まず、次のように定義してみます。
直線A:点Pがある直線(y=2x)
直線B:y=x+1
直線C:点Qがある直線(y=ax+b)
点Pは直線A上にあるので、適当にP(3,6)などと決めてしまいましょう。
そして点Pを通り、直線Bに垂直な直線Dの式を求めます。
「互いに垂直となる直線の傾きの積は-1」なので、
直線D:y=-x+d
となり、点Pを通るのですから
6=-3+d よってd=9
直線D:y=-x+9
となります。
次に、直線Dと直線Bの交点Rを求めてみましょう。
直線B:y=x+1・・・(1)
直線D:y=-x+9・・・(2)
(1)+(2)で2y=10 よってy=5 さらにx=4 よって点R(4,5)
点Qの座標は点Pと、直線Bについて線対称であるので、
(点Rのx座標-点Pのx座標)=(点Qのx座標-点Rのx座標)
です。これより、
4-3=Qx-4
Qx=5
点Qは直線D上にあるので、
Qy=-5+9=4
よって点Qの座標は(5,4)となります。
ここまでで点P(3,6)のとき、点Q(5,4)となることがわかりました。・・・(3)
さて、ここで直線Aと直線Bの交点を求めてみましょう。
直線A:y=2x・・・(4)
直線B:y=x+1・・・(5)
(4)-(5)で 0=x-1 よってx=1、y=2となります。
この交点は、点Pの軌跡にも点Qの軌跡にも共通の点であるので、(3)でわかった
点Q(5,4)とこの交点(1,2)を通る直線が、点Qの軌跡となります。
点Qの軌跡である直線Cは
直線C:y=ax+b
なので、連立方程式をたててみると
2=a+b・・・・(6)
4=5a+b・・・・(7)
となります。(6)-(7)より
-2=-4a よって a=1/2
これにより b=3/2 となりますので、
点Qの軌跡の直線Cは
直線C: y=(1/2)x+(3/2)
となります。
お礼
なるほど。おかげさまで解決できました。 ご丁寧な解説本当にありがとうございました。