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はじまりの概念
この世が無から始まったとします。 では、 その無から初めて生まれた概念は何だと思いますか? 時間でしょうか、 熱でしょうか、 それとも質量でしょうか、 もしくは、そのすべてでしょうか、、 ご意見お聞かせください
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無から初めて生まれた概念について 概念という人間による発想のもと、この質問に答えるのであればその答えは簡単。最初のp-t-mさんの答えで全てが完結していると思います。 ちなみに、 もしrectさんが 「無から最初に生まれたものはなんですか?」 という質問をされていたのであれば、私は「秩序」と答えます。 以下、私の推論をまとめてみました。 「無から生まれるもの」 1.無を形成する秩序 -------- はじめに、「無を形成する」は矛盾を含んだ表現との指摘がありそうではあるが…。 無である以上、無は無であるための秩序を保たねばならない。よって無から最初に生まれたものは「秩序」である。これが一つの答えである。勿論そこには時間というものは存在しない仮定であるから、その概要を時間の中で存在する我々の言葉や概念では表現できるはずもない(だがそのことについての研究はじつに興味深い)。 2.秩序の乱れ -------- しかし、「無を形成する秩序」がそれも含めて初めて「無」であるとすれば、この考察は振り出しに戻る。では、次に考えるのが、「『無』を形成する秩序が、初めて乱れたときに、そこには何が生まれるのか」である。それについて真っ先に頭に浮かぶのは「無を形成する秩序が、初めて乱れたとき」のその「乱れ」自体が「最初に生まれたもの」ではないか、という考えだ。これが一つの答えである。では、「無を形成する秩序」から何故その「乱れ」がおこるのか?この問題は以下にまとめた。 3.外的要因?内的要因? -------- -内的要因- 内的要因は考えられにくい。なぜなら、そもそも無は無であり、要因そのものが存在し得ないからである。が、逆に無であるが故に、もしくは無こそが内的要因そのものなのではないか、との考えも出てくる。頭がこんがらがりそうだが、つまり、「無」が「無」であることが、それを形成している秩序を乱す要因になるなのだ。という推論だ(これを”モトモコモナイ論”と名付けよう)。 -外的要因- 外的要因により、その秩序が乱れたとすれば、その外的要因は何処からやってきたのか?「無」であるはずの場所に外的要因が存在するとすれば、それは「法則」以外に考えられない。この場合の「法則」とはいったい何を指すものなのか。ある物理学者によると、宇宙は今、この瞬間にも何万光年のはやさで広がっているという。そして、広がるのが終わると、次はどんどん狭まり続けるという。そうして最後は「無」になり、またそこから新しい宇宙が広がる。というわけだ。つまり「無から始まる前、無で終わった」という事だ。この繰り返しが一つの法則とすれば、外的要因である「法則」はまさしくこれに該当するのだ。そしてさらに、先に述べた「内的要因」までも、「法則」を内包し得るのだ。「法則」を外的要因ととらえるか、「無」そのものの内的要因ととらえるか、である(モトモコモナイ論はこれ該当するとも言える…)。 この広がる宇宙、狭まる宇宙、無をわかりやすく考えてみよう。電車が走っているとする。50両編成の電車だ(長い!!)。その電車はものすごく早いスピードで踏切にいる我々を横切って行く。1両、2両、3両…、横切っている電車の10両目までを広がる宇宙に例えよう。11両目から20両目は狭まる宇宙だ。そして21両目から30両目までが広がる宇宙。31から40は狭まる宇宙、最後に41から50は広がる宇宙にしよう。「無」はどこかって?それは狭まる宇宙の車両と広がる宇宙の車両の境目にある’らしい’。が、当然「無」というものは目に見えない。時間だってないから電車に割り当てる箇所も必要ない。車両のつなぎ目の何処を探しても、我々に「無」を認識させるものは何も見つからないはずである。実際にはその電車はおそらく永遠に続く車両を持っている。 我々の目の前を、広、狭を繰り返しながら通り抜けて行くのだ。(これらはあくまで「法則」=宇宙の、広がりと狭まりと無の関係 を分かりやすくするために用いた例えであって、多少の曖昧な点は無視していただきたい) 4.無ではないもの ”2”で述べた内容から、 あなたがもし「無を形成する秩序が初めて乱れた時点までが、今回のキーポイントである「無」をさすのである」というのであれば、またまた振り出しに戻ってしまうのである(まるで悪戯にプレーヤーを熱くする双六のようだ)。 「秩序が乱れる」-「無が無でなくなる」-「無ではないもの」、それは何??もし「無以外のものは何と表現するのか?」という質問があれば「有」と答えるだろう。だがそれは人間が、もしくはこの言語を使用している日本人の概念から導きだされる答えだ。 この概念を捨て去った迷路の様な考察は、はたして成立するのであろうか?この考えはここでは先に進めるのはよしておこう。目の前には巨大で深い穴がぽっかりと口を開けているが、残念ながら今の自分は飛び込む精神力を持ち合わせていない。 5.最後に -------- ここまでの考察は「無から最初に生まれたものはなんですか?」との課題に精一杯答えた内容である。実際には”1”で完結しているはずなのだが、どんどんつついていく事により、全4編に渡るものとなった。だが全ての論は、突き詰める前の段階で挫折している。このとても高度な主題に、一介の凡人が答えを出せるはずもなく、中途半端な推論となったのはお詫びをせざるをえない。ここでキーボードをとめることにする。 おわり
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- sowow
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これは基本的に、いくら考えても答えは出ない問題だと思いますが・・。 でも予想(妄想?)なら可能ですよね。 僕はこの世は「概念」と呼べるものから始まったとは思いません。 世界をはじめ、全てのものは、「かなり気まぐれでテキトーな何か」の中にすこしの間、形を持つ秩序のようなものじゃないでしょうか。 そのかなり気まぐれでテキトーな何かが最初です。 それが何かはわかりません。 そこに秩序を保とうとするプログラム的なものが入れられたか、自然に出来ちゃったかして全てが始まったんでしょう。 また、 世界は単に「玩具」なのかもしれません。 もちろん想像不可能なほど高度な・・・ だとしたら、熱、時間、質量は同時につくられたと思いますが・・・。 まーそれも僕らがそう感じているだけで、そんな区別も間違ってるんでしょうが。 じゃ、その玩具で遊んでいる者達の世界はどーなんだと言われたらお手上げです。 あと「時間」はあくまでも僕らや生き物や宇宙自身が持ってるものであって、「下地」ではないとも思います。
- ranx
- ベストアンサー率24% (357/1463)
時間があっても、時間を認識するものがいなければ、時間の概念はありません。 熱があっても、熱を認識するものがいなければ、熱の概念はありません。 概念が生まれるためには、それを認識するものが必要です。 さらに、動物が餌を認識したとしても、その動物が餌の概念を持ったとは言えません。 この餌とあの餌と・・・がすべて「餌」という共通の性質を持つということが認識されて、 はじめて餌の概念が成立します。 つまり、概念は対象があり、対象を一般的に捉える能力があって、はじめて成立します。 「無」からは生まれません。
- kissxkiss
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>その無から初めて生まれた概念は何だと思いますか? >時間、熱、質量 上記の中から選ぶとするなら『時間』です。 人間が生まれてから死ぬまでを捉えるとすると 【無】⇒【有】⇒【無】 これは時間の経過があればこそだと思いますので。 時間が止まれば考えることもなく、歳をとるも無く、動くこともありませんよね。 熱は時間が経てば冷めます。暖めるのにも時間がかかります。 質量は...。時間が経てば何かに変化します?? (元々有ったことになるよなぁ...。)(^^; 全ては『時間』が解決してくれます。。
- Columbo21
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>その無から初めて生まれた概念は何だと思いますか? 揚げ足を取るつもりはありませんが、無は無でしょう? 噛み砕いて言えば、『無』の中には人間もいないのだから、何であれ『概念』などという『人為』の産物が生まれるわけもないでしょう。 何かが生まれたとしても、当然人智を超えたものなのだから、人間にはイメージできないのではありませんか?
- welovekobe
- ベストアンサー率42% (38/90)
無から有が生じることはあり得ません。 ましてや、無から概念が生じることは無いです。 最近の科学者がいろいろこじつけているみたいですが、 何も無いところから、何かが生じることは あり得ないのです。 それを認めたら、原因と結果の大原則がくずれてしまうのですね。 そうだとすると・・・ 何も無いとき、そこには、宇宙を創造した神様ご自身しか 存在していなかったことになります。 では神様がなぜこの宇宙を創造せざるを得なかったので ありましょうか? それは、神様は愛する対象を必要としたからです。 喜びの対象を必要としたからです。 全知全能と言われる神様も、一人で愛すること、 喜ぶことはできないでしょう? ですから、初めて生まれた「概念」などないのです。 神様の意志が存在しない宇宙の最初に、「概念」が あるはずがないでしょう?? 何らかの意志なくして、「概念」という概念は無いです。 だから、「概念」は最初からあったんですよ。 神様ご自身の中にです。 それを、敢えて「初めて生まれた概念」と 言うのなら、それは、「愛」と「喜び」だと言えます。 しかし、哀しいかな、人間始祖が神様の願いに反して堕落して しまったので、この世は、偽りの愛と悲しみの世界と 化してしまったのですが・・・ これ以上の話は、このご質問の主旨から外れるので、 この辺で終わりますね。 ではでは。
- kinutani
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私自身は「無」を完全なる静と捕らえています。 ということで、「動」になるのではないかと思います。 ・・・というような答えはいかがでしょうか?
お礼
有=動ということですね。参考になります
- p-t-m
- ベストアンサー率17% (6/35)
何もない状態からの初めての概念でしたら、やはり、「有」という概念。つまり「存在する」という概念ではないかと思います。 何かが「有」ることから全てのものが生まれてきたのではないでしょうか。 …こんな回答でよろしいでしょうか?
お礼
無から生まれるものは有しかない。私もそうだと思うのですが、そう簡単に片付けられるものでも内容な気もします。参考になりましたありがとうございました
お礼
参考になります。 元々この質問を出したきかっけは、世の中の本質を掘り下げていくとそこには何が残るのだろう、という疑問でした。 まぁ、最後が無になる、という前提でしたけどね。