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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:「に」という格助詞の説明のしかた)

「に」という格助詞の使い方について

このQ&Aのポイント
  • 「に」という格助詞の使い方について説明してください。
  • 「に」という格助詞は、後に続く文の情況を保有する人やものを表します。
  • 既存の説明方法に加えて、新しい説明方法を提案することもできます。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.20

#18です。 格の役割をめぐっての5つの視角についてもう少し説明を加えてみます。 1) 展叙力ないし再展叙力…叙述内容 当人の主観的表現(モドゥスModus 言表態度)「春(体言)+だ(断定)+!(表明)」を、相手に伝える際の記述的な客観的表現(ディクトゥムDictum 言表事態)に進める場合には、体言「春」に展叙(望ましい叙述への誘導)のための格助詞の選択が求められます。その格の付き具合によって、述部は変化を果たします。【格範疇】 春が来る。(主格) 春を呼ぶ。(対格) 春になる。(位格) 春に魅かれる。(与格) 春に遊ぶ。(補格) 2)統叙からの対象割振り力…主題役割(theta role) 格に誘導される述部においても、モドゥス(当人の主観的表現)が体言だけでなく動きや情態などの用言である場合には、その意味対象としての主題をその役割において逆指名する力が働くとも言えます。そこには必須の格(根幹形成の補充成分)と任意の格(付加的修飾成分)の差異もあり、それはまた展叙の強弱とも相関すると思われる。【意味範疇】 来る。…動作主、場所 春が←来る(動作主) 山に←来る(場所) 「彼に 彼女が できた。」 動作主  対象  作る(得る)  「彼が 女友達を 作った」 「おまえに 何が できる。」 動作主  対象 可能  「おまえに何ができるか。」 <ニ格の主語形> 「弟に 子供が 生まれた。」 受益者 対象 出産(得る) 「弟が 子供を 儲けた」 3)係助詞との陳述に向かう力…題目提示・題説表明 体言の表意の展開誘導(格範疇)と、用言の意味の収束(意味範疇)において成された意味内容である言表事態(ディクトゥム)を、更に言表態度(モドゥス)において取り込んで係助詞での題目提示やモダリティを付加した陳述(終結語句やイントネーション)の形で締めくくる─それによって全体として題説表明を構文として完了させる。【統語範疇】 4)事態や聞き手に対するムード…叙述・言表態度 ただ言表事態(ディクトゥム)だけの文であっても、そこには何らかの言表態度(モドゥス)が内芯にあるものであり、ましては題目提示やモダリティ(事態のムード1と聞き手へのムード2)で外包され陳述がなされた構文においては、その格文法の問題には「人物存在性」を基底におく、いわゆる「言語仮定説」の視野が欠かせないと思われます。 「(一)言語を物としてではなく行為として捉える。行為は過程である。(二)また客体的な概念過程を経た語が詞、主体的な「心の声」が辞(助動詞、助詞、感動詞、接続詞まで含む)であり、両者は非連続である。」(徳田正信「時枝誠記の言語過程説とはどんな考え方か?」) 参考:川島正平「言語過程説とは何か?」 http://www2.tbb.t-com.ne.jp/kawashou18/nanika.html 5)授受表現・尊敬語化・再帰代名詞化などへの進展 ・文の成分としてのヴォイス(態:能動と受動)の交替とそれに伴う格形式の交替における構文上での同義性と差異の発生の問題。 ・単動詞と複合動詞での格交替や、動詞の形容詞化に連動しての格支配の移行ないし揺らぎの問題。 例)犬が人を咬む→人に咬み付く。水が飲みたい⇔水を飲みたい。 ・授受動詞が支配する格の二重性。 例)彼は  息子に  小遣いを やった。  動作主 相手&着点  起点  授受動詞 ・敬語化とニ格の関係、その変化など。 例)<彼に>彼女がおありになる。(所有文)   ニ格主語 ↓↑ 彼に<彼女が>おいでになる。(存在文)      ガ格主語 格助詞をめぐる問題点はまだまだあるでしょうが、いずれにせよ、国語辞書あたりの記述で説明が着く筋合いのものでもないし、その都度かってに自前の説明の披瀝で納得がいくレベルのものでもないでしょう。

OKAT
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。レベルの高い言語学的アプローチが受けいれ不能のまま、他の回答も続かなくなったので、これにて締め切りたいと思います。「辞書レベル」で論じるには、荷が重かったのかも知れません。  色々な面で教えられる所の多かった、kine-oreさんの回答を、ベストエイトに選びました。他の回答者の皆さん、ご諒承ください。

その他の回答 (19)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.9

六例とも『広辞苑』の「に」格助詞の2「所•方角を指定する」に当たりますから、記述の説明で十分だと思います。

OKAT
質問者

補足

所・方角を指定する。 河上のゆつ岩群<に>草むさず。今宵君いかなる里の月を見て都<に>誰を思ひ出づらむ。家<に>いる。北<に>いる。夢に現れる。(広辞苑より)  この内、「方角」は関係なさそうですが、例文の「彼」「弟」「茶碗」「犬」「おまえ」「柱」は、どうして「所」と言えるのですか。

  • fxq11011
  • ベストアンサー率11% (379/3170)
回答No.8

俗にいう、て、に、を、は、助詞の最難関、あまり責任持てませんが・・。 確か格助詞・目的格 彼に、(どうした?)、できた、彼女が。 弟に、(どうした?)、生まれた、子供が。 動詞の目的、人、場所、その他・・・。 できた、何が、どこで、どこに、どうして、いつ、・・・・?。 ?=彼に

OKAT
質問者

補足

確かに最難関なので、質問したのですが、ご回答の内容がよく分かりません。理解力がなくて申し訳ありません。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.7

#2です。 >「庭―池がある」の「庭」に「彼」をあて「彼女がーできる」という事物(=情況)が出現するというということですね。言い換えれば、庭が池を保有すると言うことですね。 : 大体そうなのですが、 「庭に池がある」⇒「庭に池が存在する」 「彼に彼女ができた」⇒「彼という場所に彼女が出現した」 のようにお考えいただければ、と思います。 (「できる」という状態で)という箇所はあくまで注釈であり、「出現」の中身(同じもの)を示しています。  a.彼という場所<に>彼女が出現した。  b.弟という場所<に>子供が出現した。  c.茶碗<に>ヒビが出現した。  d.犬<に>さかりが出現した。  e.おまえという範囲<に>何が出現するのか?  f.柱<に>歪みが出現した。 のような感じ。 さて、せっかくですので、若干の補足をさせてください。 1. 対象とは何か、について。 : 「に」の意味として、 6 動作・作用の行われる対象・相手を表す。「人―よくかみつく犬」「友人―伝える」 というのがあります。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/166083/m1u/%E3%81%AB/ この6の用法は、「対象・相手」に対して直接的な作用を意志的に及ぼす場合ではないか、と個人的には考えます。 例文の動詞は意志動詞ではないため、対象という用法には該当しないように思う、ということです。 2. 「場所」で発生すること、について。 : 大辞林では、 (2)場所・範囲を指定する。 「アパート-住む」 「空-星がまたたく」 と、一項目の説明よりないが、 http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?search=%E3%81%AB&match=exact&itemid=DJR_ni_-150 大辞泉では、 1 動作・作用の行われる時・場所を表す。「三時―間に合わせる」「紙上―発表する」 2 人・事物の存在や出現する場所を表す。「庭―池がある」「右―見えるのが国会議事堂です」 のように、「動作・作用の行われる時・場所」と「人・事物の存在や出現する場所」を分けて考えている。≪後者は、「人・事物の存在や(状態の)出現する場所」のように注釈すれば、なお分かりやすくなるかと思う≫ この意義を認めると解釈しやすくなるのではないでしょうか。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/166083/m1u/%E3%81%AB/ 「茶碗<に>ヒビがはいった」の場合、たしかに1の用法と考えることも可能ですが、「(ひびが)入るという行為が行われた」よりも「(ひびが)出現した」と捉えるほうが自然ではないだろうか、ということ。 1と2から、 ・「対象」及び「(行為が)行われる場所」という用法の場合⇒意志動詞。 ・「(状態が)出現する場所」という用法の場合⇒無意志動詞。 と考えることができるように思います。(ような気がします、と言い改めておきましょう) 所在と場所(または、人と場所)で分けるよりは、意味があるように思うのです。 分けてはいけないということはないでしょうし、また、あえて反対はしませんが、いずれせよ、意志・無意志の要素を取り入れないと、日本語のニュアンスとしては伝わりづらいんじゃないでしょうかね。 まあ、例によって素人の感覚的見解にすぎないのですが・・・。    3.  e.おまえ<に>何ができる。 に関しては、若干、迷うところです。 前回回答のように、  e.おまえという範囲<に>何が(、「できる」という状態で)出現するのか? という解釈で良いとは思いますが、もうひとつの可能性としては、上記辞書の、 11 比較・割合の基準や、比較の対象を表す。 という用法でしょうね。  e.おまえを基準に考えた場合、何ができることになるのか。 といったニュアンス。 たとえば、「わたしの場合、他の人とは異なり、ジャンプができます」のような返答を想定すれば、「基準」の意味が多少、伝わるかと思います。 「わたしを基準にした場合、他の人とは異なり、ジャンプができる」といったニュアンス。       

OKAT
質問者

補足

 e.について、悩ませて申し訳ありません。これは、気まぐれ的に加えたものです。例文のグループからはずしてもらって結構です。ある以上は全部説明できなければ、という気構えなら、それも有り難いのですが。  今、現在は、「(状態が)出現する場所」という説明で統一されているので、それはそれとして受け取っておきます。他の回答者の方々から支持されるようなら、ここでの統一見解となるかも知れません。 

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.6

(よく使う格助詞の用法一覧「に」)で検索してください。解り易いです。

OKAT
質問者

補足

 これはPDF文書ですか。できればURLを教えてください。

  • 1311tobi
  • ベストアンサー率49% (84/169)
回答No.5

 相当微妙ですね。助詞の話は当方の手に余ることは承知のうえで、参加します。  昨晩、下記のように考えたのですが、どうやらNo.4とほぼ同じことをグジグジ考えただけって気がしますorz。これだから、助詞の話は……。  ただ、a.とe.を分ける必要があるのか、当方にはピンと来ません。  当方も基本的に〈1.(辞書などの)既述の説明で十分である〉と考えます。  No.2の回答で説明できている気もしますが、疑問が残るのであえて違う考え方を。 『大辞泉』の〈2 人・事物の存在や出現する場所を表す〉(以下「場所」と書きます)を本線と考えましたが、〈6 動作・作用の行われる対象・相手を表す〉(以下「対象」と書きます)のような気もして……。  a.彼<に>彼女ができた。  b.弟<に>子供が生まれた。  c.茶碗<に>ヒビがはいった。  d.犬<に>さかりがついた。  e.おまえ<に>何ができる。  f.柱<に>歪みが出た。  まず、c.とf.は外しませんか。  これは「場所」でしょう。少し変形するとはっきりするような。  c.’ 茶碗の縁の部分<に>ヒビがはいった。  f.’ 柱の上端部<に>歪みが出た。    こういう考え方をすると、下記も同類にしていいかもしれません。b.はa.と同様と思うので、とりあえす外します。  b.’ 弟の家<に>子供が生まれた。  仮にここまでは場所とします。  残りが何になるのか。  a.彼<に>彼女ができた。  d.犬<に>さかりがついた。  e.おまえ<に>何ができる。  このうち〈d.犬<に>さかりがついた〉はかなり特殊です。「さかり」という物体が「つく」のではなく「さかりがつく」という慣用句ですから。「つけられた」と受身にできないことがどう関係するのか……。 「さかりがつく」は「対象」でしょうが、「つく」は「場所」のときと「対象」のときがあります。法則性があるのかないのか。    交差点<に>信号がついた→場所  壁<に>シミがついた→場所  服<に>シミがついた→??  新製品<に>クレームがついた→対象  容疑者<に>尾行がついた→対象  ここで「娘<に>悪い虫がついた(対象)」を考えるとさらに訳がわからなくなります。  a.とe.も同様と思うので、とりあえずa.について考えます。  彼<に>転機が訪れた→対象  彼<に>転機が来た→対象  北海道<に>春が訪れた→場所  北海道<に>春が来た→場所    こう考えると、「彼に彼女ができた」も「対象」に思えてきます。  極論すると「場所」と「対象」の違いは、「○○に」の部分のイメージ(主として「場所」を示すか否か)だけって気がします。そう考えると、「彼に彼女ができた」は「対象」でしょう。  a.彼<に>彼女ができた→対象  a.’ 交差点<に>信号ができた→場所  e.おまえ<に>何ができる→対象  e.’ あの空き地<に>何ができる→場所  そう考えると、下記のようになる気がしてきます。  b.弟<に>子供が生まれた→対象  b.’ 弟の家<に>子供が生まれた→場所  下記あたりは何がなんだか(泣)。   花畑に蝶が群がった→場所   花に蝶が群がった→対象?  助詞に関しては、『大辞泉』にはのっていない用法も多い気がします。文法辞典(このあたりをどこまで参照するかは考えどころ)を別にすれば、下記の「ハ」は『明鏡国語辞典』と『国語大辞典』(『日本国語大辞典』だろうか?)に記載があったそうです。 「モ」に関しては、『goo類語辞典』で見つけました。  スレズレなので、リンクを張るだけにします。 【よくある誤用30──知恵袋の定番5 「東京は浅草にやってきました」の「は」 「夜もふけてまいりました」の「も」  「博士{の/が}愛した数式」】 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n128881

OKAT
質問者

補足

>昨晩、下記のように考えたのですが、どうやらNo.4とほぼ同じことをグジグジ考えただけって気がしますorz。 わたしは、No.4の方の書かれたことが、はっきり分からず困っているので、同じことをお考えなら、少しご指導をお願いします。「位格補足語」から分からないのですから。 >〈6 動作・作用の行われる対象・相手を表す〉(以下「対象」と書きます)のような気もして……。  回答者が迷わないでください。質問者の立つ瀬がありません。 >「さかり」という物体が「つく」のではなく「さかりがつく」という慣用句ですから。  なるほどそうですね。しかし、それならなぜ「信号がついた」「シミがついた」を論じる必要があるのですか。  この二つを例文に付け加えることで、「対象」を強調したかったのですか。 >「つけられた」と受身にできないことがどう関係するのか……。  この例文、意識しなかったのですが、全部受け身になりません。 >彼<に>転機が訪れた→対象 彼<に>転機が来た→対象 北海道<に>春が訪れた→場所 北海道<に>春が来た→場所  これ北海道と彼を入れ替えても言えるんじゃありませんか。ということは、「北海道」というイメージで「場所」、「彼」というイメージで「対象」となるのですか。 >a.彼<に>彼女ができた→対象  「対象」の初歩的な例が「電車に乗る」。「乗る」という動作の対象が「電車」であり、素直に納得します。しかし、「できる」という動作の対象が「彼」とは?です。……というようなことを考えているうち、ふと思い当たりました。「おまえに、何ができるか」という例文に、違和感を持っていたのですが、その理由は「疑問文」だからではなく、「できる」という語には少なくとも2種類あることに思い当たりました。  「彼に彼女ができた」も実は、他の質問者の中にあったのを拝借したものです。「恋人ができた」の方がいくらかましな文ですが、それはさておいて、この「できる」は自然発生的な「出来る」でまさしく出来(しゅったい)する感じ。自然発生は言い過ぎですが、作ろうとして出来たのではないニュアンスがあります。(「信号が出来た」も「子供ができた」も同類)それに対して「何ができるか」の「できる」は能力を表す意味で、はっきり「対象」を「ーが」の形で示します。「スキーができる」。  しかし、いずれの「できる」であっても「ーに」で表されるような「対象」はありません。 いつもやり取りをしている相手なので、つい気を許して失礼な言辞があったかも知れませんが、ご寛容のほどを。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

2.新しい説明方法を提案する。  : 別に新しくない定説ですが、他(1や3)の選択肢ではないので。 group1.所在系 1)位格補足語(誰に?)…彼に、弟に、犬に 彼<に>彼女ができた。 弟<に>子供が生まれた。 犬<に>さかりがついた。 2)場所格補足語(何処で?/どこに?)…茶碗に、柱に 茶碗<に>ヒビがはいった。 柱<に>歪みが出た。 group2.使役・被使役系 1)能動格補足語(誰に・何が?)…おまえに、何が おまえ<に>何ができる。 参照: 小池清治「現代日本語文法入門」(ちくま学芸文庫) 「VIII 主語とは 1 叙部の構造─補足語の種類─」(156-161頁)

OKAT
質問者

補足

現在のところ、字面からはお答えの意味が分かりません。検討して後、改めてお礼等申し述べます。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.3

#2です。 訂正があります。 × 大辞泉の分類に従うならば、上記 e 以外は、 ○ 大辞泉の分類に従うならば、 考えを変えた際に訂正し忘れた箇所です。   

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.2

(ア) 基本的には、 1.(辞書などの)既述の説明で十分である。 というスタンスを取ります。  a.彼<に>彼女ができた。  b.弟<に>子供が生まれた。  c.茶碗<に>ヒビがはいった。  d.犬<に>さかりがついた。  e.おまえ<に>何ができる。  f.柱<に>歪みが出た。 大辞泉の分類に従うならば、上記 e 以外は、 2 人・事物の存在や出現する場所を表す。 という用法に解釈して良いのではないか、と思います。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/166083/m1u/%E3%81%AB/ この辞書解釈として、2つの要点を挙げさせていただきます。 まず、「人・事物の存在する場所を表す。または、人・事物の出現する場所を表す。」のように分けて考える。 次に、「彼=彼の守備範囲」「弟=弟の守備範囲」「お前=お前の守備範囲」のように、一個人ではなく、あくまで「範囲・場所」として捉える。 生物に対して「場所」という概念を適用するのは違和感を覚えるかもしれませんが、「彼に幸運が舞い降りた」などのような使い方は一般的にされていると思います。 以上の要点に則って次のように解釈します。 読点の位置にもご留意ください。  a.彼という場所<に>彼女が、「できる」という状態で出現した。  b.弟という場所<に>子供が、「生まれる」という状態で出現した。  c.茶碗<に>ヒビが、「はいる」という状態で出現した。  d.犬<に>さかりが、「つく」という状態で出現した。  e.おまえという範囲<に>何が、「できる」という状態で出現するのか?  f.柱<に>歪みが、「出る」という状態で出現した。 (イ) 『この「に」は、後に続く文「~が~する」が表す情況を保有する、人やものを表す』 というご見解も一概に否定はしません。 むしろ、解釈としてはわかりやすい場合もあるでしょう。 文意を正確に把握できさえすれば良いわけなので、多様な視点のあるほうが好ましいでしょうし、大いに意義のあるご見解だと思います。  a.彼女ができた、という情況を保有する彼。  b.子供が生まれた、という情況を保有する弟。  c.ヒビがはいった、という情況を保有する茶碗。  d.さかりがついた、という情況を保有する犬。  e.何ができる、という情況を(問いとして)保有するお前。  f.歪みが出た、という情況を保有する柱。 となりますから、論理的な不整合も生じていないでしょう。 ただ、辞書説明「2 人・事物の存在や出現する場所を表す」の「事物」には「情況」も含まれると考えられますから、「2 人・事物・情況などの存在や出現する場所を表す。」のように捉えることもできそうです。  a.彼という場所<に>彼女が、「できる」という情況で出現した。 のようなニュアンス。     

OKAT
質問者

お礼

分かりました。場所の概念を拡大させて、「庭―池がある」の「庭」に「彼」をあて「彼女がーできる」という事物(=情況)が出現するというということですね。言い換えれば、庭が池を保有すると言うことですね。  うーん、もう少し外の人のご意見を聞いてみましょう。

  • asuncion
  • ベストアンサー率33% (2127/6289)
回答No.1

>動作・作用が行われる<場所>を表す 場所、に限定するからできない場合があるのであって、 もっと抽象的なことば、例えば「対象」を使ってみてはどうでしょう。

OKAT
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。動作・作用の「対象」というのが、ちょっと分かりかねますが、どこかに出ていましたか。恐れ入りますが、もう少し分かるようにご説明ください。

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