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突出し梁の許容たわみ
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「クレーン梁基準」というのはない(「基準」の字を使うときは、法律で決められている意味)はずで、建築学会の鋼構造設計規準には(「規準」は技術的な指導の意味)、手動で1/500、電動では1/800~1/1200となっているので、この数字のことだと思いますが、 この数字の意味は、 ・梁の傾きが大きいと、レール上を走行できなくなる可能性がある。 ・この程度の剛性を持たせておくと、荷物を釣り上げた時、上下に振動するのを防ぐことができる。 があります。(学会規準には1番目の意味のみ書いてある) 単純に数字の意味のみを言えば、対象となる梁についてのみ考えればよいので、δ(片持ち梁先端)/a≦1/500 です。 δmaxがどこに発生しているかは関係ありません。片持ち梁先端に荷が乗った時の先端のたわみで考えます。 しかし、この数字は両端支持梁を想定していて、片持ち梁にこの数字をそのまま適用してよいものか、はなはだ疑問です。 問題になるのは、荷重点付近(走行サドルがある場所)の梁の傾きなので、その点、片持ち梁は両端支持梁よりずっと不利になるので、前記規準の数分の1のたわみに抑えたほうがよいと思います。
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- foomufoomu
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レールとして使用しないのであれば、梁の傾きは関係なくなるので、機器を釣る点間のたわみの勾配(吊り荷の傾き)で考えるか、たわみの絶対差(mm)で考えればよいのではないでしょうか。 梁の傾きで制限するのは、レールの傾きが大きいとクレーンがスリップして移動できなくなる。という理由によるものですから。
お礼
機器を吊る点間でのたわみの絶対差/機器を釣る点間のスパン≦1/500 になるようにしてみようと思います。 私の拙い説明・少ない情報量にもかかわらず、意図を汲み取り的確にお答えいただき、ありがとうございます。
お礼
回答者さまの仰るとおり、鋼構造設計規準の手動のクレーンのことです。 漢字の意味もお教え下さりありがとうございます。恥ずかしいけれど、後で恥をかかなくて済みます。 今回考えている梁の用途は、機器を吊り上げる際の天秤としての使用です。 レールとして使用しないのですが、横長の機器を複数箇所で吊るので、 たわみが大きいといけないということで、クレーンの規準を使用しようと考えました。 「荷重点」における「傾き」が大切なのですね。難しいですが、その点に注意して考えてみます。 良いアドバイスをありがとうございます。