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「なにげに」って日本語ですか?
「なにげなく○○する」って普通の日本語だと思うのですが 近年「なにげに○○する」って言葉が市民権をえだして、 今や普通の日本語顔しているのですが、いいのでしょうか? たとえばテストの回答文なんかで使ってもよいのでしょうか? よろしくお教えください
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「何気に」 個人的には、まだ俗語のレベルと感じています。 しかし、一部の辞書が認めてしまいました(「さりげに」も)。 こうなってしまうと、「俗語」とか「誤用」とか決めつけるのは無理でしょう。 積極的に他者にすすめる気もありませんし、自分では当分使う気もありませんが……。 詳しくは下記をご参照ください。 突然ですが問題です【日本語編139】──最近知ったこと5 なにげに/何気に/何げに さりげに 以下は一部の抜粋(重言)。 〈平成23年度「国語に関する世論調査」〉でも取り上げていました。 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2499.html ================引用開始 〈「なにげなくそうした」ということを,「なにげにそうした」と言う〉ことがある人は、28.9%で、ない人が70.3%だったらしい。ほんとかなぁ。もっと多いと思う。ちなみに平成15年度の調査では、23.5%と75.7%だから、約5ポイント「なにげに」と言う人がふえたことになる。ほんとかなぁ。当方が見聞する限りだと、もっと多いと思う。とくに若い世代には相当普及している。 どんなに普及しても誤用は誤用、だと思う。しかし、事態はもっと進んでいるらしい。辞書が採用してしまったら、もうどうにもならない。 ================引用終了 ■Web辞書『大辞泉』から http://kotobank.jp/word/%E4%BD%95%E6%B0%97%E3%81%AB?dic=daijisen&oid=20456800 ================================引用開始 なにげ‐に【何気に】 《「何気ない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》⇒何気ない[補説] ================================引用終了 http://kotobank.jp/word/%E7%84%B6%E3%82%8A%E3%81%92%E3%81%AB?dic=daijisen&oid=20456900 ================================引用開始 さりげ‐に【▽然りげに】 《「さりげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》⇒さりげない[補説] ================================引用終了 ただし、「何気に」は「何気なく」の意味ではなく、「実は」の意味のほうが主流の気がする。先行コメントや↑のリンク先にある『日本語俗語辞書』の[1]から[2]に移行したってこと。 ■『日本語俗語辞書』から http://zokugo-dict.com/21na/nanigeni.htm ================引用開始 何気に 何気にとは、何となく、さりげなく及び、実は、本当はといった形容動詞。 【年代】 1986年 【種類】 若者言葉 なにげにの解説 [1] 何気にとは「何気なく」「何となく」「さりげなく」といった意味で1980年代中頃、若者に使われた言葉である。 [2] 何気にとは「本当は」「実は」といった意味で使用する若者言葉である。 ================引用終了
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- cxe28284
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辞書広辞苑には、「なにげに」何気に 「何気無い」の連用修飾の形として「何気無く」「何気無しに」 というところを、1980年代から、誤って使われ始めた語形。 とでます。わたしも、「何気に」は使いたくないし聞いても落ち着きません。 中途半端な言葉だと思います。 さりげない,さりげなくと云う言葉も、さりげに、といわれたらいやですね。
お礼
その通りですね、ありがとうございました。
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
「なにげに」はもともと首都圏での新方言の形で現われたものが、幾段階かに変容しつつ「ヤッパ」同様に若者言葉としてマスコミも取り上げている段階でしょう。 用いる人ごとに意味が異なっている今の段階では、社会的道義や通念が求められる文書や会社勤めのステージではもちろん、通常での生活用語としても通じない程度の、いかにも意味曖昧な低俗語として忌避されている段階でしょう。 1)何気なげにの省略形 「何気ない」という形容詞を形容動詞に変化させると「何気なげに」となります。 ここでの「…げ…げ」の畳語が冗語として「ウザイ」と感じた関東の若者言葉で「何気に」と転訛したと思われます。 これは、既に若者言葉として全国区になりつつあります。 「この冷酒、ヤッパなにげにおいしくなぇー?」 2)「何気ない」+「然(さ)り気ない」の混同・混合 見た目からはさりげないが、気が付いて見たら、実は意外にというニュアンスへの変化形。 「あの子、何気にオッパイデカくねぇー?」 3)「実は」「本当は」の代用形 2)の「実は意外に」のレベルが強化され、肯定&強調形へと進化中。 「アイツ、なにげにあったまよっくねぇー?」 4)「なまら」「非常に」「すっごく」の代用形 3)からの一層のレベルアップが目下生成中?
お礼
国語的解説ありがとうございました
- bgm38489
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http://zokugo-dict.com/21na/nanigeni.htm によれば、1980年代半ばに生まれた造語、若者言葉とありますね。「何気なく」「なんとなく」という意味から、「本当は」「実は」という意味を表すようになった。 ・お前、成績もいいし、インターハイにも出て何気にスゴイよな ・アソコ、こないだも弟が恐喝にあってるし、何気にヤバいんだって 日本語なんて、造語から生まれたものが多いので、これはいけないという必要もないでしょう。例えば、「きいろい」。これは、「黄色」の造語、つまり、これを形容詞化して「黄色い」としたに過ぎません。他にも造語の形容詞はいっぱいあります。赤い、青い…形容動詞に至っては、漢字の熟語を無理やり造語したようなもんです。偉大だ、などね。 まあ、市民権を得出しただけでは、テストや公式文書に使うのは控えた方がいいでしょうね。俗語辞典ではなく、広辞苑にでも載りだしたら使ってもいいでしょうが。
お礼
ありがとうございました。 お仕事では使わないように気を付けます。
- OKAT
- ベストアンサー率38% (247/639)
本来の「なにげない」は「何という気もない」から来たのでしょうけれど、それとは別に形容詞の中には「いとけない」「あどけない」「しどけない」「ぎこちない」「えげつない」「だらしない」「あらけない」等の「ない」がつくけれど、何を否定しているのか分からないものがあります。これらは否定ではなくて、単にその状態を強めているだけのように見られることから、「なにげない」も特に否定とは考えず、「なにげに」と言い出したのでしょう。 今後もそういう使い方が拡がるのでしょうか。あまり広めてほしい言い方ではありません。
お礼
そうですね。ありがとうございました。
- rimurokku
- ベストアンサー率36% (2407/6660)
若い人の勝手な造語ですね。 特に最近は、言葉を短くする傾向が多いようです。 その様な言葉が将来市民権を得て、通常の言葉として辞書に載る事も有りますが「なにげに」って言葉はまだ市民権を得ていません。 当然ですが、テストや公文書に使う事は今のところ許されません。
お礼
ありがとうございました。
お礼
とても詳しい説明とご自身のお考えありがとうございました。