- ベストアンサー
タオルの借りを返しに来ました、、?
洗剤だか柔軟剤だかのTVの宣伝で、北欧系らしい外国の美人が日本語で言います。 「タオルの借りを返しに来ました!」 一瞬、ヤクザのお礼参りの口上かと耳を疑いました。 でも、このTVの宣伝のシナリヲとしては、「借りたタオルを返しに来ました」という意味にしている様です。 文章A:タオルの借りを返しに来ました。 文章B:借りたタオルを返しに来ました。 質問(1):文章A=文章Bなのでしょうか? 質問(2):文章A≠文章Bとお考えの方、では文章Aと文章Bの違いを教えてください。 質問(3):近未来の日本では文章A、文章Bは同じ意味と考える人が大半になるでしょうか?
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1.敬語表現 まず気になるのは「返しに来た」という言葉です。そこには表現を丁寧にする会話の敬語「ます」だけで、「お返しする」という話者の謙譲表現を欠けたままですから。このような「です・ます」で敬語表現が済むというルーズなセンスには、外国人というよりは今どきの若者のタメ口指向と同様のあれれ?を覚えます。 「タオルの借りをお返しに来ました。」であれば、まだそうは気になりませんから。 まともなら「お借りしていたタオルをお返しに上がりました。」あたりでしょう。 2.コロケーションと敬意表現 借りを返す…話者にとってマイナスな事情をイーブンに戻す。 借りた本を返す…図書館などへ返却する。イーブンな表現。 借りていた本を返す…友人などに返す。やや恩恵のニュアンスが籠もる。 お借りしていた本をお返しする…恩恵を受けた相手への敬意表現。 このCF制作側が意図しているのかどうか分かりませんが、外国人のカタコト日本語風に見せて、実は敬意表現の崩落しつつある今日びのタメ口風潮そのものを描き出しているかのように思えてなりません。
その他の回答 (6)
- 108109
- ベストアンサー率31% (117/368)
わざと間違った日本語を外人言わせる、違和感CMをなんでしょう。 上品そうな外人の美人奥さんが「借りを返す」という「ヤクザ言葉」をどこで教え込まれたのか 悪気なく使ってるのが可愛いし面白いな・・・って感想を狙ったんだと思いますよ。 っていうか、真面目に「間違った日本語じゃないかと思う」方がいらっしゃるのに少し驚きました。 ボールド(柔軟剤入り洗剤)は、ずっとこの違和感路線ですよ。私はこの路線、好きです。
お礼
>わざと間違った日本語を外人言わせる、違和感CMをなんでしょう。 そういう確信犯的な意図があるのかもしれませんね。 言語の上級者が言葉遊びをするの否定できませんが、その結果で、一般庶民の言語がおかしくなったりしない事を祈ります。 回答ありがとうございました。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
文の意味としては全く別物になると思います。 文章Aの「タオルの借り」は、「タオルを借りたことの借り」の略になっています。 タオルを貸してもらうという親切行為を受けたこと自体が借りで、それを返しに来たわけですから、タオルを返しに来たという意味には通常なりません。 たとえば、果物とかお菓子とかいった、タオル以外の物をプレゼントすることを意味するのが一般的でしょう。 貸し借り以外でも、たとえば、自転車を直してもらったような場合に「自転車の借りを返しに来ました」などということができます。 自転車を返しにきたわけではなく、自転車を直してもらったという親切に対する返礼です。 というわけで、明らかに誤った文なわけですが、どうも確信犯と言えるような気がします。 おそらくコンセプトは「弾む香り・はじける喜び」とでもいったところでしょう。 「お借りしていたタオルを返しにあがりました」のような正しい敬語は、そのコンセプトから外れてしまうため、あえて不完全な文にしたのだと思います。 この不完全さは、後の「ぽん~~♪」というおどけが不自然にならないようにするための布石にもなっていそうです。 文法よりも笑いの勢いを殺さないほうを選択した結果のように思われます。 映像と一緒に使われているため、このCMの意図が誤解されることはないでしょうが、独立した文だけで使われた場合「借りたタオルを返しにきた」という意味に取る人は、まずいないと思います。(これもシチュエーション次第で通じてしまう場合はあるでしょうが)
お礼
>というわけで、明らかに誤った文なわけですが、どうも確信犯と言えるような気がします。 私も段々とCM製作者の意図がわかってきました。 言語感覚が大変優れたCM製作者だと思います。 CMからこの表現だけが切り取られ、独立して、使われることのないよう祈るばかりです。 回答ありがとうございました。
- cxe28284
- ベストアンサー率21% (932/4336)
日本語としての違和感は大いにあります。質問1にお答えします。 文章A=Bとはおもいません。 例えば、お醤油の借りを返しに来ました。とかバターの借りをかえしにきました。 バス代の借りを返しに来ました。でしたらそんなに違和感を感じません。 借りたものが消耗品だとあまり違和感を感じない。 タオルも消耗品ではありますが使って減るものではありませんよね。 その辺に何か違和感があるようです。 お借りしていたタオル、お借りしたタオル、といいたいですね。 コマーシャルとはいえ、間違った日本語が使われているのは不愉快です。 こんな日本語か公然と使われるから、日本語がおかしくなっていくのだとと思います。 大分前ですが、友人の家を訪問して、お孫さんに大好物のチョコレートをお土産にあげたら 幼稚園年少組の子が「まじすか」というので、私は眼をぱちぱち、返す言葉が見つかりませんでした。
お礼
>こんな日本語か公然と使われるから、日本語がおかしくなっていくのだとと思います。 激しく同意します。 市井で新しい言い回しが開発・普及するのであれば自然の流れですが、巨額の広告宣伝費を使って全国に流布されるCMフィルムで、言語を作ってほしくないですね。 回答ありがとうございました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
質問(1):文章A=文章Bなのでしょうか? いえ、違うと思います。 質問(2):文章A≠文章Bとお考えの方、では文章Aと文章Bの違いを教えてください。 文章A は、金、口利き料、何か便宜を図ってやったこと、という正の場合も、物を壊された、顔を潰された、恥をかかされた、と言った負の場合も、使い、文章Bの方は、物と金のように思います。 質問(3):近未来の日本では文章A、文章Bは同じ意味と考える人が大半になるでしょうか? いえ、今のままのような気がします。未来のことは分かりませんが、この宣伝一つで日本語変化の兆しとは解釈できないように思います。
お礼
回答ありがとうございます。 違いの分かる日本人が大半であることを祈りたいと思います。
- takashi_h
- ベストアンサー率61% (738/1198)
わざとでしょう。 外人さんのたどたどしさと、タオルの「借り」を、貸してもらった時以上のフカフカの状態にして返しに来たという親切な”お礼参り”的な意味を掛けているのだと思いますよ。そう考えれば、武道をやっているのか、テレビや映画で見て覚えたのか、最初の「頼もう!」という道場破りのような変な挨拶も納得できるはずです。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですよね。 態と変な日本語を喋らせているのですよね。 でも、この「変な日本語」を「正しい日本語」と思う人が少なからず出てくるのではないかと要らぬ心配をしてしまいます。
- kamikazek
- ベストアンサー率11% (284/2372)
あのCM わたしも大好きなんです。 「ましゅまろぽん」 毎日のあいさつにつかわせていただいております。 そして あの場合のあの日本語は正しいのです。 あれは正確な日本語よりも 外人さんが日本語を使って お返しするとき もっともらしくて あれでいいと思います。 正しい日本語に徹底的に完全にこだわったら 理解できる日本人なんて 全国の人口の半分以下ですよ。 そこをいうなら まるめて返すのもなんだか・・ 「うち まるめてないのに」ともいえるし、 「タオル3枚なにに使うん。 それくらいないの」ともいえますし。 もっともっというなら どうみても見た目かなりの新品だし 安い洗剤でも あたらしいうちはふかふかするわ ともいえるし。 なににのっけてるん・・それ おぼんやないの ともいえるし・・
お礼
回答ありがとうございます。 あのCMの日本語は正しいのですね。 正しい日本語を理解できる日本人は半分以下であるから、あの日本語が正しいという結論になるのですね。
お礼
>外国人のカタコト日本語風に見せて、実は敬意表現の崩落しつつある今日びのタメ口風潮そのものを描き出している だとすれば相当に言語感覚が研ぎ澄まされている作者ですね。 私など裏にある作者の意図まで読めないもので、素朴に「?」をもってしまいました。 回答ありがとうござました。