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幹部・曹・士。階級で死亡率は変わるのか。

3尉や曹長は陸軍では歩兵小隊長で、俺について来いと言って突撃する役割だから士より死傷率が高いと聞きました。 疑問を感じたんですが3尉曹長の階級にある人は9割がた歩兵小隊長なんですか? 厚い土やコンクリに囲まれた作戦室にこもって作戦を考えたり指示を出す人はどの階級がやってるのですか? 幹部と曹で、危険な現場で勇敢なことをしなければならない人の割合と、安全な場所で待機してる人の割合とどちらが多いのか教えてください。 旧軍の場合でも米軍や中国陸の場合でも韓国でも陸軍ならどこでもいいしアバウトな話で構いません。 危険・安全が現代陸軍では平均的にどのくらいの割合になってるのか知りたいです。

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  • eroero4649
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回答No.1

へいへい。アタシの回答に責任があるみたいなので、責任を取らないとね。 Wikiの「大尉」の項目にこんな一文がありますね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B0%89 「大尉などの尉官級の将校は、率先して前線に立つ前線指揮官や南ベトナム政府軍の軍事顧問などの危険な任務につく場合が多く、非常に死傷率が高かったことから、ベトナムの戦場は「大尉の墓場」と呼ばれた。」 質問者さんが参考にするには少し古い戦争ですが、日露戦争での将兵の死傷率を調べたお方がいたそうです。 http://okigunnji.com/post-967/ これによると、歩兵科将校の死亡率は15%、歩兵科少尉は12.2%の死亡率だそうです。一方、兵卒の死亡率は10%ですから、「日露戦争は兵士より将校が危険な戦争だった」というのは間違いないようです。 第二次大戦では、他国軍に比べて上級将校も戦場に近いところで指揮をとる傾向が強かったドイツ軍将校の死傷率は他国軍に比べて高かったようです。 >厚い土やコンクリに囲まれた作戦室にこもって作戦を考えたり指示を出す人はどの階級がやってるのですか? 貴殿は少々物事をゲーム的に考え過ぎる。企業でも、部長や支店長が最前線に出ることはまずありませんが、時と場合によっては自ら現場に立って陣頭指揮をとらなければならない場合もあります。最上級指揮官は最前線にいられると迷惑です(福島第一原発事故のときに当時の菅首相が現場を無理やり訪れて吉田所長をして「来られても相手する余裕はない」と迷惑がられました)からそういうことはありませんが、連絡将校ならときに現場を視察する必要もありましょう。 つまり、階級で決まるのではなく、立場で決まるのです。ただ、その立場は階級によって変わりますから、それによって違いというのはあります。しかし、貴殿が想像するように「この階級は安全。この階級は危険」という線引きはできません。 アメリカ軍のブラッドレー将軍は前線の兵士と共にいることを好んだそうですし、あのロンメル将軍はやたらと前線に行きたがることで有名でした。「現場により近い場所で指揮をとるのが迅速かつ的確」と思う人もいれば、「少し後方で全体を俯瞰しながら指揮をとるのが有効」と思う人もいます。将軍が前者のタイプだと、部下全体もそれに巻き込まれます。 >幹部と曹で、危険な現場で勇敢なことをしなければならない人の割合と、安全な場所で待機してる人の割合とどちらが多いのか教えてください。 これもまた貴殿は軍隊つうところを誤解されている。自動車工場や工事現場で、ケガをするかもしれない立場にいる人と安全な場所で待機している人とその割合が学歴によってどう違うのか、と問うてもはっきりした数字なんて出せるわけがありません。そりゃ、傾向として高学歴な人であるほど危険な現場に立つことは少なくなることは明らかでしょうけどね。 しかし日本の企業でも中間管理職というのがいちばんストレスがかかるように、軍隊においても下士官は中間管理職ですから大変であることは想像できましょう。ただその割合なんて、いちいち調べる人なんて滅多にいないと思いますけどね。前述の日露戦争の場合はわざわざ丁寧にそれを調べ上げた人がいたわけです。貴重な資料ですね。 一般的な軍隊の傾向でいえば、最前線で鉄砲を担いで戦う、質問者さんがいうところの危険な立場の人に対して、いわゆる後方勤務の、質問者さんのいう安全な立場にいる人の割合は1:2が理想とされています。最低でも、1:1ですね。つまり、1個師団1万人だとしたら、そのうち鉄砲担いで突撃するのは3000人から多くても5000人くらいだということです。 だから師団単位だと、その戦力の30%が失われるとその師団はもうほぼ戦力をすりつぶしたと判断されます。太平洋戦争で最も激しい戦いのひとつであったペリリューの戦いでは、アメリカ第一海兵師団は損耗率54%となり、「全滅した」とされました。これほどまでに激しい戦いとなると、後方勤務の将兵といえども危険な目に遭う、というわけですね。特にアメリカ海兵隊は「全ての海兵隊員はライフルマンである」ことをモットーにしているので、例え事務要員であってもいざ鎌倉となればライフルを抱えて最前線に立つこともあるわけです。

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