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それなのに、と それにもかかわらずの用法の違い。

中国で教えています。それなのに と それにもかかわらず がどう違うか教えてください。例文では何となくわかるのですが、文法的にどう説明すればいいのでしょうか。

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  • hyoutou
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回答No.3

#2の方と同じく、意味の問題ではなく、用法の問題だと思います。(別にsusiemskさんが意味の問題だと主張しているわけではありませんが。)ですから、文法的に分割しても、そこに違いを派生させている要因を見出す事はできないと思われます。 ので、 二つの語の用法の違い、すなわち それなのに=口語的 それにもかかわらず=文語的 を、 >どう説明すればいいのでしょうか。 という事について意見を述べさせて頂きます。 susiemskさんは中国で教えてらっしゃるんですよね? でしたら、「それにもかかわらず」の「かかわらず」という部分に注目して説明されてはいかがでしょうか? というのも、「かかわらず」というのは、もともと「不拘=拘ラズ」という漢文的表現だと思われるからです。 susiemskさんが日本出身、あるいは日本で教育を受けた方ならば以下の説明は蛇足になりますが、日本ではある時期まで中国の文学・歴史・思想などを当時の中国語を読み下した「漢文」というもので受容し、公的な文書はこの「漢文」で書かれていました。そのため、この漢文の読み下しから発生した日本語は、多分に「カタイ」表現として使われる傾向があります。 ですから「それにもかかわらず」という語は「拘らず」という漢語調に引っ張られて文語的な場面で用いられる。一方、「それなのに」という語は「それ」を除いて全て助動詞・助詞によって構成されているため、口語的な場面で用いられる、と、このような説明が可能かと思います。 ちなみに当方は中国文学あるいは漢文学の専門家ではありません。あくまで教授方法の提案ですので、「拘らず」が本当に漢文から受容された言葉なのかどうか、不安でしたらご確認をとることをお薦めします。

susiemsk
質問者

お礼

ありがとうございます。簡単明瞭ですね。口語的か文語的かでまず見極めます。不拘という漢文からきているということは、私の生徒は理解できるということです。 私は英語の教師です。日本語の方はまだまだです。日本人ですから、ネイティブの日本語だ!と重宝がられていますが、私には特に文法の説明ができません。文化、思想面を中心に授業をしています。中国語は一切使っていません。

その他の回答 (4)

  • gekkamuka
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回答No.5

>文法的にどう説明すればいいのでしょうか。 1.それなのに(それだのに)  指示代名詞「それ」+助動詞「だ」の連体形「な」+接続助詞「のに」  「其、夫(それ)」…話し手にとって、聞き手に直接係わる「それ」である場合は不平不満や文句の意が込められるし、第三者に関する「それ」である場合は、聞き手に対する話し手の愚痴や苦情の訴えのニュアンスとなる。  事物を断定する助動詞「だ」の終止形「だ」または連体形「な」と、予期した事と反対の事柄が起こったことを示す逆接の接続助詞「のに」…期待・予想・伝聞情報など、あくまでも話し手の主観性が強い事柄と反対の事柄が起こったというトーンが主となる。  2.それにもかかわらず  指示代名詞「それ」+対象を指定する格助詞「にも」+動詞「かかわる」+確信的な打ち消しの意を持つ助動詞「ず」  「其、夫(それ)」…話し手にとってのみならず、記述された契約文書などでの客体的表現としての含みも、後の接続詞との関係から加わってしまう。  「にもかかわらず」…まとまった形で接続詞となっており、そこには何らかの理由や条件など、一定の約束や論理性などを含んだ事柄が実行されなかったという逆接の側面をも持っているのではないでしょうか。  少し文法を意識した形で考えて見ました。ただ、私自身は殆どそんな区別意識などなく、「それなのに」は会話を主に話者の主観的な意識の反映の色合いで、「それにもかかわらず」の方は一定に筋道を立てた文章などに限って使うだろうか…程度の意識でしたので、今回のご質問は吾に振り返って勉強になった思いです。

  • tennnou
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回答No.4

私は、日中対比で考察してみました(汗)。 『強調連接語』と『重複強調連接語』に分別可能です。以下、 >それなのに 意味; そうなのに。 そのようなのに。 用例; そうなのに謝った。 →悪くないのに(=それなのに)謝った。 そのようなのに行かなかった。→楽しそうなのに(=そのようなのに)行かなかった。 中文; 尽jin3管guan3那na4様yang4・・・但dan4是shi4 /然ran2而er2 雖sui1然那様・・・可ke3是/但是 >それにもかかわらず 意味; ・・・にかまわず・・・した(日本古来の言い方)。 ・・・であるのに・・・した(日本古来の言い方)。 ・・・に関係なく・・・した。 ・・・にも関係なく・・・した。 用例; それにもかかわらず行った。→熱があるにも拘わらず(=にもかまわず)行った。 それであるのに眠った。→日暮れ前に拘わらず(=であるのに)眠った。 それに拘わらず結婚した。 →反対に拘わらず(=に関係なく)結婚した。 それにも拘わらず外出した。 →熱にも拘わらず(=にも関係なく)外出した。 中文; 不bu4論lun4那様・・・都dou1/総zong3 不管那様・・・都 不拘ju1那様・・・都 尽管那様・・・還hai2是 雖然那様・・・但是 以上、全ての例文に於いては、日中両方とも言い換え・置き換えが可能ですね(汗)。 「それなのに」と「それにもかかわらず」は意味の上では全く同じで、強調言葉です。 「それにもかかわらず」は「それなのに」を強調するために中国語でも使用している「拘わらず=不拘」を更に附加したに過ぎないと思います。 話者の都合で使い分けることが可能な言葉ですね。 文法的に説明するのであれば、単純に『重複強調語』でも良いと思います。 『拘わらず』はたぶん日本古来の言語ではなく、近代になってから日本語へ取り込まれた言語ではないでしょうか(私見)。

  • yoyoman
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回答No.2

ごめんなさい、専門家ではありません。 意味の違いではなく、用途の違いではないですか。 「それなのに」は「それにもかかわらず」より一般的な言い方で、 会話表現では主にこちらを使う。 「それにもかかわらず」は「それなのに」よりやや硬い表現で、 文章表現などに主に使う。 それぐらいの違いではないですか? 意味的には違わないと思うので、どちらでもOKだけど、 親しい人との会話で、「それにもかかわらず」と言うと、 ちょっと大げさだから、「それなのに」がいいよ、 ぐらいの説明でいいのかなと思います。

  • kitasan2
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回答No.1

 どちらも同じ意味だと考えていいのではないかと思います。強いて言えば、「それにもかかわらず」の方が意外性の強い強調した表現になるでしょうか。あるいは、少しかしこまった言い方になりますか。  文法的には、どうでしょうか。どちらも接続詞だと考えて良いのでしょうが、「それなのに」はそのまま接続詞に分類し、「それにもかかわらず」の方は、「それ(代名詞)に(格助詞)も(副助詞)かかわら(動詞)ず(助動詞)」の連語とすることもできそうです。だからといって、文法的に意味がどう違うかという答えにはなりませんね。