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【教育】共依存の賛否 part2【心理学】
- 共依存とは、他者への支配欲求や美徳としての第三者心理を利用する関係のことで、親子や恋人、友人、職場の人間関係において発生しやすい。共依存は精神病や悩みの要因とも関連しており、依存度は相互作用的に高まる。ネット依存症やアルコール依存症、ギャンブル依存症の背景にも共依存が関与していると考えられる。
- 共依存の原因は、日本文化との「癒着の構造」が関与しているとされる。日本では個人のアイデンティティよりも他者との関係や和を重視する傾向があり、それが共依存を引き起こしやすくしている。共依存の存在は他の国々と比較して多いか少ないかは不明であるが、政府の公式発表はされていない。
- 共依存は、日本人特有の「甘えの構造」と関係している。日本人は一人でいることを苦に感じる傾向があり、外国人と比べて孤独感を強く抱く。日本の協調性教育や制服文化、迎合主義が、孤独感をコモンセンスと結びつけている可能性がある。
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ご質問の意向に添った回答ではなかったので、改めて投稿します。 ご指摘のとおり、日本の学校教育(集団志向の教育)には良い面と悪い面がありますよね。 東日本大震災では、被災者の皆様が尋常ではない困難に見舞われながらも、規律と節度を保った行動をしていることが海外から高く評価されました。 よく耳にする日本人の親切さや礼儀正しさといった美点も、集団教育の賜物だと思います。 質問者様は、 その一方で、個人としてはアイデンティティーが獲得しにくい、いじめなど陰湿な癒着が起こりやすいといった悪い面もある。 その悪い面が尾を引いて、日本人の気質と相まって対人関係の様々な問題を引き起こしている。 未然に防ぐためにも、教育面で何か支援ができないか? そう、おっしゃりたかったんですよね? 前トピックの意味がようやく理解できました。 私は、良い面はそのままに、悪い面を改善できれば、それがベストだと思います。 この国独自の、世界に誇れる国民性ですから。 教育制度そのものを変えることは無理だと思いますが、知識を与えることで改善を促すことはできると思います。 教育方針はそのままに、学校単位で知識を得る機会を取り入れる。 個人で学校や企業に出向いて啓蒙活動をされている方もたくさんいますが、広がるのは非常にゆっくりです。 日本人のおよそ8割以上がACの傾向をもつと云われていますので、本来なら義務教育の授業に心理学があってもいいくらいだと思います。 私は個人的に、まずは教育現場の教師や保護者といった大人側に、ACや共依存について正しく知ってもらいたいと思います。 教師や保護者の中にも、かなりの確率でこの問題を抱えている人がいるはずです。 教師は、教師になるための勉強の一環として(学んでいる方も多いと思います)。 保護者は、例えば学校側主宰の無料勉強会などがあるといいかもしれないですね。 正しい知識を元に、まずは大人がそれぞれの問題に取り組んでほしいと思います。 ただ、学校主宰だと保護者が自分や自分の家庭に当てはまると気づいた場合、あとの対処をどうするか…といった問題が残ります。 一方、子供の側にも現行の授業以外で、ACや共依存を知る機会があればいいと思います。 ただ、これにはタイミングが重要ですね。 アイデンティティーを形成している最中ですから、教えるタイミングを間違えると大変な混乱をきたします。 具体的な症状を抱えている子は、悪化しかねません。 それでも、知識があれば、その後の選択肢が大きく変わってくると思います。 私は、現在でこそ支援をさせていただく側ですが、元はACです。 共依存や強迫神経症など、様々な症状に長年苦しんできた一人です。 もし、子供の頃に学校で知識を得る機会があったなら、その時点で親と共に改善に向けた取り組みができたかもしれません。 ----------------------- もう少しだけお付き合いただいて、中学時代の体験を少し。 私は学校での教育自体には、何の疑問も不満もありませんでした。 ただ、教師に対しては強い怒りを感じていました。 私は成績も比較的良くスポーツも得意なリーダータイプだったため、先生方はむしろ個性を伸ばそうと、様々な活躍の場を与えてくれました。 ですが、私には苦痛でしかなかった。本当に苦痛でした。 当時の私は、長年続く家庭内の大きな問題を抱え、ひたすら苦しさに耐えていました。 他の家族に気づかれないよう、声を殺してよく泣いていました。それなのに…。 「また頑張らなきゃいけない…」 嫌々ながらも期待に応えていたのは、ひとえに母親が喜んでくれたからでした。 そんなある日、担任教師が家に来ました。 親同席のもと、出てきたのは 『(私に)クラスで“いじめ”にあっている子を助けてあげてほしい』 これには本当にショックを受けました。 助けてほしかったのは私の方だったのに…。 しかも、いじめの対処がいかに難しいか子供は肌で知っています。 私にとっては『もっと苦しめ、人のために犠牲になれ』と言われているに等しい言葉でした。 こうした体験も、共依存を強める一因になったと思います。 もし、この教師にACの知識があったなら、家庭内の問題を隠すために学校ですごい活躍を見せる子供がいることを、考慮できたはずです。 実際の教育現場では、先生方の日常業務の負担も大きく、生徒や保護者の個別対応には限度があります。 そういった意味でも、知識が広く知れ渡るような仕組みがあるといいですね。 長くなってスミマセン。 考察の参考になれば幸いです。
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記載の前トピックNo.3で、いただいたお礼コメントへの回答が間に合いませんでした。 1についてのみ、こちらで回答させてください。 1:人間は分解された存在か? 問題点を分解して考えているのではなく、それぞれに対するアプローチが必要なんです。 アダルトチルドレン(以下AC)の方たちは、子供時代に既に本来の自己を消失していますので、統合がうまくできないんですね。 別の言い方をすれば、アイデンティティーが拡散してしまっている状態です。 思考・感情・行動を一致させることが難しいだけでなく、自己の存在感を認識できなかったり、自分の考えや行動に対して強い不信感をもっていたりします。 そのため、個別に対応しながら統合を目指していくことになります。 ゲシュタルト療法を用いるのは、ご自身の感情に気づいていただくためです。 共依存症者、あるいはその傾向が高い方は「自分が苦しい」ということにさえ、気づけないことが多いのです。 これは、ACの方、全体の傾向として言えることですが、考えはたくさん出てくるのに感情がまったく出てこない、そもそも自分の感情が分からない…といったことがよくあります。 また、ACの方はほとんどの場合で、防衛機制の“否認”がかかっています。 これを外せるかどうかが、回復に向けての一つの大きなポイントになります。 抑圧していた感情を吐き出して、隠し持っていた感情(怒りや恨み、憎悪など)を認識して受け入れることが必要なんですね。 ゲシュタルト療法には、それらに適した手法があるんです。 ちなみに、行動療法にも共依存の回復に適した手法があります。 治療にあたっては、もちろん事前にACや共依存の理論も説明します。 理解と納得をいただいたうえで、改善に向けた取り組みをしていきます。 少しずつ自己肯定感を取り戻しながら、最終的には自己を統合・確立し、対人関係への依存に頼らない対等で親密な関係を築けるようになることが目標です。 当然のことながら、再発の心配がないよう、課題がきちんとクリアできているか、ご本人と一つずつ確認しながら進めていきます。 共依存の回復への取り組みは、必然的にACの回復とも重なってきます。 人にもよりますが、早くても数年がかりの長い取り組みです。
お礼
>アダルトチルドレン(以下AC)の方たちは、子供時代に既に本来の自己を消失していますので、統合がうまくできないんですね。 これは知りませんでした。 しかし、脳機能構造的に考えると統合を阻害している要因は、「抑圧」でしょうか? アイデンティティの拡散。 ーーーーーアイデンテイティについてーーーーーーーーーーーー もともと人間の脳は主語が曖昧に考えている部分があります。 例えば、誰かさんの失敗を笑ったり、バカにしたり、一緒にみじめになったりします。 自分ではない者が失敗して凹んでいる。 対して、自分は何も挫折感や絶望感は湧かない。 その不思議が脳の中で上手く統合されず、 無意識が「笑い」や「けなす」、あるいは「経験」と結びつけて、 同じ「挫折」を共有する。 アイデンティティのある人間は、 「これは自分ではないんだ」という事が ハッキリしているので無反応である。 つまり、自己同一性とは、自分と他者を切り離す アドラー心理学でいう「自己受容」と「課題の分離」の 2つの観点を持つ心理だと私は考えています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー なかなか、言葉の定義は難しい場面が多いようですね。 Wikipediaも、別に専門家でも何でも無い人間が書いているのですから。 言葉の真意は曖昧だなと思う事が多いですね。 ACの方の「酷い虐待」という経験が 「これは自分じゃないんだ」という心理が起こる。 その心理が、その人間の能動性を奪う。 「自己肯定感」が低くなり、自分で行動できず、受動的になる。 そして自らの人生を生きるという能動性を奪う。 上記の解釈で良いでしょうか? 同様に、イジメやPTSD,DVなんかも基本は 「時間を止められた」事が原因なんですよね。 「自分じゃない」のに「みじめ」「虐待」という経験が、 矛盾や葛藤を生み、自殺願望、鬱病などの2次的な衝動へと繋がる。 そう考えるとACの方の時間軸は、能動性を奪われた時になるので・・・ 「これは自分じゃないんだ」という瞬間からとなります。 そこからの人生は受動的になります。 「自分じゃない人間」の人生になります。 過去の思考・記憶を行ったり来たりと繰り返す。 ACの心の仕組みとは、こんな感じで良いでしょうか? 私の柱であるアドラー心理学では、 この世の全ての問題は「人間関係」であると考えています。 と考えると、時間軸を止められた時に遡らせ、 その時の自分を受け入れる。 そして、一番の問題は他者への関心でしょう。 他者への関心度は止められた時間のままなので、 見た目の年齢より大きく下回っている場合があります。 自己受容に成功したことを回復としても、 この国は自己受容した人間の自己を再び虐待し、 ACに逆戻りさせるような風潮・風習があるからです。 常にぶっけらぼう(しかめ面)で他者への関心が無いようなお年寄り。 ・・・・と言えば分かりやすいでしょうか? 私は、このようなお年寄りがいかにして、 そのような胸中に達したかを考えると 胸が締め付けられるような思いになります。 私は回復・・・?という言葉は、どうかなと思っています。 適応できないので適応できれば、回復ととらえるのか・・・。 さて、ACの事、あなたのお仕事についてはよく分かりました・・・ で、共依存については?やはりACの一部なのでしょうか?
1.共依存とは? 共依存は、アダルトチルドレン(以下AC)の症状の一つです。 ACの方たちは、子供時代に本来の自己を消失しています。 これは、子供が子供らしくいられない家庭(機能不全家族)を背景に、親または養育者との関わりの中で受けたトラウマ、あるいは継続して行われる肉体的、精神的、性的な虐待の影響によるものです。 大人間の不和、経済的な問題も大きな影響を与えます。 子供はその家庭の中で生きていくために、少しでも愛情を得られるように、本来の自分を消すことによって必死にその家庭に適応しようとするんですね。 この本来の自分が消えてしまった『空虚感』を埋めるために、大人になってくると様々なものに依存します。 物質や行為に依存する人と、対人関係に依存する人。 この、ふた手に分かれます。 ◇物質や行為に依存 ・アルコール、薬物などの物質 ・買い物、ギャンブルなどの行為 *ネット依存など〇〇依存と名がつくものの他、暴力や摂食障害なども含みます ⇒依存症者 ◇対人関係に依存 ⇒『共依存症者』 *共依存を引き起こす側です そして、異なる性質と行動を持ったAC同士が結び付く病理的な関係のことを『共依存関係』といいます。 両者は一見、ベッタリでとても親密な関係に見えますが、それは共依存症者が相手の心配やお世話をすることで精神的な優位を保っていたり、逆に依存症者に依存している時に限られます。 2.共依存の原因は? ACの根底にあるのは自己肯定感の低さですが、共依存症者の根底にあるのは『これだけ尽くしているから愛して!認めて!』です。 自分らしく生きることを認めてもらえず、他者のお世話をし、それを評価された時だけ価値ある存在として認められてきた結果です。 子供ながらに親の過剰な期待に応えたり、家庭内の不和を何とか調和させようとしたり、大人の心のお世話をすることで、家庭内での自分の存在を受け入れてもらってきたんですね(子供の側がそう受け取っている)。 そのため、大人になっても人の心のお世話をすることが、唯一、自分の存在価値を見いだす手段となり、問題を抱える依存症者に自ら近づいては心の空虚感を埋めるために利用します。 「寂しがり屋」が多いというより、「空虚感を抱えている人」が多いんです。 *一部、パーソナリティー障害や、ミュンヒハウゼン症候群など精神疾患を抱える人にも似たような傾向が見られますが、ここでは除きます。 3.共依存者の目的は?日本人特有か? 自己を消失した心の空虚感を埋めること、自分の存在価値を確認することが目的です。 *但し、依存で埋まることはありません。 相手に頼ってもらい、心配やお世話をやくことで自分の存在を認めさせ、自分自身の安心を得ようとします。 「あなたのため」と言いつつ、愛情や感謝、承認を得るために相手を支配するんですね。 共依存症者は極端に自尊心が低いので(自己愛の障害)常に他者からの評価で傷つくことを恐れています。 この支配は、共依存症者が自分の自尊心を守るために築く、最後の砦なんです。 〉日本人特有か? 諸外国にもDVやアルコール依存、薬物依存等の問題がありますので、日本人に特有のものとは言えません。 ただ、日本人は欧米諸国に比べると、ACの割合が非常に高いんですね。 共依存の割合もまた、高いと言えると思います。 家庭内の問題が主な要因ですが、集団行動を強いられる学校教育や、お互いさま文化の影響も大きいと思います。 ACや共依存の問題は、祖父母から両親、子供へと連鎖していきますので、家庭と学校教育、双方で改善できたらいいですね。 4.共依存を日本から無くすべきか? 共依存の関係は、あくまでも「世話」であり「服従」です。 例えば、母親を心配するあまり、実家から離れることができず結婚できない女性たち。 DVの被害に苦しみながらも、存在価値を失うのが怖くて離れられない被害者たち。 アルコール依存の家族を支えるために、自分の幸せを諦め、屈辱感に耐えながら献身的に尽くす人たち。 その姿を見て自責の念に苦しみ、更に症状を悪化させていく依存症者たち…。 共依存は泥沼化した状態に発展しやすく、周囲の大切な人間関係にも影響を及ぼします。 一方でストレス性の身体症状や精神障害を引き起こす可能性も孕んでいますので、どこかで断ち切ることが望ましんです。 モラルハラスメント(パワハラ、いじめ)も暴力や支配を伴いますが、上記の通り共依存とは少し異なります。 長々と失礼しました。参考までに。
お礼
1.共依存はアダルトチルドレンの症状の一つか? 少し捉え方が限定的です。 共依存は症状ではなく、「ある人間関係に囚われ、逃れられない状態にある者」としての定義 があるわけですからアダルトチルドレンに限定しているものではないと考えられます。 よくあるのが、自己価値が低い人と何かにハマっていたり、 大きな劣等感を抱えている人が付き合いだした時に起こる 縦割り的な人間関係の構造だと考えています。 ただし、ストックホルム症候群やミュンヒハウゼン症候群に見られる様に、 強烈な依存関係に陥る事も少なくないのでは無いでしょうか? そのような言葉に対して限定的な枠組みではなく 大まかに考えていくほうが混乱を防ぐと思います。 私の場合は、2つの依存関係が違いの依存度を補強しあう関係と考えています。 2.共依存の原因は自己肯定感の低さか? なるほど、共依存=ACとしたことで自己肯定感の低さを原因として挙げましたか。 これは一理あると思います。 自己価値の低い人間 + 介抱が必要な依存者 上記が共依存に必要な条件です。特に男女においては、 男は何かにハマリやすい脳構造を持ちます。 これに母性愛だの女性の愛情欲求と、自己承認の高さが混在すれば 共依存関係になります。 心理学的に自己肯定感は、自己承認の欲求が強い者も 自己肯定感が低い事になりますので、一見、 自己肯定感は片方だけが低いと考えられがちですが、 共依存の場合は両者とも低いでしょうね。 3.自己を消失した心の空虚感を埋めること、自分の存在価値を確認することが目的か? 2.原因と被ります。ただし、自己の存在価値を確認するのは夫と妻なら、多くの場合、妻ですし。 子供と母親なら、多くの場合、母親でしょう。 つまり、女性には何らかの形で自分の存在価値を認められたいという欲求を 根っこに持っていて、これを「自己承認の欲求」という言葉でくくられています。 しかし、アドラー心理学では「自己承認の欲求」が高い人は 極めて自己中心的であるとしています。つまり、自己承認を求めるために ダメ夫の介抱や、子供の支配という凶行を第3者に隠しながら陰湿に行い続けるのでしょう。 ただ、女性ばかりだとは私は考えていません。 男性にもこのような自己承認の欲求は、特に大人になり、 日本的な縦割り構造社会のなかでは極めて強く起こるからです。 それは4.で説明します。 4.答えは不明・・・ 共依存は日本から無くすべきか?という問いなので少し分かりませんでした。 モラル・ハラスメント = イジメやパワー・ハラスメント と同義としているのは 日本ぐらいです。日本人はどこか自分達に不都合な言葉は同じものと考えてしまう様ですね。 モラル・ハラスメントは、「精神の吸血鬼」という別名もあり、 古(いにしえ)の時代から西洋で語り継がれる「ヴァンパイア」も モラハラの人間を画家が詳細に分析し、タッチしたものと個人的に考えています。 モラル・ハラスメントは、著:加藤諦三の「モラル・ハラスメントの心理構造」で 詳細に記載され、少し、同書の言葉を引用してみましょう。 例えば、共依存で言われる「自己肯定感の低い母親」ですが、 このような母親は自分の欲求不満を子供にぶつけるため、 子供を誉めることが無いといいます。 ⇒上記の著p81には下記のような言葉が載せてあります。 カレン・ホルナイは上記のような母親を引きこもり性格的な母親として 「どうして○○さんのようになれないの?」 と執拗に子供をイジメるのである。 カレンホルナイについて⇒http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%A4 そのイジメとは、どんなに子供が努力して結果を出しても 他の誰かと比較して「お前はどうして誰かさんのようになれないのだ?」という イジメです。通常言うイジメとは少し種類が違う家庭のイジメなのです。 アドラー心理学を柱とする私には「誉める」「叱る」の賞罰教育は、 他者の人格受容という観点から推奨してはいませんが、 モラハラを知る意味では良い例ではないでしょうか。 共依存とモラル・ハラスメントの共通点は、 「(被害者のために)言ってあげている」を頻回に使う点でしょう。 また、共依存との言葉との関連を示唆する内容として 同書のp197 「相手に美徳という手錠をかける」 深層的な心理状態にある人間関係だけでなく、商売などの金銭、また日本の闇社会とも 密接に関連しているのがモラル・ハラスメントの加害者と呼ばれる人間。 相手に美徳(倫理観や道徳)を強要しているケースです。 例えば、日本のトップアイドルでも常にこのような モラル・ハラスメントの加害者に狙われています。 親戚が借金したので、その肩代わりをしろだの、 アダルトビデオに出演しろだの、巧妙に相手を騙すため、 陥れるための罠を貼っているのです。 日本のアイドルや歌手は、親の徹底した「芸能教育」のため、 その親子関係ですら共依存になっているケースもあります。 子供を芸能人にさせたいような父親は自分の子供をもともと 銀行のように考えており、それを密かに心に秘めていた。 自分の子供がどのような不幸になろうとも それが自分ではないので仕方無いと諦められる。 そして、その子供は親の愛を信じて疑わない。 また、同書のp206にギャンブル依存症の夫婦についても載っています。 共依存との関連が示唆される内容なので、興味があれば一度、 ご一読されてみてはいかがでしょうか。
お礼
東日本大震災についてはテレビの日本人の美徳に対する放送のみであり、 私は自分で直接、現地の人間を見た、聞いた事と相違する部分も多々あります。 美徳は昼に映し、エゴは夜に隠すのが日本の情報社会ですから。 テレビに映らないだけでレイプや殺人など人間のエゴが見事に夜に出た事もあります。 また、原発問題・・・ 単調に日本の美徳で統一させたくないのです。 そのため、コメントは控えさせてください。 権威主義の家庭で育ち、色々な心身の葛藤を経験されて今日に至るわけですね。 本当は、もう少し多くの専門家からの意見を募りたかったのですが、 このようなネット上のトピックには関心がないようでした。 色々勉強となりました。ありがとうございました。