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”紅葉を帯びる” って使わない表現でしょうか?
紅葉を帯びた山腹に寺の塔が見える。 この中に間違った表現があるらしいんですが、あるとしたら”紅葉を帯びる”かな。。。と私は思っています。ただ、何でだめなのか、本当にそこが間違いなのかがよくわかりません。 「帯びる」を辞書で調べたら、 1:身につける 2:気配、色などを少し含む 3:うけもつ となっていました もしかしたらこの”紅葉を帯びる”の部分ではなく、他の部分かもしれないんですが、お分かりになる方、是非教えてください!
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「紅葉を帯びた山腹」 帯びるの「2:気配、色などを少し含む」場合は、酒気・霊気・赤味などの<気>や<味>といった傾向性表現を伴なったり、水分などを含んだ際に限られるようですから、あえて紅葉を使われるなら「紅葉した」と動詞にするか、実体のある<もみじ>と読ませて「紅葉をまとった」あるいは「紅葉の錦をまとった」と擬人法風にするか、「紅葉が盛んな」「紅葉に染まった」「紅葉に埋まった」といった風に、帯びるを避けたほうが馴染みやすいのではないでしょうか。 「山腹に寺の塔が見える」 場所や位置を指定する格助詞「に」が付いている「山腹」自体の広がりがありすぎるからなのか、その後の「…に寺の塔が見える」がやや不安定に感じます。一面が紅葉の錦のふすま状態の中で、寺の塔だけが黒ずんだ鋭角を天に突き出して好対照であり、際だって見える感じだとすれば「紅葉盛んな山腹に(そこだけ色黒く)寺の塔が窺える」としてみると余りに説明調で面白くも何ともありません。 表現はそれぞれの方の持ち味なので、結局「帯びる」という他動詞ではなく、自動詞や、自動詞にもなる他動詞であった方が、体言への掛かりがスンナリするということなのでしょうか。
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- millennium-man
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紅葉を帯びた山腹に寺の塔が見える。 私はこの文、少しもお かしくないと思います。 ただ考えられるのは「紅葉を帯びた山腹に」の部分で紅葉の読みは「こうよう」と「もみじ」の2通りの読み方があります。多分「もみじ」を帯びたと言った場合はあきらかに間違った表現となります。 「紅葉(こうよう)を帯びる」の「帯びる」の意味をはあなたが辞書で調べられた2番の意味があるのですから問題はありません。
お礼
簡潔でとてもわかりやすかったです。 参考にさせて頂きました。 ありがとうございました!
- papuunojijii
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「紅葉を帯びた木々が立ち並ぶ山腹に寺の塔が見える」が 正解ではないでしょうか。」 >紅葉を帯びた山腹に寺の塔が見える。 「山腹自体が紅葉を帯びている」ことになりゃしませんか。 あまり自信は、ありませんが・・・
お礼
おっしゃられる通りおかしい気もするし。。。考えれば考えるほど分からなくなってきますね。。。 参考にさせていただきます! ご回答ありがとうございました!
- hinebot
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#2です。 少し補足。 >紅葉は「葉の色が赤くかわる現象」を指し、赤い色を指すわけではありません。 >なので、「帯びる」とは繋がらないのだと思います。 要は、紅葉は現象、帯びることも現象なので、 「紅葉を帯びる」では現象を重ねている訳ですね。 あと、「紅葉しはじめた~」という例を出しましたが、この文章なら単に「紅葉した~」でもいいかも知れません。
お礼
とてもわかり易かったです。 おまけに2度にわたってお答えいただきまして。。。 参考になりました。 ありがとうございました!
- hinebot
- ベストアンサー率37% (1123/2963)
紅葉は「葉の色が赤くかわる現象」を指し、赤い色を指すわけではありません。 なので、「帯びる」とは繋がらないのだと思います。 木々が赤みを帯びた山腹に~ または 紅葉しはじめた山腹に~ となるのでは?
- pearl17
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「紅葉を帯びる」は使わないと思います。 「赤みを帯びる」ならば、2の意味で使いますが、 「紅葉」というのは赤くなった葉、もしくは葉が赤くなることですから、「帯びる」という言葉にはあいません。 この文章ならば、 「紅葉しはじめた山腹」という言い方がいいのではないでしょうか。
お礼
簡単でとてもわかり易かったです。 参考にさせて頂きました。 ありがとうございました!
お礼
その場面を想像するなんて考えもしませんでした。 詳しく丁寧に考えて教えてくださり、とても参考になりました。 どうもありがとうございました!