因数分解して問題のある部分を消してから計算します。
例えば(1)で分母が0になってしまうのは、
x^3 + 1 = (x+1)(x^2-x+1)
と、xが-1に近づくとき、x+1の部分が0に近づくためです。
x^2-x+1 の部分は3に近づくので大丈夫です。
これを消すために、分子も因数分解します。
x^2 -x-2 = (x+1)(x-2)
そうすると、分子・分母にx+1があるので打ち消しあって、
(x^2 -x-2)/(x^3 +1) = (x-2)/(x^2-x+1)
となるので、これの極限を取って、つまり x=-1を代入して、
-3/3=-1
となります。
2、3についても同様です。
2は
A = 2+x
B = 2-x
とおくと、
A^3 - B^3 = (A-B)(A^2+AB+B^2)
と因数分解できます。
A - B = (2+x) - (2-x) = 2x
AB = (2+x) (2-x) = 4 - x^2
のように代入して整理すると、分子は
2x(12+x^2)
になると思います(計算間違いしてるかもしれないので自分で確認してください)。
分母のxと分子のxを約分して、
2(12+x^2) のxが0に近づく極限を求めると、答えは24になるかと思います。
3は分子・分母に
√(1+x) + √(1-x)
をかけます。そうすると分子は2xになるので、分母のxが消えて、結局
2/(√(1+x) + √(1-x)) の極限を求める問題になり、答えは1です。