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日本画に役立つのは

私は美術系の学校に通っているのですが、 今度、絵画コースとデザインコースに分かれます。 私は将来、日本画を学びたいのですが どちらが役に立つと思いますか? 絵画コースは油絵、デザインコースでは基礎を学びます。

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  • moritaroh
  • ベストアンサー率56% (658/1172)
回答No.2

日本画のルーツって、お寺の襖絵(ふすまえ)とか、障壁画とか、そういうものです。 ある意味で、昔の日本の「建築」と一緒に存在していた、空間デザイン的な部分があります。 それと、例えば特有の「間(ま)」であったり、確かに絵画表現ではあるものの、平面構成的な要素が結構高いです。 緻密に描くところ、間を活かしてスーッと消える感じになっていくところ、とか。 典型的な日本画のモチーフという、中世あたりに確立された「花鳥風月」なんかも、自由にモチーフを選べるわけではなく、描く絵の季節に応じて何となく決められていたり、と、結構、暗黙の了解的なルールや制限があったりして、デザインに近い。 そうしたものは、今の日本のグラフィック・デザインなどにも、かなり強い影響を与えていますね。 先々、日本画を学ぶ、としても、素材・技法だけであれば絵画コースでもいいと思いますが、「花鳥風月」的な美意識なども含めて日本画を学びたいのだとすれば、デザインコースの方が、共通点も多いような気がします。 つまり、大学に入った後、さらに先に目指すものが、現代美術的な絵画であれば、絵画コース。 伝統的な美意識などを絵画に反映させたいのであれば、デザインコース、ですかね。 デザインコースで学ぶのが「基礎」っていうのが、何をやるのかわかりませんが、もしも仮に「デッサン」などが中心ならば、日本画受験ではデッサン重視の傾向が高いので、デザインコースでしょうね。

その他の回答 (1)

  • merciusako
  • ベストアンサー率37% (909/2438)
回答No.1

どちらかといえば、絵画コースでしょうが、一部しか役には立たないでしょう。 油絵の具は色を混ぜることができますが、日本画の岩絵の具は原則として混ぜることができません。 岩絵の具は、鉱物などを砕いて作るのですが、砕いた粒子の細かさによって番号が付けられます。 例えば、赤といっても細かさによって何種類も分かれるということです。 で、青を混ぜたいとした場合、同じ粒子の細かさでないと混ざりません。 違う粒子だと、大きい粒子の方が沈んでしまうからです。 細かい粒子の色を塗っておいて、その上から粗い粒子の色を重ねて、あるいはその逆で下の色との兼ね合いで色を出す、という作画方法になります。 従って、絵の具の使い方、表現の仕方が油絵とはまったく異なりますから、その部分に関しては油絵は役に立たないことになりますね。 まあ、油絵でも日本画でも一見するとデザイン的な作品は多々ありますから、そのような絵画を目指す、というのであれば、案外デザインコースで基礎を学んでもムダにはならないかもしれません。 「日本画」を念頭に置くと、どちらも中途半端なのです。 でもやっぱり絵画コースかな……。

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