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flow'r と flowerの違い
flow'r と flowerの違いがあまりわからず困ってます。 同じ意味、同じ発音でいいのでしょうか? また、この短縮形はどういう意味合いで使っているのかわからなくて困ってます。
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楽譜の音符の数に音節の数を合わせるためです。カタカナで書きますが flower は「フラウ」「アー」の二つの音符が必要です。「アー」をなくせば音符が一つで済みます。
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- Him-hymn
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flow'rのような表記は、伝統的なリズムで英詩を書くとき使われるものです。 英語の伝統詩には、パターンがあって、たとえば、sonnetと言えば14行の詩なのですが、ただ14行にすればいいのではなく、各行がたとえば弱・強・弱・強・弱・強・弱・強のように弱・強を4回繰り返すみたいなことをするのです。そうするとflowerという語はflowのところが強くerのところが弱いということになりますが、これが実際作ると大変で、少しでも何とかならないかと工夫したのがflow'rの表記と発音で、これはerのところの母音を消して読みます。こうすることで音の調子が整えるときに、どうしてもflowerを一音節で、強く読ませたいみたいなときに、flow'rとすることが認められています。 たとえばedmund Wallerという詩人のOld Ageという詩に、overをo'erと表記している部分があります。(o'erは英詩ではかなりよく使われます) The seas are quiet when the winds give o'er; So calm are we when passions are no more. The弱 seas強 are弱 quiet強弱 when強 the弱 winds強 give弱 o'er強; So弱 calm強 are弱 we強 when弱 passions強弱 are強 no弱 more強. 2行目のSoは本来「強」なのでしょうが、「弱」と見なしています。 ここで、弱・強の組み合わせが5回ずつになっている構造がお分かりいただけると思います。 最初の行のo'erをoverと2音節にしてしまうと、強弱となり、リズムが壊れます。 さらに言えば、o'erとすることで、次の行のmoreと韻を踏んでもいます。overでは韻を踏むことにはなりません。 このように、伝統詩は、リズム、韻などを整えるので、flow'rのようなことをしないと作るのが難しくなるのです。 なお、現代詩で自由旋律であれば、このようなことはありません。ただし、発音通りに表記するという小説や歌詞などでは、もしかするとflow'rというのがあるかもしれません。その場合、音節をそろえるというよりも、発音の問題となりますので、たとえば、I'm gonna stay there. がI'm going to stay there.の代わりに使われる(発音表記)ような類です。しかし、flow'rを詰め表記してもあまり意味のあることではありません。 以上、ご参考になればと思います。
- marbleshit
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英語の詩などでシラブル(音節)数を揃える場合などに使用される技法の一種ですが、 その本質は2音節を縮めて1音節にしたいという、せっかちな省エネ願望の発露です。 無理に縮めたりせず、正規の綴りと同じだと思って発音されて、 何の問題もありません。
お礼
とてもわかりやすく説明していただき、ありがとうございました。