいくつできるという話から計算しませんね。 いくらなら売ってこれるか、ということを握っている人がいないといけませんね。 これが営業です。 営業は別に商社に売る義務はありません。直販してもいいのです。 ここまでが、工場を含む、メーカーの話です。 こういう存在のものに、「あればいいな」と思うものを作らせたければ何をしますか。 割ったら筋がけばだつような割りばしは困るから、ささくれだたない箸にしてほしいとすれば何をいいますか。 あるいは子供用に、先が丸い、喉を突かないようなものが欲しい、と思ったらどう頼みますか。 そんなんあったらいいと思うけど、では話になりません。 こうこうこういう考え方があるけど技術的に可能かどうか、可能だとした場合費用はどれだけつくのか、危険はあるのか、あったら何か、を聞くべきです。 こういう考えかた、もなしに、いいものを作れ頑張れ、でできるわけありません。 また、もしそういうものを作ってくれたら月100万膳は仕入れる約束をするからやってくれ、の提案ぐらいは必要です。 新しいことをするということは仕様からすべて直さなければなりませんから、費用ばかりかリスクも負います。 そのリスクを、購買約束でカバーしてもらえばいいのです。 それがなりたったらこのメーカーは新製品を作ります。 もちろん、旧商品の割りばしがまるで売れなくなって、ライセンス契約してピカチュウの箸を作るという自社展開をするメーカーもあるでしょう。 しかし、それが完全に外れたら損は全部自分が飲むことになります。そのリスクが負えるかどうかは会社の体力です。 売れるかもしれないから新製品を作ってみよう、というのはいわばバクチです。 実際の需要があるんだから作ったっていいじゃないか、という話は本当に外野席に居る人の言うことなんです。 さて質問者様が 2)で言われていることですが、これは歴史を知らない。 かつて、クルマのホイールの寸法はメーカーごとに違っていました。電気部品でも、コネクターが独自だったりねじの寸法が違ったりしていました。 なんのためかというと、修理時に自分のところにもってきてもらわないと対応できない、というためです。 また、買い替えをするとき、前につかっていた部品を次のでも使いたいと思ったら、同じメーカーのを買わないと損になったから客をキープできた。 1980年代から90年代はじめまで日本のPCのトップであり独占に近い市場を誇っていたNECのPC9801というものがありました。 これは、シリアルポートもプリンタ用パラレルポートも、今と違う、アンフェノールという巨大なコネクタで、コネクタの線の位置も違うものでした。 一方IBMは、今に至るあのコネクタです。 当然、IBMの部品はPC9801では使えないし、PC9801の部品はIBMに使えませんでした。 OSの話にしましょう。OSも互換性がなかった。MS-DOSからWindows3.1まではNECは別物でした。 ハードディスクをIBMはC:ドライブに固定し、フロッピーディスクなどをA:にしました。PC9801は、ブートしたドライブをA:にするという仕様でした。 SCSIドライブというものが発売されると、SCSIは接続時に自分が何者かをホストマシンに通達する仕様ですので、たしか「NEC」と言わないハードディスクはつながない、という仕様で物議をかもしました。 目的は、言うまでもなく、PC9801で開発されたシステムが他のマシンで動かないようにするためです。 そうすれば永遠にPC9801が市場を独占し、NECがすべての帝王になるだろう、むははは、世界征服じゃ、という幻想でした。 いま、どうなっていますか。PC9801なんていうものは絶滅していますね。あのメーカーでPCは発売していますが、IBM互換マシンだし部品も共通部品がつながります。 クルマも、そのメーカー固有の部品なんてなくなった。 JISというものがありますね。日本工業規格。 これも日本人が、日本電気と同じ発想で作り上げたものです。JIS規格に適合しないものは出荷をみとめないなどと、お代官様をやろうとしたわけです。 国際規格にISOというのがあります。電気通信関係だとIEEEというものがあります。 たとえば日本で開発し、JISに適合していて市場を持っているものをアメリカで売りたいと思った場合にどうなるか。 ISOでの監査報告を要求されるでしょう。IEEE観点の検査報告を出さなければ、誰も扱ってくれません。 あたりまえです。国際規格に適合していればこそ、アメリカでもコロンビアでもチリでも、タンザニアでも動作が保証できるのです。 JIS? そりゃなんぼのもんじゃ、です。 自分のいるところ半径1キロ以内でしか商売しないというなら、独自仕様で作ってもまあいいでしょうけど、普通輸出したりしていくのが企業の発展ですから、規格に従うことが一番安全です。 ちなみに、全部はいいませんが、品質管理の規格でISO9001というものがあります。 これに匹敵するものは、2000年までは、JIS9991というものでした。番号も違っていた。 今はどうかというとJIS9001というものになっており、完全にISOの9001を継承している状況です。そうしないと世界の田舎もん、になってしまうからです。 これらのことを抱えているのですから、需要を主張するなら、総合的に説得してくれ、とメーカーはいうでしょうね。
お礼
ありがとうございます。 やはり需要が全くなくはなくとも、色々足かせになることが多いですね、
- t_ohta
- ベストアンサー率38% (5241/13712)
過去に商品企画の仕事をしていたことがありますが、「需要が無い」という言葉は需要がゼロと言うのではなく採算ラインに達するだけの「需要が無い」という意味合いで使っている事が多いですね。 人が発案するモノに需要が全く無いと言う事は無いでしょうが、量産して売るためにはある程度の規模の需要が必要です。 商品を量産して店頭に並べるには多額のコストが掛かりますが、売れる個数が少なければ商品1個の値段が跳ね上がってしまいます。 値段差が少なければ売れるかもしれませんが、値段が倍になりますって言われたら多少不便でも安い方がいいやってなりますよね。 特に企業の規模が大きくなれば大きくなる程、1つの商品を開発するのに関わる人が多くなり、開発コストが多くなってしまいます。 なので、ニッチな商品は小規模の会社から多く出てくる傾向にあるのです。 DIYなら好きに作れて、決して高額では無いコストでモノを作れるのは究極の小規模だからです。 あと、規格は重要です。 単独で使用するモノなら好きなように作れますが、自社製品だけでは機能が完結せず他の製品と組み合わせて使用する場合は互換性が重要ですので、規格が足枷になるケースはあります。 新しい規格を作ればいいのですが、その分野の製品を作っている会社が多くなれば多くなる程意見がまとまらなくなり、結果規格が策定できずに製品化できないと言う事もよくある話です。 かと言って独自規格で製品を出すと、他社の製品と互換性が無く需要が減って衰退していってしまいます。(過去にはビデオなんかでいい例がありますよね) また、安全上の規定に抵触すると法律で売る事が出来ないという事もありますし、他にも法律上の規制があるモノについては、どうにもならないという事もありますね。 違法な製品は作れますが、違法なモノを買う人はほとんどいないでしょうから事実上需要が無いって事になってしまいます。
お礼
ありがとうございます。 なかなか問題って多岐に渡りますよね。 単純な需要だけじゃなくて。 勿論違法な物は無しでです。
- yaasan
- ベストアンサー率22% (2726/12281)
全て引っくるめて「需要がない」のですよ。 売れる確信が7割もあれば商品化は確実ですよ。半信半疑からいかに売れる商品にするか、企画開発を始めるんだと思います。 よほどの大きな障害がなければ商品化はすると思います。二の足は企業より買う方が踏むもんだと思います。そしてそれが真の「需要」だと。 直接の理由は多岐に渡るのでしょうが、根本は需要。
お礼
ありがとうございます。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
いちおう、そういう需要の掘り起こしに有用な「tanomi.com」(たのみこむ)というのがあるのですが、運営母体や継続方針の関連で少し活動が鈍っています。 tanomi_com [ たのみこむ ] - 「欲しい」を共有して実現化を目指そう!- http://www.tanomi.com/ どうせオーダーメイドするならば、ある程度まとまったロットで作ってくれるところを探したほうが、作る側も買う側も良いだろう、という機能を果たしていますね。
お礼
ありがとうございます。 そういうサイトが増えてくるといいですね。
個別の具体例を挙げられないと判断できないと思いますね。 100個のアイデアがあれば100通りの回答をする必要があります。 需要がない、コストが増大する、需要があるかないか判断できない、規制に触れる、…等、それぞれ異なる回答になるはずです。 ワイド2DINのカーナビなどはパナソニック等で出していますが、少なくとも私の車や多くの車にはつけられないので、この時点で需要が少ないといえるでしょう。
お礼
ありがとうございます。 やはり色々理由はありますね。 ワイド2DINカーナビはトヨタ・ダイハツ車用なのでそれ以外のメーカーの車(OEM車除)にはつかないかなと思います。 とは言え、本当はトヨタ乗りとしては200mmの方がいいと思うんですけどね。
お礼
ありがとうございます。 結構奥深いですね。 まあ、結局作ってみないことには、証拠もへったくれもないのかも知れませんね。 あれば便利かな?と思うものは結構あるんですけどね。