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日本語の使い方 【まだ始めていますから】

ボランティアで日本語を教えている者です。 生徒さんが作った文章で、間違えの理由を説明できないものがあり困っております。 まだ、【使っています】から片付けないでください。 という感じで【 】内を書かせる問題なのですが、 ↓ まだ、【始めています】から片付けないでください。 という回答が出ました。 おかしいと感じるのは、動詞の性質の問題で《まだ》と《始める》は一緒に使えない言葉なのだろうと予想しているのですが、はっきりとはわかりません。 この文が成立しない理由をどなたか教えていただけないでしょうか。 また、他にも【 】内に入れられない言葉があればお教えください。 よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.3

どうも日本人に対する説明の仕方で、日本人ならこれで分かるだろうという甘えのある説明の仕方だったように思えて、少し気恥ずかしい気がしますが、お礼をありがとうございました。 > まだ友達がきていますから、片付けないでください。  これはまた、何とも悩ましい回答ですね。間違いとは言い切れないけれど、どうも何かおかしいような・・・  私は、それほど厳しく見なくてもいいんではないかという気がします。それだけの文を書けるだけでも大したものだと、むしろ感心するくらいです。  「間違い」 を指摘するのではなく、添削するのであれば、「まだ」 を省いて 「友達がきていますから、片付けないでください」 という文の方がいい、とするかもしれません。あるいは、「友達がきているので、まだ片付けないでください」 というふうに 「まだ」 の位置を変えた方が自然に思える、ということを伝えるかもしれません。  「まだ友達がきていますから」 という表現がどことなく変な気がするのは、その場合の 「まだ」 は 「まだ ・・・ ない」 という否定の要素を含む場合に用いられるのが普通だからかもしれません。  つまり、「まだ友達がきていません」 という文ならすんなりと受け入れられるのですが、「まだ友達がきていますから」 と表現されると、「ん?」 と思ってしまうのです。  副詞の 「まだ」 は、「さらに、もっと」 という意味で用いられる場合があり、その場合には肯定文が続いても不自然に感じません。「まだ大丈夫だよ」 とか 「まだ行ける」 とか。  ところが 「まだ友達がきている」 という文においては、「さらに、もっと」 という用法ではなく、その 「まだ」 は英語の not yet を連想させる用法であるはずです。英語でもそうですが、否定文が続くことを予想させる 「まだ」 です。その 「まだ」 は、本来は 「未完了」 の要素を持つ文脈を予想させる用法であるはずなのに肯定文が続いている、だから奇妙な印象を受けるのだと思います。  その意味では、「まだ始めています」 も、「未完了」 を表現した文ではないので、妙な印象を受けるともいえます。  「友達がきています」 は動作が既に完了して状態が継続している表現です。だから文頭に 「まだ」 という副詞を置くと奇妙な印象を与えます。  括弧の中に表現を入れるという形の 「問題」 を出されると、日本人でも考えてしまいます。中には考えすぎて、妙な表現を作ってしまう人もいるかもしれません。まして日本語を母国語としない人がすこし違和感のある表現を作り上げてしまったとしても、仕方のないことのような気がします。  繰り返しになりますが、「友達がきていますから、片付けないでください」 は間違いとはいえない文ですから、そういう文を思いつくのは大したものだと思います。その上で、「まだ ・・・ ない」 というパターンがあるということを知っていただけたら、なお日本語の表現の仕方が広がるだろうとはいえます。

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.2

「始めていますから片付けないで下さい」 という文自体は、必ずしも間違いとはいえません。 たとえばある宴会が開かれるのかどうか分からない場合、とりあえず準備はしておいたけれども、参加者が集まらなければ宴会を中止することになっている場合などが想定されます。その場合、お店の人が片付けてしまおうと思ってやって来たら、「もう始めてるんですよ。片付けなくて結構です」 と言いたい場合を想像します。 問題の文には、「まだ」 という副詞が冒頭に用いられています。これは英語の still に相当します。 「まだ ・・・ している」 という場合の ・・・ の部分には、その時点で継続中の動作を表す動詞か名詞が入ります。「始める」 という動詞自体は、瞬間的な動作を表現するものであり、状態を表しません。つまり、「始める」 という動作が継続的に行われるという状況は考えにくいということです。 「始めていますから」 という表現では 「始めた結果の状態」 を表現できますが、「まだ」 を頭につけると、「始める」 という行為が継続的に行われているという語感を持ちます。状態ではなく、その動作が持続して行われるという継続の感じを伴います。Begin something and begin other thing and again begin other thing ... という動作の継続を表す表現と 「まだ始める」 という日本語とはなじみません。 なお、「まだ、【使っています】から片付けないでください」 という表記にも問題があるように感じます。「まだ ・・・ している」 というセットで用いられる表現であり、「まだ、」 のように 「まだ」 の後ろに読点を置くのは好ましくないのではないでしょうか。それだと、日本人でも 「まだ」 が独立しているように見えて、間違えてしまう恐れがあるかもしれません。

HaNaNaNoHa
質問者

お礼

回答ありがとうございました。参考になりました。 「まだ」と「始めている」がなじまない理由が理解できました。 考えれば考える程、もう始めているもおかしいんじゃないか?などとも思えてきて混乱していたので、その点も解説いただき助かりました。 まだの後の読点はおかしいねすね。 ご指摘ありがとうございました。 また、トピックに書き漏らしてしまいましたが、他にもおかしな回答がありました。 ・まだ友達がきていますから、片付けないでください。 という文です。遊びに来た友達がまだ家にいますという意味で、文法は間違えではないと思うのですが、何かしっくりきません。 もし違和感の理由がお分かりでしたらこちらもお教えいただけないでしょうか。

回答No.1

「まだ」という意味を正しく理解しているかどうかだと思います。 まだには「継続的に~している最中still ~ing(文例だとI am still using it)」という意味と、「過去から現在にしていないnot yet(I have never started yet.)」の意味があります。 そういった意味ではまだ(始めています)ではおかしいので、少なくとも(始めていません)でないと意味が通りません。 と、いうことでどうでしょうか? これが(食べています)でも(食べていません)でも通じちゃうから困るんだよなぁ(笑)

HaNaNaNoHa
質問者

お礼

回答ありがとうございます。参考になりました。 [まだ]の使い方ですね。 食べていますと動詞の種類が違うんですよね、本当に困ってしまいます(笑)