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量子光学 選択則
電気双極子選択則についての質問です. 以下のような理解で正しいですか? 時間に依存する一次の摂動で求めた遷移確率の行列要素が0のとき,その始状態から終状態の遷移を禁止遷移といい,また行列要素が0でないときを許容遷移とよんでいる. もう1つの質問としては,「許容遷移による自然放出光を蛍光とよび,禁止遷移による自然放出光を燐光とよぶ」と本に書いてあるのですが,禁止遷移でも自然放出光がでるのは行列要素が0ならありえないと思います.それでも燐光というものがあるのは,時間に依存する二次以上の摂動を考えていないためですか?
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禁制遷移/許容遷移という用語は電気双極子遷移(E1)についてだけの言葉ではありません。 電気双極子遷移が禁制か許容かという話をしているのなら電気双極子の行列要素が0かどうかで禁制か、許容かという話になります。 2次以上の摂動(電気4重極子遷移など)で自然放出光が出る事もありますし、同じ1次の摂動でも磁気双極子遷移による遷移もあります。
お礼
よくわかりました. 回答ありがおうとございます.